応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
 
 報じられているのは、仙石氏の産経に対する怒り。それを産経が報じるのだから、「そのことを面白がって書く新聞がある」とする報じられている仙石氏の論評はある意味正しいのかも知れない。
 
 が、民主党も仙石氏も大嫌いな私としては、「産経のマスコミの鑑たるべき公平な報道」と好意的に解釈してしまう。
 
 ああ、書き忘れていたが、仙石氏は現職の官房長官だ。あえて肩書きを付記しない理由は、言わぬが花と言う奴だ。
 
 当該記事で言う「8月5日付朝刊で仙谷氏の“虚偽答弁”を報じた。」と言う記事はいかのURLにある産経web記事の事らしい。
ぶち切れた官房長官 ごまかしも 日韓基本条約の認識で  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100804/plc1008041942012-n1.htm
 その中から仙石氏の発言と、これを取り上げた自民党の西田昌司議員の質問及び仙石氏の応答を抽出すると、以下のようになる。
 
仙1> 「法律的に正当性があると言って、それだけで物事は済むのか。
仙2> 当時の韓国は軍政下だった」
 
西1> 「基本条約が有効ではないかのような発言だ」
 
仙3> 「耳をかっぽじって刮(かつ)目(もく)してお聞きいただきたい。
仙4> 【Q1】有効でないような発言はいつしたんですか」
 
 上記 仙4>に私が勝手に振った質問番号【Q1】には、私から以下のように回答してしまおう。
 
【A1】上記仙1>。「それだけで物事は済むのか。」は明らかに法律的正当性に対する疑義の呈示である。それ即ち日韓基本条約が「有効で無いような」発言である。
 
 ところでこの人は弁護士の筈だが、いまどきの弁護士は法律的正当性以上の何者かによって動いているのらしい。イデオロギーだろうか、宗教的理由だろうか、或いは人情浪花節だろうか。いずれにしても弁護士として相応しいとは言いかねる様に私には思われる。
 が、一方で、なるほど、中国様のために大憲章・マグナカルタさえ蹂躪して見せただけのことはある、と納得してしまう。
 
 さらに言うならば、
 「耳をかっぽじって聞く」者は多かろうが、
 「刮目して聞く」奴は、滅多に居ないぞ。