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 引用したのは、琉球新報の社説。
 いや、まあ、まずは読んでもらおうか。
 例によって、適当なところで切って、番号を振っている。
 
転載開始================================================================
防衛大綱案 武力増強が無用な緊張招く  http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-170966-storytopic-11.html
2010年12月7日  Tweet             
1> 国防政策の決定権が、官僚と制服自衛官の一手に握られているのではないか。
2> そんな疑念を抱かずにいられない。
3> 政府が月内に閣議決定する「防衛計画の大綱」(2011~15年度)で、
4> 南西諸島の防衛を軸とする新たな概念「動的防衛力」の導入を明記する方向となっている。
5> 中国の軍事力増強への対抗色が全面ににじみ出る大綱案だ。
6>  外交によって地域の不安定要因を小さくする総合安全保障を放棄したかに思える
7> 武力増強志向が明白だ。
8> 北沢俊美防衛相が構想を口にした日本版「海兵隊」創設が視野にあるのではないかとの疑念も湧く。
9> 米国などとの連携もうたう。
10> 集団的自衛権の行使など、平和憲法に抵触しかねない重大問題だが、
11> 憲法論議は蚊帳の外に置かれている。
12> 政府内、国会内での議論もほとんどない。
13> 政治主導は影を潜め、防衛官僚主導で大綱作りが進められる状況は危うい。
14> 「動的防衛力」の新概念は日本への限定的な侵略に備える「基礎的防衛力」構想に代わるものだ。
15> 基盤的な拠点に必要最小限の兵力を蓄える構想を改め、
16> 柔軟な展開力を持つ部隊が事態に即応して行動し、
17> 先制攻撃をも辞さない構想に映る。
18> 尖閣諸島で起きた中国漁船と巡視船の衝突事件や北朝鮮による韓国への砲撃事案で、北東アジア情勢が緊迫したことに乗じ、
19> 削減圧力にさらされる自衛隊の組織防衛と
20> 防衛省の省益確保の思惑が見え隠れする。
21> 防衛費1%枠撤廃、湾岸戦争への巨額の拠出、国連PKOへの派遣―など、
22> 過去の国防政策の大きな分岐点では、大局観を持った抑制的な意見が堂々と主張され、国会の場でも賛否を問う激論が交わされたはずだ。
23> だが、今回はこうした政治の姿が見えない。
24> 中国への警戒感の高まりを追い風にする形で、
25>「南西諸島の島しょ防衛強化」が喧伝(けんでん)され、
26> 与那国島への陸自200人配備を皮切りに実行に移されようとしている。
27> 南西諸島での自衛隊増強は中国を刺激し、
28> 軍事対立すら招きかねず、
29> 無用な緊張を高めて
30> 逆に地域の安保環境を悪化させる恐れがある。
31> 南西諸島を中国からの防波堤と見立てるきな臭い案は、
32> 米軍基地を過重に抱える沖縄をさらに軍事要塞(ようさい)化するもので、
33> 到底受け入れられない。
================================================================転載完了
 過去20年間一貫して軍事費を増大させ、武力増強に努めているのは間違いなく中国ではないか。
 
 で、日本の武力増強は「無用な緊張を招く」???
 
 ダブルスタンダードも極まれりだな。
 
28> 軍事対立すら招きかねず、
29> 無用な緊張を高めて
30> 逆に地域の安保環境を悪化させる恐れがある。
のは他でもない。凄まじい勢いの軍備拡張と、尖閣諸島の領有を宣言している領海法と、官製反日デモに「沖縄解放」を謳い始めている、中国共産党政権並びに中国人民解放軍ではないか。
 一体どこに目をつけてやがるんだこの明きメクラどもは?
 
 このような現実を無視した「防衛論議」は、それこそ
33> 到底受け入れられない。
のである。