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報じられているのは、ベトナムにおける中国の一方的「日中首脳会談拒絶」に周章狼狽する政府・民主党の様子を報じる産経の記事。
無論、民主党に対してはマスコミには珍しいぐらい辛辣な産経の報道であることは考慮すべきかもしれないが、各政府要人・民主党員の発言まで捏造することはあるまいと信じられるから(*1)、まずは報じられるその発言を拾って見よう。
発言者ごとにアルファベットと番号つきの引用記号「@#>」を振り、例によって適当な所で切った。
A1> 政府高官「分からない。分からない」
A2>「たぶん、首脳(会談)はできない」
無論、民主党に対してはマスコミには珍しいぐらい辛辣な産経の報道であることは考慮すべきかもしれないが、各政府要人・民主党員の発言まで捏造することはあるまいと信じられるから(*1)、まずは報じられるその発言を拾って見よう。
発言者ごとにアルファベットと番号つきの引用記号「@#>」を振り、例によって適当な所で切った。
A1> 政府高官「分からない。分からない」
A2>「たぶん、首脳(会談)はできない」
B1> 閣僚の1人「よく分からないけど、ビデオの影響じゃないか」。
C1> 閣僚経験者は「きょうビデオの公開を決めたからだ。
C2> シナリオを立てずにやるからだ」と述べた。
C2> シナリオを立てずにやるからだ」と述べた。
D1> 党中堅幹部は「日中両国のために前原はつぶした方がいいというメッセージじゃないか。
D2> 中国に言われてすぐに辞めさせるのはよくないが、
D3> 前原が外相をやるのは無理だ」
D2> 中国に言われてすぐに辞めさせるのはよくないが、
D3> 前原が外相をやるのは無理だ」
E1> 別の若手「前原がTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)で中国包囲網みたいなことを言ってきたから、牽制しているのだろう」
F1> 外務省出身の議員「中国の国内事情だ。
F2> 菅(直人首相)さんと仲良く映る姿が本国に伝われば、温家宝首相はまた弱腰だと批判される。
F3> 外交日程のキャンセルはだいたい国内事情であって、
F4> ビデオ公開や前原さんの態度はあまり関係ない」
F2> 菅(直人首相)さんと仲良く映る姿が本国に伝われば、温家宝首相はまた弱腰だと批判される。
F3> 外交日程のキャンセルはだいたい国内事情であって、
F4> ビデオ公開や前原さんの態度はあまり関係ない」
G1> 中国への不信感、警戒感を示す議員は多かった。
H1> 中堅「中国お得意の揺さぶりだ。
H2> 領土に関して中国は絶対譲らない。
H3> 日本は、『会ってくれないと顔が立たない』みたいな軟弱なことではだめ。
H4> 原則論を主張し、毅然とするしかない」
H2> 領土に関して中国は絶対譲らない。
H3> 日本は、『会ってくれないと顔が立たない』みたいな軟弱なことではだめ。
H4> 原則論を主張し、毅然とするしかない」
I1> 保守系若手「中国の言いがかりで、あきれてモノが言えない。
I2> 日本は毅然としていればいい。
I3> 中国は冷静になった方がいいんじゃないか」
I2> 日本は毅然としていればいい。
I3> 中国は冷静になった方がいいんじゃないか」
なんともみっともない限りである。そりゃ周章狼狽振りというのが傍から見ればみっともないのは、世の常ではあるが、政府閣僚といえば我が国の最高権力者たちである。それが、国交断絶でもなければ、宣戦布告(*2)でもない、たかだか隣国の首相との会談が急遽キャンセルされた位で、この体たらくである。
順を追って見て行こう。
A#>の政府高官はただパニックに陥っているだけで、何の反応も示していない。平時の官僚としては優秀だからこそ政府高官なのかもしれないが、有事のリーダーとしては全く失格であることを示している。無論、中国の「日中首脳会談拒否」は、有事ですらないのであるのに、だ。
B#>、C#>はもっと酷い。中国様の胸の内、ご機嫌斜めな原因をあれこれ忖度して、我が国の国益に資するべき中国「漁船」衝突ビデオを中国様に献上しようと慌てている。中国共産党政権としては、笑いが止まらない所だろう。
D#>、E#> が中国様に捧げるの生贄は、尖閣衝突ビデオというモノではなく、前原外相と言う生身の人間だ。ただの人間ではなかろう。内閣閣僚、外務大臣の人事権を外国に献上しようというのだから、これほど判り易い売国行為も珍しいだろう。それがあらぬかD2> では「言われてすぐに辞めさせるのはよくない」などと遠慮しているが、結局やめさせるのであれば同じことであり、遅かれ早かれ辞めさせるのであれば、売国行為であることは全く変わらない。D3>に至っては、「中国に気に入られる事が外相の条件だ。」と絶叫している。
こんなのが党中堅幹部だから、民主党は・・・まあ、あれが総理大臣で、これが内閣官房長官で、それが法務大臣では、無理も無いと言えない事もないが、そんな奴バラを政権与党に据えてしまう民意何てぇのは、全く信用できないのである。よし、その民意で政権与党が決まってしまうことこそ、議会制民主主義であろうとも。
F#> はもう少し冷静だ。原因は中国の内部事情にあると達観し、軽挙妄動を戒めている。実際に中国側内部事情にあるかどうかは不明だが、それこそ軽挙妄動して我が国の不利なことを口走るよりは数等増しだろう。
G#>は当然の帰結。
順を追って見て行こう。
A#>の政府高官はただパニックに陥っているだけで、何の反応も示していない。平時の官僚としては優秀だからこそ政府高官なのかもしれないが、有事のリーダーとしては全く失格であることを示している。無論、中国の「日中首脳会談拒否」は、有事ですらないのであるのに、だ。
B#>、C#>はもっと酷い。中国様の胸の内、ご機嫌斜めな原因をあれこれ忖度して、我が国の国益に資するべき中国「漁船」衝突ビデオを中国様に献上しようと慌てている。中国共産党政権としては、笑いが止まらない所だろう。
D#>、E#> が中国様に捧げるの生贄は、尖閣衝突ビデオというモノではなく、前原外相と言う生身の人間だ。ただの人間ではなかろう。内閣閣僚、外務大臣の人事権を外国に献上しようというのだから、これほど判り易い売国行為も珍しいだろう。それがあらぬかD2> では「言われてすぐに辞めさせるのはよくない」などと遠慮しているが、結局やめさせるのであれば同じことであり、遅かれ早かれ辞めさせるのであれば、売国行為であることは全く変わらない。D3>に至っては、「中国に気に入られる事が外相の条件だ。」と絶叫している。
こんなのが党中堅幹部だから、民主党は・・・まあ、あれが総理大臣で、これが内閣官房長官で、それが法務大臣では、無理も無いと言えない事もないが、そんな奴バラを政権与党に据えてしまう民意何てぇのは、全く信用できないのである。よし、その民意で政権与党が決まってしまうことこそ、議会制民主主義であろうとも。
F#> はもう少し冷静だ。原因は中国の内部事情にあると達観し、軽挙妄動を戒めている。実際に中国側内部事情にあるかどうかは不明だが、それこそ軽挙妄動して我が国の不利なことを口走るよりは数等増しだろう。
G#>は当然の帰結。
H#> I#>はもう一歩踏み込んで、我が国の毅然たる態度を求めている。これが正論であり、正しい反応というものだろう。漸く民主党にも、日本国民にも、中国に対する不当な謝罪意識からの目覚めが見え始めた・・・のならば不幸中の幸いだ。
H#> I#>と言う「救い」はあるものの、A#>~F#>の反応は、全くもって情けない限り。しかも肝心の首相やら官房長官やらの反応は、その情けないほうの部類であると容易に想像できる。表面上は平静を装っている菅直人だって、全く怪しいものだ。その後報じられた「10分間の懇談」がそれを如実に示している。
上記報道の民主党の周章狼狽ぶりも、この「10分間懇談」である程度収まったのであろうが、それ以前に上記の通りの無様を曝したのも事実だろう。
そこにこそ、民主党の本質を、政権与党になって1年を経た現在の実力を、見るべきだろう。
如何に、国民。
<注釈>
(*1) 捏造する必要なんか全く無いであろうと、合理的に推察できるから。
(*2) 対中国で我が国の主権を守り通すには、国交断絶も、宣戦布告も、少なくとも受けることを覚悟するだけの「日中冷戦の覚悟」が必要である。と、私は考え始めている。いずれ記事にまとめなければならないだろう。