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 先行記事の通り、「我が敵」小沢一郎一派ばかりか、「反小沢盟友」仙谷一派からも「菅下ろし」の風が吹き始めたとされる菅直人。それにしても菅直人の無能と無策ぶりは、
 
> 「菅首相は最悪だ。鳩山氏に戻ってもらった方がずっといい」
 
などと言う、究極とも言えるような評価(*1)さえ出て来ている様であるが、報じられるところではその当人の言動は以下の通りである。
 

 

<注釈>

(*1) 「首相として鳩山以下」・・・って事は、ほぼ確実に「戦後最悪の首相」と言うレッテルである。何しろ当ブログでは、鳩山は「外交音痴の安保白痴」であり、「無知無能無学無様無定見無方針無理解無関心且つ優柔不断支離滅裂四分五裂表裏比興朝令暮改朝三暮四遅刻常習厚顔無恥の糸コンニャク男で詐欺野郎」と言う事になっているから、これ以下と言う事は、最早人類で居る事すら難しかろう。無論、鳩山が人類である保証はないのであるが。
 これで「菅斬るべし」「菅直人暗殺計画」は正当化できる? 
 
 
転載開始====================================================================================
「私より人気ある首相に」 菅首相が自虐的エール  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110426/plc11042621560021-n1.htm
2011.4.26 21:54
衆院予算委員会で自民党の小野寺五典氏の質問に対する答弁に臨む菅直人首相(手前)=26日午後、国会・衆院第一委員室(酒巻俊介撮影)
 菅直人首相が26日、国会内を移動中に大学生約20人と会った際、「私よりも人気のある首相になって」とエールを送る一幕があった。野党や民主党内から「東日本大震災対応に一定の道筋が付いたら退陣を」と迫られる中、つい自虐的な言葉が出たようだ。
 学生は早稲田大学で政治関係のサークルに所属。引率者が「将来政治を志すかもしれない若者です」と紹介すると、首相は「大学で勉強して、日本のためになる人になってください」と笑顔で激励した。
==============================================================================転載完了

簡単だ。首相にさえなれば良い。

 上掲の記事は、菅直人が国会内で早稲田大学で政治関係のサークル約二十人と会い、「将来政治を志すかもしれない若者です」との紹介を受けての「自虐的エール」。
 
1> 「大学で勉強して、日本のためになる人になってください」
2> 「私よりも人気のある首相になって」
 
 当人は、問われれば「冗談の心算」ぐらいのことは言いそうだ。何しろ「首相が自衛隊三軍の最高指揮官とは知らなかった。」と言う「冗談」をかました実績のある菅直人だ。
 だが、上記の「冗談」と同様に、今回の「自虐的エール」もまた、冗談に聞こえないのである。
 
果たして、それは冗談か?―菅首相(*1)、4幕僚長と初の対談  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33426356.html  (*2)
 
 「私よりも人気のある首相になって」と言うのは存外簡単である。首相になりさえすれば、先ず間違いなく「菅直人より人気がある首相」になる。
 むしろ、「菅直人よりも人気が無い首相」になるほうが遥かに困難だろう。そんな人気のなさでは、そもそも首相になることが困難だ。菅直人だって、鳩山から首相を交代したときは「支持率」がV字回復したではないか。今後現れる新たな首相達が、今の菅直人より低い支持率で首相就任するような状況は・・・それこそ前首相が頓死するか暗殺されて、急遽「自動的に」首相に格上げになった場合且つその新首相が極めて不人気である場合ぐらいしか想定できない。選挙で与党になった党の党首や、党首選挙で選ばれた新党首と言う普通の首相就任法では、特に前者では、党首当人の人気がダイレクトに首相就任に効くのであるから。
 
 逆に言うと、こんな自虐ギャグを飛ばすと言う事は、菅直人は自身の「人気のなさ」に気づいているし、気にもしているということだ。そりゃ人気取りだけやっていれば良い「市民運動家」出身の政治家としては、人気が気になることだろう。
 
 だが、こんな自虐ギャグを飛ばされた「政治関係サークルの早大生達」は、さぞ困ったのではなかろうか。大笑いするのも気が引けようし、引率者共々、引きつった笑いを浮かべていたのではないかと、想像する。
 
 逆なら、さぞ、面白かったろうがな。
 
 「政治を志す心算です。菅直人首相以上の人気がある首相を目指します。」と大見得切る早大生が居たら、それこそニュースにもなろうし、私も快哉を叫んだところだろう。

 

<注釈>

(*1) そうか、この記事書いた頃は、まだ菅直人に「首相」と肩書きをつけていたのだな。( 遠い目 日L日- )
 
(*2) 因みにこの記事の〆は、「菅直人がLoopy、或いはもっと酷い評価を受ける日も、遠くはあるまい。」 いや、正に的中だな。
 
転載開始==========================================================================================
首相 外国人献金ドサクサ返金「こっそりじゃない」 衆院予算委  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110426/plc11042622560022-n1.htm
2011.4.26 22:55
 菅直人首相は26日の衆院予算委員会で、東日本大震災被災者の仮設住宅整備について「遅くともお盆ごろまでに希望者全員に入ってもらえるようできるだけ前倒ししていきたい」と述べ、8月中旬までに入居を完了させる目標を掲げた。
 大畠章宏国土交通相は、2階建て仮設住宅や民有地借り上げを検討する考えを表明。細川律夫厚生労働相は原則2年の入居期間を延長する考えを示した。
 また、首相は「復興に向け従来の法体系を超えた対策を打っていかなければならない」と述べ、復興基本法などの特別立法や法改正を急ぐ考えを強調した。
 東電福島第1原発事故について「しっかり検証する体制をそう遠くない時期に立ち上げる」と述べ、5月下旬までに検証組織を設置する考えを表明。国会での事故検証特別委員会設置にも「国会でそういう姿勢で取り組んでほしいし、私も進めたい」と述べた。
 一方、首相の在日韓国人から違法献金問題で、首相は震災直後の先月14日に返金していたことを認め、「弁護士が公的な文書で日本国籍でないことを確認した上で私に代わって返した。決してこっそりやったのではない」と釈明した。
====================================================================================転載完了

「決してこっそりやったのではない」-意味:「こっそりやったと思われては叶わない」

 上掲の記事は、東日本大震災が我が国を襲った正にそのときに、菅直人が国会で追及されていた外国人献金問題の顛末。付け加えるならば、菅直人以前に同じく外国人献金が発覚した前原氏は、外務大臣を辞する事でその責任を果たした格好であり、菅直人のほうが受け取った献金額は多い。
 
 外国人献金は現状の法律で明らかに禁止されているが、「国会で議論しよう」などと言って合法化してしまおうという動きを民主党が見せていたのも、朝日の馬鹿社説が「焼肉屋のおばちゃん」を連呼してその外国人献金問題を矮小化しようとしたことも、当ブログで既に取り上げたところ。
 
恐るべき国家意識欠如-前原外相への外国人献金で枝野「外国人献金、認識して貰う事はない」  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34871071.html
 
呆れた呆れた朝日社説 
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34872256.html
 
 ところがその菅直人が受け取っていた、前原元外相を上回る外国人献金は、返金されていた。返金されていた事は報じられていたが、当ブログで特に取り上げる事はなかった。
 
 とは言え、流石に国会には私よりも外国人献金を追及するのに熱心な議員が居るらしく、国会は衆院予算委員会と言う、これ以上の公の場は一寸なさそうな公式の場で、以下のように菅直人は答弁したそうである。
 
3> 首相の在日韓国人から違法献金問題で、
4> 首相は震災直後の先月14日に返金していたことを認め、
5> 「弁護士が公的な文書で日本国籍でないことを確認した上で私に代わって返した。
6> 決してこっそりやったのではない」と釈明した。
 
 上記7>のようなのを「語るに落ちる」と言うのではないか。
 先ずは外国人献金を返金したのは良しとしよう。「国会で議論しよう」とかナントカ理屈をつけて返金しないよりはマシであるし、返金した事自体を、私は評価する。「法律を改正して、外国人献金を合法化しよう」とはしていない事も多として良かろう。「まだ、今のところは。」に、過ぎないが。
 
 問題は、上記6>のように、その外国人献金の返金を「こっそりやった」か否か、では無かろう。
 
 問題は、外相を辞任した前原氏以上の金額を外国人献金として受け取っていた菅直人が、その責任をどう取るか、どう取らせるか、であろう。
 
 この内、「どう取らせるか」なんてのは全く当てに出来ない。上掲記事にもした通り、民主党は「外国人献金を合法化しよう」としていたぐらいであるし、一昨年夏の衆院選結果・「国民の審判」により「憲政史上最多の衆院議席数」を未だ確保している民主党には、それを衆院可決させるだけの「数の力」がある。前原元外相が外相を辞任したのは、前原氏の自主判断であって、「我が敵」小沢一郎一人除名にすら出来ない身内にはひたすら甘い民主党に「責任をどう取らせるか」なんて自浄作用は、全く期待できない。
 
 「菅直人自身が外国人献金を受け取った責任を、どう取るか。」こちらの方こそ絶望的だ。元々「外国人献金を合法化しちまえ。」なんて感覚の国家意識の無い者が、「支持率1%でも辞めるなと言われた」と自慢するような厚顔無恥が、さらに言えば福島原発事故でベント開放を遅延させた疑い濃厚だが「そんなことは全くない」と白を切るだけで弁明だと思っているような自己中心主義者が、さらに加えて「今首相を交代することは政治空白を作る」ともてはやされて当人自身が「歩く政治空白」である事に気がつかないような菅直人が、かかる責任を自ら取ろう筈が無い。
 
 先に取り上げた「我が敵」小沢一郎から仙谷にまで到る広範な「菅下ろし」運動は、結果として上記の菅直人の責任を取らせる形であり、結果として「歩く政治空白」の損害を極限出来る可能性がある。従って、どちらかと言えば歓迎出来る動きではある。
 
 ではあるが、所詮、民主党は民主党。小沢一郎と同様に、我が敵である事に変わりはないのである。