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正直、「私の歴史観」シリーズを始めた時には、まさか「私の女性史観」なんて書くことになろうとは思ってもいなかった。
当ブログをある程度読んで頂ければ自明だとは思うのだが、私は男だ。それもあらぬか、歴史の中でも戦史・軍事史なんてのは大好きだが、文学史は大嫌いで芸能史もいまひとつ食指が動かない。女性史だって似たようなものだ。だから、「私の歴史観」シリーズ第一弾「『私の歴史観』観」でリストアップした記事化予定( 但し、決定ならず)項目にも、女性史が関わりそうなのは「世界最古の女流文学・源氏物語」位しかない。
私の「歴史観」観 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/21076216.html
そんな私がタイトルの通り女性史観について書こうと思い立ったのは、タイトルの通り昨年末に報じられた、問責決議を喰らいながらも未だ官房長官として君臨している仙石の「専業主婦は病気」発言だ。
仙石の、「選択的健忘症」=タダの言い訳 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34392563.html
当ブログをある程度読んで頂ければ自明だとは思うのだが、私は男だ。それもあらぬか、歴史の中でも戦史・軍事史なんてのは大好きだが、文学史は大嫌いで芸能史もいまひとつ食指が動かない。女性史だって似たようなものだ。だから、「私の歴史観」シリーズ第一弾「『私の歴史観』観」でリストアップした記事化予定( 但し、決定ならず)項目にも、女性史が関わりそうなのは「世界最古の女流文学・源氏物語」位しかない。
私の「歴史観」観 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/21076216.html
そんな私がタイトルの通り女性史観について書こうと思い立ったのは、タイトルの通り昨年末に報じられた、問責決議を喰らいながらも未だ官房長官として君臨している仙石の「専業主婦は病気」発言だ。
仙石の、「選択的健忘症」=タダの言い訳 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/34392563.html
1.仙石の奇怪な「専業主婦」観
太郎様とのコメントやり取りも記憶に新しいので急いで付け加えるならば、問題となった発言のソース( yochien-joho.com/headline/photo/20100501/001.pdf 太郎様に感謝。)に当たると、報じられた根拠の発言抜粋は以下の通り。
仙1> 専業主婦というのは、日本の戦後の一時期、約50年ほどの間に現れた特異な現象です。
(中略)
仙2> もうそんな時代は終わったのに、それに気づかず専業主婦という病気を引きずっていることが大問題なのです。
この発言を、『仙谷氏「専業主婦は病気」と問題発言か(*1) 』と報じたのが以下の記事。
仙谷氏「専業主婦は病気」と問題発言か 本人は「記憶にない」と釈明 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101227/plc1012271319010-n1.htm
同報道は、同報道記事タイトルの通り、仙石の釈明を以下のように報じている。
> 仙谷氏は同日の記者会見で
仙3> 「そんな表現をした記憶はない。
仙4> 男性中心社会の固定観念が病気であると、
仙5> 絶えず申しあげてきた」
>と釈明した。
上記仙4>~仙5>の仙石(*2)の釈明は、上記仙2>の主語、即ち「専業主婦という病気を引きずっている」主体が「当の女性」ではなく「男性中心社会」であると主張している訳だ。
私にはそんな解釈は到底出来ない。
よしんば、仙石の釈明通りの解釈をし、専業主婦ないし専業主婦当然視と言う「病気」を患っているのが「現在の男性中心社会」であるとしても、現状においてその専業主婦が女性の一定割合を占めている(*3)と言う事は、女性がその「男性中心社会」に迎合していると言う認識の筈である。
これは、女性の自由意志の、無視ないし軽視ではなかろうか。「専業主婦と言う病気」を病んでいるのが、当の女性ではなく「男性中心の社会」であり、かつその女性に普通選挙権が付与されて久しい(*4)にも拘らず、専業主婦が「未だに」女性の一定割合で居るのであるから、必然的にそうなる。
なんとも奇妙な「専業主婦」観であるのもさることながら・・・・何と恐るべき女性差別であろうか。
<注釈>
(*1) 最後の一字「か」が利いている事は、認めなければならない。突っ込むならば、「東スポか!」と言う所。
(*2) 繰り返しになるが、私は日本国首相たる菅直人も、官房長官たる仙石も、当ブログでは敢えて呼び捨てにしている。
これは一国の元首や閣僚に対し大いに非礼である事は承知の上で、敢えて行なっている。
その理由は、彼らがその職責に相応しい能力も見識も責任感も持ち合わせておらず、一日も一秒も早くその職を辞する事を願っているからであり、一種の呪詛である。
無論、呪詛に呪詛以上の効力が無い事もまた、承知の上での事だ。
星占いも一神教も信じない不信心者の私が、呪詛に認める効力は、かなり限定的である事も、認めないといけない。
これは一国の元首や閣僚に対し大いに非礼である事は承知の上で、敢えて行なっている。
その理由は、彼らがその職責に相応しい能力も見識も責任感も持ち合わせておらず、一日も一秒も早くその職を辞する事を願っているからであり、一種の呪詛である。
無論、呪詛に呪詛以上の効力が無い事もまた、承知の上での事だ。
星占いも一神教も信じない不信心者の私が、呪詛に認める効力は、かなり限定的である事も、認めないといけない。
(*3) 占めていないのならば、そもそも「専業主婦」を問題視するには当たらない。仙石は問題視しているのであるから、「女性の一定割合は(未だに)専業主婦である。」との認識を持っている筈だ。
(*4) 人間の出生率は女性の方が高い上に、女性の方が長生きであるから、有権者は女性の方が多いのである。日本の場合戦争のような特殊事情がある場合ほどには、差は開いていないが。