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3.沖縄県民の取りうる三つの選択肢
大別するならば、沖縄県民の取りうる選択肢はおおよそ3つのように、私には思われる。
第一は、現行日米合意に従い、辺野古へ普天間基地を移設する選択。現状(漸く)現・民主党政権が推し進めようとしている政策であり、現名護市長が反対して市長に当選した政策である。名護市長をはじめとする沖縄県民の理解さえ得られれば、最も合理的な解決策となろう。
第二は、普天間基地の米軍継続使用の容認である。これとて現行日米合意に反する物であるし、米軍再編は普天間基地の辺野古移転を前提にしているのだから、米軍の都合も宜しくない可能性がある。米軍の都合は沖縄県民の知るところではないかも知れないが、現行日米合意に反し、米軍に都合の悪い代替案を米軍が受け入れるには、相応の譲歩を覚悟しなければならないだろう。それは即ちこの選択には相応の時間とコストがかかる事を意味する。が、安全保障上は第一の選択とほぼ同等であり、少なくともバックアッププラン足りうるだろう。
第三は、普天間から米軍を追い出し、辺野古にも移設させず、何としてでも「少なくとも県外」へ追い出すと言う、社民党が未だに唱え続け、かつては民主党が約束していた「選択」。
一見理想的な解決だろう。が、そのためになす事、その結果として起こる事は、沖縄の中国隷属。中国による沖縄占領に他ならない。冒頭にも述べた「赤旗への復帰」の実現だ。
ああ、ひょっとすると沖縄駐留中国軍の数は、米軍より少なくなるかも知れない。百万単位の陸軍を擁し、渡洋能力が低い人民解放軍からすると、その可能性は低いが。また、例え少数であろうとも、中国人民解放軍が、元日本である植民地「沖縄」で何をするかは、チベットの例から見ても、余りにも明白であろう。
頭を冷やして冷静に考えて見るがよい。
もし尖閣諸島に米軍基地があったら、中国「漁船」はかくも傍若無人に近づいたろうか。中国政府はかくも強硬な対策を取れたろうか。いやそれ以前に、「領海法」なんて勝手な法律で「尖閣は中国領」などと宣言できただろうか。その宣言は、中国領に米軍が駐留している事を意味するのだが。
成る程、米軍が現在駐留する沖縄に対してさえ、中国は領土と主張し始めている。だが、まだ法律にはしていない。
大国としての節度?国際世論?そんなものが、国内世論さえ屁とも思うはずが無い一党独裁の非法治国家に影響しようがあるものか。
第一は、現行日米合意に従い、辺野古へ普天間基地を移設する選択。現状(漸く)現・民主党政権が推し進めようとしている政策であり、現名護市長が反対して市長に当選した政策である。名護市長をはじめとする沖縄県民の理解さえ得られれば、最も合理的な解決策となろう。
第二は、普天間基地の米軍継続使用の容認である。これとて現行日米合意に反する物であるし、米軍再編は普天間基地の辺野古移転を前提にしているのだから、米軍の都合も宜しくない可能性がある。米軍の都合は沖縄県民の知るところではないかも知れないが、現行日米合意に反し、米軍に都合の悪い代替案を米軍が受け入れるには、相応の譲歩を覚悟しなければならないだろう。それは即ちこの選択には相応の時間とコストがかかる事を意味する。が、安全保障上は第一の選択とほぼ同等であり、少なくともバックアッププラン足りうるだろう。
第三は、普天間から米軍を追い出し、辺野古にも移設させず、何としてでも「少なくとも県外」へ追い出すと言う、社民党が未だに唱え続け、かつては民主党が約束していた「選択」。
一見理想的な解決だろう。が、そのためになす事、その結果として起こる事は、沖縄の中国隷属。中国による沖縄占領に他ならない。冒頭にも述べた「赤旗への復帰」の実現だ。
ああ、ひょっとすると沖縄駐留中国軍の数は、米軍より少なくなるかも知れない。百万単位の陸軍を擁し、渡洋能力が低い人民解放軍からすると、その可能性は低いが。また、例え少数であろうとも、中国人民解放軍が、元日本である植民地「沖縄」で何をするかは、チベットの例から見ても、余りにも明白であろう。
頭を冷やして冷静に考えて見るがよい。
もし尖閣諸島に米軍基地があったら、中国「漁船」はかくも傍若無人に近づいたろうか。中国政府はかくも強硬な対策を取れたろうか。いやそれ以前に、「領海法」なんて勝手な法律で「尖閣は中国領」などと宣言できただろうか。その宣言は、中国領に米軍が駐留している事を意味するのだが。
成る程、米軍が現在駐留する沖縄に対してさえ、中国は領土と主張し始めている。だが、まだ法律にはしていない。
大国としての節度?国際世論?そんなものが、国内世論さえ屁とも思うはずが無い一党独裁の非法治国家に影響しようがあるものか。
4.沖縄県民が日本国民であり続けるためには、当面米軍駐留が不可欠である
以上からして、沖縄が日本領に留まり、沖縄県民が日本人であり続けるためには、少なくとも当面の間、米軍駐留が不可欠である。
兵器の発達、交通機関の発達。確かにある。例えばUAV無人機は少ない駐留兵力で広い範囲の監視・パトロールを可能にしている。
だが、領土の確保、占領地の確保はミサイル、航空機、戦車や砲の発達にも関わらず、未だに歩兵の銃剣が最後を制するのである。米軍が駐留する事。物資の事前集積でもなく、緊急時に駆けつける約束だけでもなく、実際の地上兵力が駐留する事の意義は、未だ重いのである。
鉄条網もものかはと、踊り超えたる塁上に、懸けし誉れの日章旗。
皆、我が歩兵の働きぞ。 -軍歌「歩兵の本領」-
無論、米軍駐留だけで事足りる訳ではない。沖縄、尖閣諸島を含む沖縄を、守り続ける、守り抜くと言う日本の意志が不可欠だ。それ即ち、日本の主権の保持である。
兵器の発達、交通機関の発達。確かにある。例えばUAV無人機は少ない駐留兵力で広い範囲の監視・パトロールを可能にしている。
だが、領土の確保、占領地の確保はミサイル、航空機、戦車や砲の発達にも関わらず、未だに歩兵の銃剣が最後を制するのである。米軍が駐留する事。物資の事前集積でもなく、緊急時に駆けつける約束だけでもなく、実際の地上兵力が駐留する事の意義は、未だ重いのである。
鉄条網もものかはと、踊り超えたる塁上に、懸けし誉れの日章旗。
皆、我が歩兵の働きぞ。 -軍歌「歩兵の本領」-
無論、米軍駐留だけで事足りる訳ではない。沖縄、尖閣諸島を含む沖縄を、守り続ける、守り抜くと言う日本の意志が不可欠だ。それ即ち、日本の主権の保持である。
それは同時に、日本の根源的な国益でもある。
横浜市歌にもある通り、「我が日の本は島国」であり、「連なり傍立つ島々」である。この島国で1億の人間が相応に文明的な生活、少なくとも飢餓に曝されない生活を送るためには、貿易立国ぐらいしか選択肢が無い(*1)。
その貿易は、現時点の技術を以ってしてもやはり海路=船が主役であり、船舶の安全な航行=シーレーンの確保は、我が国にとっての死活問題である。
そのシーレーンの内、我が国から西方に行くシーレーン上に沖縄はある。言うまでも無いが沖縄も我が日本固有の領土であると同時に、わが国の安全保障上欠くべからざる「核心的利益」なのである。此処が中国の不沈空母と化す事は、到底容認できない。
例え、沖縄県民の大半が「赤旗への復帰」を望んだとしても、日本としてはこれを容認できない。すべきでもない。
繰り返しになるが、日本は、日本政府は、沖縄を、尖閣諸島を含む沖縄を、守り続けるべきであり、守り抜くべきなのである。
さて、日本として、日本人としての立場は以上だ。
そこで、沖縄県民に改めて、敢えて、問おうではないか。
沖縄県民諸君。諸君は日本に留まり、日本人であり続ける事を望むか。
それとも、「赤旗への復帰」、中国への隷属を望むか。
諸君にとっては残念かも知れないが、中間は無い。
独自核武装を即座に実施できるだけの準備が済んでいれば、別かも知れないが、中間も、中立もありえない。
中立とは、「誰とでもお友達になれる状態」ではない。
中立とは、「誰からも敵と見なされうる状態」である。
中立は、通常、重武装が必要である。沖縄の立地条件では、核武装が。
如何に、沖縄県民。
<注釈>
(*1) 食糧生産工場と言う技術が発達・普及すれば、その限りではないかも知れないが、現時点の科学技術力を以ってしてもまだ難しかろう。