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【放射能漏れ】
枝野氏、首相の「20年住めない」発言に「ニュアンス異なる」 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110414/plc11041412520008-n1.htm
2011.4.14 12:49クリックして拡大する記者会見する枝野幸男官房長官=14日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)
枝野幸男官房長官は14日午前の記者会見で、菅直人首相が東京電力福島第1原発の避難区域について松本健一内閣官房参与に「10年住めないのか、20年住めないのか」と発言したとされた問題で、「首相は言っていない。若干、ニュアンスが異なっていると聞いている。誤解を招かないように留意いただかないといけない」と述べ、首相の発言として紹介した松本氏に注意したことを明らかにした。ただ、「これから避難をお願いする地域と政府の意思疎通が十分でないことは真(しん)摯(し)に受け止めないといけない」と反省の弁を述べた。福島県飯舘村長がこの問題で首相を批判したことには「政府として公式にお伝えしなければいけない」と述べ、説明する機会を設ける考えを示した。
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報じられているのは、菅直人が東京電力福島第1原発の避難区域について松本健一内閣官房参与に「10年住めないのか、20年住めないのか」と発言したとされた問題に関する、官房長官たる枝野の弁明。その弁明だけ抽出すると、次のようになる。
1> 「首相は言っていない。
2> 若干、ニュアンスが異なっていると聞いている。
3> 誤解を招かないように留意いただかないといけない」
2> 若干、ニュアンスが異なっていると聞いている。
3> 誤解を招かないように留意いただかないといけない」
気付く人は即座に気付くだろうかが、上記1>と上記2>には、矛盾と言うほどではないにしても、齟齬がある。
上記1>の断言が正しいのならば、上記2>の様な「若干ニュアンスが異なる」と「聞いている」なんて間接的且つ曖昧な表現にはなりそうにない。
上記2>と上記3>は整合するが、やはり上記1>と上記3>には齟齬がある。なぜならば、上記3>は「菅直人の「20年」発言は誤解を招いただけだ。」と言っており、それは上記2>の「ニュアンスが異なる」と合致するからだ。が、上記1>の「首相は言っていない」と言う断言にはそぐわない。
E1> 「首相はそんな事は言っていない。「○○」と言っただけだ。
E2> 「「10年住めないのか、20年住めないのか」と発言したと言う報道は、誤報だ。」
菅直人が問題となるような発言をして居らず、問題視する報道を否定するのならば、その説明は上記E1>~E2>のようになる筈だ。「誤解を招いた」のならば、その誤解を招く元になった発言を明示し、それが誤解である事を説明する。その説明や元の発言が相応に妥当なものならば、菅直人の「20年」発言なぞ、問題にもならないだろう。
だが、官房長官たる枝野から出てきたのは、上記1>~3>の弁明。この意味する所は、以下の何れかのケースと考えられる。
ケース1:菅直人は本当に「10年住めないのか、20年住めないのか」と発言してしまった。
ケース2:菅直人は、問題となるような発言はしていないが、どの発言が「10年住めないのか、20年住めないのか」と誤解されたのか分からない。
ケース3:枝野は実は菅直人の失脚を狙っている
ケース2は上記1>~3>を最も上手く説明してくれているように思う。直接「10年住めないのか、20年住めないのか」とは発言していないから、どんな発言が「そんな誤解を招いた」か特定できない。特定できないから上記2>の様な曖昧な弁明と上記3>の様な抽象的な事後策にしかならない。但し、そんな「誤解を招いた」と言うことは、そう取られかねない発言及び態度であったと推定できる。
ケース1は論外だろう。それでも「誤解」だの「ニュアンスが違う」だのと言い訳せずに、正々堂々と失言であったと謝罪すれば、まだ道は開けそうだ。が、現状はせいぜい上記の「官房長官を通じた釈明」でしかない。
ケース3は少々穿った見方だ。が、上記のような到底効果的とはいえないような「弁明」を、内閣の女房役とも陰の首相とも言われる官房長官がなすということは、ケース3のような陰謀論も勘繰りたくなる。表立って菅直人を非難する事はできないが、弁明を曖昧にする事で、その失脚を誘う「間接アプローチ」だ。
どのケースにせよ、菅直人にとって、それ以上にそんな菅直人を自衛隊三軍の最高指揮官にして総理大臣に戴く日本にとって、ロクな事とは思われない。
ところで、毎日新聞社説氏よ。
「(福島原発周辺は)10年住めないのか、20年住めないのか」と、発言してしまったか(ケース1)、発言したかのごとき雰囲気をかもし出したか(ケース2)、発言したことを匂わせて官房長官に失脚させられようとしている(ケース3)菅直人を、それでもやっぱり首相に据えて置くのかね。
その方が「日本の政治の統治能力を示す」事になるのかね。
如何に毎日新聞社説氏。
上記1>の断言が正しいのならば、上記2>の様な「若干ニュアンスが異なる」と「聞いている」なんて間接的且つ曖昧な表現にはなりそうにない。
上記2>と上記3>は整合するが、やはり上記1>と上記3>には齟齬がある。なぜならば、上記3>は「菅直人の「20年」発言は誤解を招いただけだ。」と言っており、それは上記2>の「ニュアンスが異なる」と合致するからだ。が、上記1>の「首相は言っていない」と言う断言にはそぐわない。
E1> 「首相はそんな事は言っていない。「○○」と言っただけだ。
E2> 「「10年住めないのか、20年住めないのか」と発言したと言う報道は、誤報だ。」
菅直人が問題となるような発言をして居らず、問題視する報道を否定するのならば、その説明は上記E1>~E2>のようになる筈だ。「誤解を招いた」のならば、その誤解を招く元になった発言を明示し、それが誤解である事を説明する。その説明や元の発言が相応に妥当なものならば、菅直人の「20年」発言なぞ、問題にもならないだろう。
だが、官房長官たる枝野から出てきたのは、上記1>~3>の弁明。この意味する所は、以下の何れかのケースと考えられる。
ケース1:菅直人は本当に「10年住めないのか、20年住めないのか」と発言してしまった。
ケース2:菅直人は、問題となるような発言はしていないが、どの発言が「10年住めないのか、20年住めないのか」と誤解されたのか分からない。
ケース3:枝野は実は菅直人の失脚を狙っている
ケース2は上記1>~3>を最も上手く説明してくれているように思う。直接「10年住めないのか、20年住めないのか」とは発言していないから、どんな発言が「そんな誤解を招いた」か特定できない。特定できないから上記2>の様な曖昧な弁明と上記3>の様な抽象的な事後策にしかならない。但し、そんな「誤解を招いた」と言うことは、そう取られかねない発言及び態度であったと推定できる。
ケース1は論外だろう。それでも「誤解」だの「ニュアンスが違う」だのと言い訳せずに、正々堂々と失言であったと謝罪すれば、まだ道は開けそうだ。が、現状はせいぜい上記の「官房長官を通じた釈明」でしかない。
ケース3は少々穿った見方だ。が、上記のような到底効果的とはいえないような「弁明」を、内閣の女房役とも陰の首相とも言われる官房長官がなすということは、ケース3のような陰謀論も勘繰りたくなる。表立って菅直人を非難する事はできないが、弁明を曖昧にする事で、その失脚を誘う「間接アプローチ」だ。
どのケースにせよ、菅直人にとって、それ以上にそんな菅直人を自衛隊三軍の最高指揮官にして総理大臣に戴く日本にとって、ロクな事とは思われない。
ところで、毎日新聞社説氏よ。
「(福島原発周辺は)10年住めないのか、20年住めないのか」と、発言してしまったか(ケース1)、発言したかのごとき雰囲気をかもし出したか(ケース2)、発言したことを匂わせて官房長官に失脚させられようとしている(ケース3)菅直人を、それでもやっぱり首相に据えて置くのかね。
その方が「日本の政治の統治能力を示す」事になるのかね。
如何に毎日新聞社説氏。
毎日社説:菅首相への批判 ただ「辞めろ」は無責任だ http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110414k0000m070149000c.html