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1.憲法違反の民主党首選、大詰め
 
 いよいよ大詰めを迎えているのは民主党代表選挙。民主党が何の因果か(*1)政権与党であるが故に、高々党の代表選挙とは言えず、日本国首相を決める選挙であることは、散々既報の通りである。
 その選挙の選挙権を有するのは、民主党の国会議員と地方議会議員、それに民主党員と民主党のサポーターなんだそうだ。選挙はポイント制で、国会議員の比重が重く、地方議員と公称「34万人」の党員・サポーターの比重は軽いが、その公称「34万人」の党員・サポーターは民主党規約により「在外邦人または在日外国人の方でもOKです。」となっている。
 
民主党規約  http://www.dpj.or.jp/sub_link/volunteer/
 
 これ即ち「在日」と言う条件付ながらも、日本人ならぬ外国人でも党員やサポーターに成れてしまう党が民主党であり、その民主党員及びサポーターは、「民主党代表を選ぶ選挙」に選挙権を有している。前述の通り民主党が政権与党第一党である現状では、その党代表選挙は日本の首相を選ぶ選挙に他ならないから、これ即ち「在日外国人」に地方参政権どころか首相選挙権と言う一般国民にすら認められていない参政権を付与する物である。これが憲法違反に当たる可能性大なのは明白であろう。
 
 【民主党代表選】最大の争点は「親小沢」か「脱小沢」の選択   http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100901/plc1009011314014-n1.htm
外国人にも認めるのは問題だ(9月5日付・読売社説)   http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100904-OYT1T01061.htm?from=any
【民主党代表選】外国人に国政参政権付与と同じ 実数さえ把握せず   http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100906/stt1009060018001-n1.htm
 
 言い換えれば、代表選挙に選挙権を有する者( 党員・サポーター)に外国人でも可であるとする党は、政権与党、少なくとも政権与党第一党になってはいけないのである
 
 それが昨年夏の「国民の選択」により「政権交代」して政権与党第一党になってしまった。
 
 民主党に僅かなりとも日本国政党としての良心なり、日本国憲法に対する正しい理解なりがあれば、かような事態に至る前に党規を改定し、外国人の党員資格なりサポーター資格なりを取り消すか、代表選への投票権は日本人に限るなりするところであるが、自称人民解放軍野戦司令官殿に牛耳られている民主党に、そんなものは期待するべくもない。第一、果たして党員とサポーターの国籍と人数を正確に把握していたかさえ、疑問視されているのならなおさらだ。「なりすまし党員」「なりすましサポーター」が居てもわからない。
 
 それ故に、憲法違反の状態のまま、民主党党首選挙=日本国首相選挙は地方議員、党員及びサポーターの投票は既に終了し( 終了はしたのだろうが、その公正性は極めて疑問ではある。)、いよいよ国会議員投票を迎えようとしている。

<注釈>
(*1) 
そりゃまあ、昨年の衆院選挙で大勝して、衆院を牛耳っているから、何だが。

2.究極の選択、民主党首選
 
 その民主党首選は、現職=この間首相になったばかりで実質参院選で大敗した以外殆ど何もやっていない菅首相と、ついこの間前首相共々「政治と金の問題」でW辞任した筈が、その前首相の推薦を受けたと言うので首相選挙に出て来た前幹事長にして自称人民解放軍野戦司令官殿・「我が敵」小沢一郎との「一騎打ち」になっているのも既報の通り。

 この二人は何度か公開討論やら立会演説会やらをやって、互いの政策を非難したり皮肉ったりもしていないではないが、ディベート張りのまじめな討論・議論が、民主党同士であるため切っ先が鈍るのか、元々大きな違いがないのか殆ど見られず、為に政策による優劣はつけ難いようだ。あえて言うならば「普天間基地移設問題は、米国、沖縄とよく話し合おう。」などと今更言い、「米海兵隊は沖縄にいらない。」などと能天気を抜かす( 流石は)「我が敵」小沢一郎の方がより首相失格であろう。
 
これが「首相候補」の安全保障感覚?―小沢一郎の沖縄米海兵隊不要論   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33539959.html
【民主党代表選】小沢氏が普天間争点化を鮮明に 日米同盟は再び迷走か    http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100903/plc1009030022000-n3.htm
【民主党代表選】沖縄の米海兵隊「いらない」と小沢氏  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100903/plc1009031048004-n1.htm
 
 情勢は、産経などが伝えるところでは党員・サポーター票で菅首相有利。影響力の大きい議員票が鍵を握るが、トータルで菅首相の有利と言うのが産経の読み。ネット上の投票は小沢一郎が強く、週刊誌の一部などは「小沢首相誕生」とぶち上げている。無論、今から「小沢首相」におべっか使っている者も居るようだ。
 
 無論私自身は民主党議員でも党員でもサポーターでもない。私自身が民主党の政策や基本理念に異ばかり唱えてきたのは当ブログを御覧頂ければ明らかだろう。従って私には今回の民主党首選=日本国首相選挙に対する投票権はないのだが(*1)、もし投票権が合ったとしたら、これは殆ど究極の選択であったろう。

 何しろ、片方の小沢一郎は当ブログで「我が敵」と宣言した相手。その安全保障政策も国家意識も極めて危険な自称「人民解放軍野戦司令官」殿。

 他方の菅直人は現職の首相である、「クリーンである」ぐらいしか売り物がなく、首相就任以来にやった事と言えば参院選に大敗した事、防衛白書の公表を遅らせたが韓国にはサッパリ通じなかった事、その韓国に「村山談話を踏襲」した上半島由来文化財を「お渡しする」とした売国的「菅談話」を出したが案の定新しい強請りネタにしかなって居らず真の日韓友好には程遠い事、8月末までに何があっても決定するはずだった普天間基地移設先の工法を「滑走路一本化案」を挿入する事で先送りした事(*2)ぐらいである。後は円高対策放り出して夏休みを悠々取ったり(*3)、公約どおり内閣揃って8月15日には靖国神社に参拝しなかったり、やってない事ばかりだ。

 「何れとも選びかねる。」と言うよりは、「何れも選びたくない。」と言うところ。まあ、私が民主党の党首を選ぼうとするのだから、民主党員の中から選ばざるを得ず、そうなるのは致し方ないところかも知れないが。
 
 誰だよ、昨年の衆院選挙前あたりに、「民主党も右から左まで間口が広いから、政権交代しても自民党政権と大きな差異はない。」なんて悦に行っていたのは。見渡す限り、左翼ばかりじゃないか。

<注釈>
(*1)
 上記の民主党規約に在る通り、民主党員やサポーターになるのは極めて容易なので、なりすましでも何でもなって、投票権を確保しておくべきだったかと、一寸後悔している。それでも、34万票分のX票にしか過ぎないが。
 
(*2) その上先送り以外の何のアクションも起こしていない事。
 
(*3) 人徳や貫禄のある政治家ならば、その態度で円高が落ち着く事もあるのかも知れないが・・・所詮は市民運動しか出来ない「政治家」と言うことか。
 
3.売国奴対決、民主党首選
 
 無論私は右翼と呼ばれて久しいし、右翼と呼ばれる事に何の痛痒も覚えなくなっているから、「左翼」が嫌いなのは確かである。
 だが、今回の民主党首選を私にとっての究極の選択としているのは、菅も小沢も「左翼」即ち私とは意見を異にするから、ではない心算だ。
 
 菅vs小沢の選択が私にとって究極なのは、どちらも売国奴だからだ。
 
小沢一郎に対する宣戦布告 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/31419361.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/31419375.html
菅直人と現・民主党政権は売国奴である。-日韓併合100周年・首相談話に寄せて-   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/33362507.html
 
 つまり今回の民主党首選は、章題にもした通り売国奴同志の対決であり、どちらが勝っても日本国首相が売国奴である事に変わりは無い。首相が率先して国を売ってしまうような体制を選択するのは、究極の選択以外の何物でもあるまい。
 
4.我が敵、強大なり。
 
 それでもあえて選択するならば、我が敵・小沢一郎が我が自衛隊三軍の最高指揮官に納まってしまうよりは、菅直人が首相のままの方がまだ増し、かも知れない。
 
 それでも、事態は以前よりも悪化している事を想起せざるを得ない。
 
 それは、内にあっては僅か数ヶ月前に「政治と金の問題」でW辞任したはずの鳩山由紀夫と小沢一郎の公的な影響力復活であり、外にあっては尖閣諸島そのほかで益々増長している中国の影響力である。
 
 小沢一郎と中国、この二つの我が敵は、今回の民主党首選を通じて、さらに強大化しているのである。
 
 だが、私が諦める事はない。
 
 我が、白薔薇は散らず。