中国紙「中韓企業が日本のシェア奪う好機」と論評   http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/amr11040407450000-n1.htm
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 報じられているのは、東日本大震災の、主として経済的影響。中でも注目すべきなのは、中国に於ける報道である。
 
 言うもさらなりであるし、書くほうは「指にタコ」(*1)なのであるが、中国に於ける「報道」と言うのは「中国共産党の宣伝」に他ならない。公的に党声明として出されたものではないが、当の検閲を通過しているのだから、少なくともその意見が報道される事は中国共産党の利益を大きく損ねないと判定された意見でしかない。報道どころかネット検索にも親方五紅星旗のフィルタが掛かるような国であり、私のような魂の自由を愛する人間にとっては、不倶戴天の敵と言って良い。
 
 それは兎も角、今回その中国共産党の検閲をパスして公表された報道は以下の如し。
 
1> 3月29日付の中国紙、第一財経日報は、
2> 東日本大震災の影響で数多くの日本企業がダメージを受けるとして、
3> 「中国や韓国の企業が相対的に国際競争力を高める」との論評を掲げた。
4> 日本企業がもつシェアを奪取するチャンスだという

 
 後は縷々その理由が述べられているが、まあ蛇足だろう。
 
 東日本大震災によって我が国が大東亜戦争(太平洋戦争)以来の大損害をこうむったのは事実だろう。地震そのものと津波による直接的損害ばかりか、福島原発事故による2次被害と、その原発停止による節電も、経済的にはマイナス効果を持つと考えなければならない。
 
 であるならば、「水に落ちた犬は叩け。」などと言う、日本的心情では非情とも冷酷とも不人情とも思える( でも世界的にはこちらの方が主流だろう)大陸や、それに尻尾振るばかりの半島が、上記4>「日本企業がもつシェアを奪取するチャンスだ」と考えるのは理の当然と言わざるを得ない。
 
 結構。我が国がシェア、取れるものなら取るが宜しかろう。
 
 だが、そのシェア、必ず取り戻す。
 
 世界的には主流であっても、我が国では水に落ちた犬を叩く様な奴、泣きっ面を刺すような蜂は、軽蔑・非難の対象であり、「敵に塩を送る」上杉謙信が英雄なのであるから。

 

<注釈>

(*1) この言い回しも何度使った事か・・・