応援いただけるならば、クリックを⇒ https://www.blogmura.com/
 
↓ 先ずはこちらの記事を御覧下さい ↓
安価なイヤフォンなんてどれも一緒 なぜなら...2010年8月31日 11時0分 (ギズモード・ジャパン)   http://topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=390264

 当該記事で報じられているのは、当世ヘッドフォン事情。
 表記は「イヤフォン」となっているが、私の感覚では「イヤフォン」とは片耳につけるシングルスピーカー型、従ってモノラル専用であり、「ヘッドフォン」は両耳につけるダブルスピーカー型かつステレオ対応のもの。両耳ダブルスピーカーでモノラル専用の物は「ダブルイヤフォン」と言う商品名を見たことがあるので、これで区別して呼んでいる。従って、私の言う「ヘッドフォン」をモノラルのジャックにつなぐと「スピーカーは両耳にあるが、音は片方からしか聞こえない」事になり、「ダブルイヤフォン」より使いづらい状態になる。
 
 閑話休題(それはさておき)
 
 私も御他聞に漏れずMP3プレイヤーを持っている。と言っても超メジャーなi-podでもなければ、最近そのi-podを凌駕しつつあるというSONYのウォークマンでもない。まだMP3プレイヤーがi-podとウォークマンの2強に席捲されてしまう前、MP3プレイヤーメーカーが乱立気味だった頃に買ったCreativeと言う会社のZEN Nano Plusと言う製品を主に使っている。ほかに同社のHDタイプであるNomad(*1)も持っており、操作が共通する事や、i-tuneに相当する音楽ファイル作成・整理ソフトとの連携の良さもあり、なんのかのでこのNanoを一番使っている。

 丁度百円ライターほどの大きさで、単4電池1本で動き、表示はモノクロのみで2行ほど(*2)。容量の512MBは今の眼からすると相当小さいが、其処は使いようだ。実際その後に、韓国製のその名も「Zero」と言う容量1GBのMP3プレイヤーも買ったのだが、操作はなじめないし、電池蓋は壊れやすいし、倍の容量で2色カラー表示、歌詞表示機能ありなのだが、こちらの方は殆ど使っていない(*3)。因みにNanoはマレーシア製だ。

 Creativeはスピーカーなどのオーディオ機器も作っているメーカーで、そのためか付属のヘッドフォンも存外よさげ(*4)なものだが、ヘッドフォンはSONYのMDR-NE2に変えて愛用している。ネックストラップ兼用型なのが最大の特徴で、ネックストラップとなる部分は直接本体にに縛り付けられるので、力紐が引っ張られてもイヤホンやジャックの信号線には張力がかからない構造。(*5)カバンの奥から引っ張り出したりする時、どうしてもヘッドフォンのコードを引っ張って仕舞うため、「引っつかんで安心して引っ張り出せる」ヘッドフォンが欲しかったからこの型にした。購入前に音も一応試聴して、音質も確認している。オーディオ機器も相応に作っているSONYブランドだから、そうとんでもない物は作らないだろうが。
 
 が、記事に報じられているのはそのヘッドフォンやイヤフォンでも廉価版普及価格帯の物は、競争が激しいだけに、メーカーも型式も乱立状態であり、それ故逆にそこそこの品質を保ちちつの価格やブランドやデザインの競争になっていると言うもの。何しろ「ダブルイヤフォン」ならばヘタすると百円ショップで売られているのだから、イヤフォンメーカーとしてはうかうか出来ないところだろう。
 
 だが一方で、そうした熾烈な廉価版競争からぬきんでた、1万円前後の高級ヘッドフォンには相応の価値があるのだと、当該記事は説く。
 
 なかなか上手いところを突いている。特に私のような「以前オーディオマニアだった」と自覚している人間の購買意欲をそそる記事であり、理想的な経済記事の一例と言えよう。

 実際当該記事を読んで「そう言えばあれ、買おうかな・・・」と思い返したヘッドフォンがある。SONYと確かAudio Technicaから出ていた、外部からの音を動的にキャンセルする「ノイズキャンセル機構」つきのヘッドフォン。ヘッドフォン自身に別途電源(電池)が必要になるし、その分ヘッドフォンが今の奴よゴツくなるし、ノイズキャンセル機構自体常に有効な機能ではなさそうだし(*6)、何しろ値段が高いので見送っていたのだが・・・
 
 この際買うかな。ノイズキャンセル機構つきヘッドフォン。

<注釈>
(*1) HD型とは言え、CDプレイヤー級の大きさがあるし、20GBと言う容量も今の眼からすると少なめ。PC用HDの旧製品を活用したらしく、安価であるし、容量20GBは音楽MP3ファイル用としては相当な容量なので、最初に買って、結構重宝している。最近流石に専用電池がヘタって来て、ACアダプタつながないと忽ちバッテリ切れになるのは閉口だが、据え置き型として活用している。
 
(*2) だから、歌詞を表示するなんて機能はない。
 
(*3) と言うよりは、一度電池蓋が壊れてからはおっかなくて、修理はしたが持ち歩いていない。韓国製「Zero」は、電池蓋に電池の接点があるため、電池蓋が壊れると、全く機能しない。
 因みにNanoの方も電池蓋は壊れたが、こちらは蓋が壊れても電池は装着でき、電池蓋はただの目隠し板だから、蓋だけテープで止めて使っている。
 
(*4) ジャックが金メッキ、とかね。
 
(*5) 一定以上の張力がかかると、首が絞まらないように接続金具が外れるそうだから、そうなると信号線に張力がかかるはずだが。
 
(*6) 電車や航空機で移動中と言うのは、確かに好都合な状況だろう。が、そんなケースがどれぐらいの頻度であるか??