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遂に「民主主義の敵」と断ぜざるを得なくなった(*1)菅直人を(一応)党首とする民主党であるが、「民主主義の危機」と検索かけたら、遡る事わずか2年と少し前のその菅直人が「民主主義の危機」と銘打った短文を書いている事を発見した。
Enemy in Sight!
先ずは原文を一読頂こうか。
Enemy in Sight!
先ずは原文を一読頂こうか。
転載開始===================================================================
民主主義の危機 http://www.n-kan.jp/2008/11/post-1861.php
2008年11月21日 09:20 :
麻生政権の求心力が急激に低下し、日本の政治全体が漂流している(*2)。本来なら野党に政権をよこせというところだが総選挙は先送り(*3)。しかも与野党の差が200議席以上ある衆議院では与党内で多少の造反があっても内閣不信任案が可決できる可能性は極めて少なく(*4)、野党からの攻勢は国会質疑を通じてしかないのが現状(*5)。政権の求心力がなくなった場合、通常なら自民党の中で何らかの動きが出るところ。しかし安倍、福田と2代続いた政権放り出しの後、麻生総理を自民党議員の圧倒的多数で選出して間もないこともあって(*6)、自民党内の動きも鈍い。このまま日本政治の漂流が続くと政党政治、議会政治に対する国民の不信が高まり、直接行動的な傾向が出てくることが怖い。現職自衛官の幹部、田母神氏の言動や厚生次官に対するテロなど心配な傾向が出てきている(*7)。議会制民主主義を機能させるためには、どの党に有利不利ということを超えて早急に解散総選挙を行い、沈滞した現在の政治を刷新する必要がある(*8)。総選挙の先送りは国民の鬱積を蓄積させ、民主主義を危機に陥れる(*9)。
=====================================================================転載完了
<注釈>
(*1) と言う事は、曲りなりにも民主主義体制をとる現状の我が国於いては「我が敵」でもあるから、小沢一郎と同様に宣戦布告を出すべきだ、とは思っているのだが、仲々手が廻らない。(*2) と言うのは、現状と良く似てますねぇ。(*3) 自民党長期政権時代にも「支持率1%でも辞めない。「支持率0%でもがんばる」なんて暴論は、聞いた覚えがないのですが。日米安保改訂の大騒ぎの際に「声なき声もある。」ってのはあった気がしますが、あの時対立点だったのは、日米安保と言う日本外交の基軸。今の民主党の対立点は「元代表と元党首らの政治と金の問題と問責決議を喰らっても栄転した閣僚」とは・・・粒が小さいにも程がありませんか。(*4) これまた現状に良く似た事。与党内造反の可能性こそ、高いかも知れませんが。(*5) 「野党の攻勢」って、普通は「国会を通じた質疑」じゃないんですか。民主党の野党時代から、「不信任決議こそ野党の攻勢の本道」と言うお考えだから、「衆院不信任は無理だから、参院問責決議で攻勢」をかけていたんですね。
ならば、今の野党が問責決議で攻勢かけるのは、当たり前ではありませんか。
それを無効にしようと言う先ごろの民主党の提案は、議会制民主主義に反する暴挙ではありませんか。(*6) なるほどこの点は、菅直人が小沢一郎の民主党主選挙で辛勝した、今の民主党とは違うね。(*7) つまり、自衛隊施設内での政治的発言を禁じ、自衛官には自衛隊施設外での政治的活動との接触さえ咎め、自衛隊と自衛官を政治的に隔離する事で「田母神空幕長の再来」は防ぎ、官僚閣僚に対するテロは今のところ行なわれていないから、現状は違う、と言うわけかな。
後者については、「現状は」な。(*8) 正に、今の状況ではないか。「選挙なしの政権放り出し」が2回じゃなく、まだ1回と言うだけだ。(*9) 奇妙な理屈だな。総選挙を先送りにすることで、民意の反映が遅れると、テロやクーデターにつながるから民主主義の危機だ、と言っているようだが・・・ならば、「テロやクーデターを未然に防ぐために総選挙しろ。」と言っているのか???
「民意の反映の遅れがテロやクーデターに直結する。」とは、なんと言う民度の低さか。日本国民をその程度のものとお考えか。
お考えなんだよな。少なくとも、この時点では。
菅直人に対する公開質問状
私の経験則から行くと、小沢一郎からマスコミ大手新聞各社、果てはJosナントカまでまともに回答が返って来たためしのない公開質問状であるが・・・・Just Try!
菅直人殿
貴方公式サイト以下にある貴方ご高説を拝読いたしました。以下の諸疑問点につき、ご教示いただければ幸甚です。
民主主義の危機 2008年11月21日 09:20 : http://www.n-kan.jp/2008/11/post-1861.php
【Q1】「日本の政治全体が漂流している」
「与野党の差が200議席以上ある衆議院では与党内で多少の造反があっても内閣不信任案が可決できる可能性は極めて少なく」
などと記載されている2008年11月の政治状況は、現今の政治状況と類似している。Yes or No?
「与野党の差が200議席以上ある衆議院では与党内で多少の造反があっても内閣不信任案が可決できる可能性は極めて少なく」
などと記載されている2008年11月の政治状況は、現今の政治状況と類似している。Yes or No?
【Q2】上記【Q1】の回答がNoならば、その理由をご教示下さい。
【Q3】【Q1】の回答に関わらず、現状の衆院は民主党が憲政史上最多の議席数を誇っているのですから、「与党内で多少の造反があっても内閣不信任案が可決できる可能性は極めて少な」いことに変わりはない。
Yes or No?
Yes or No?
【Q4】上記【Q3】がYesである限り、ご高説にある「野党からの攻勢は国会質疑を通じて」以外に参院で問責決議を可決すると言う戦術がありうる。
Yes or NO?
Yes or NO?
【Q5】事実、野党時代の民主党は、参院の問責決議から閣僚辞任へ持ち込むと言うのを常套手段としていました。ご高説の「国会質疑を通じて」以外の方法を取った理由は何でしょうか。
【Q6】上記【Q4】がYesである限り、現野党が同じ戦術を取るのは、当然の権利である。
Yes or No?
Yes or No?
【Q7】上記【Q6】の回答がoならば、その理由をご教示下さい。
【Q8】「このまま日本政治の漂流が続くと政党政治、議会政治に対する国民の不信が高まり、直接行動的な傾向が出てくることが怖い。現職自衛官の幹部、田母神氏の言動や厚生次官に対するテロなど心配な傾向が出てきている」とご高説にあるのは、「国民の不信が反政府デモやクーデタにつながる」事を恐れている。
Yes or No?
Yes or No?
【Q9】ご高説の表題にした「民主主義の危機」とは、「国民の不信による反政府デモやクーデタ」などの「直接行動」である。
Yes or No?
Yes or No?
【Q10】ご高説の要旨は「反政府デモやクーデター、テロを未然に防ぐために、総選挙を実施しろ。」である。
Yes or No?
Yes or No?
【Q11】上記【Q10】を逆に言えば、「総選挙を遅らせると、国民は不信を募らせ、反政府デモやクーデターを始めかねない。」である。
Yes or No?
Yes or No?
【Q12】「議会制民主主義を機能させるためには、どの党に有利不利ということを超えて早急に解散総選挙を行い、沈滞した現在の政治を刷新する必要がある。」と言うご高説は、正に現状に当てはまる。
Yes or No?
Yes or No?
【Q13】上記【Q12】の回答がNoであるならば、その理由をご教示下さい。