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 報じられているのは英国のソーラー無人機ゼファーが出した滞空時間新記録。
 実に14日間と21分の滞空時間を記録したという。先日有人機としてソーラーインパルスが記録した1日と一寸と言うのを遙かに凌駕する記録なのは、無人機の優位であろう。飲み食いも不要ならば小型軽量化省電力化著しい搭載機器でパイロットの代替が利くならば、無人機の法が有利になるのは道理。今後さらに小型軽量省電力化がすれば更に無人機は有利であるし。長距離記録飛行ならばなおさらだ。
 実際、このゼファーは、全幅20m以上の結構な機体規模ながら、機体重量は50kgにしか過ぎない。成人男性では( 無論人によっては女性でも)裸一貫でも勝負できないような軽さだ。
 
 やはり問題はソーラー航空機で何をするかだろう。その長大な航続距離と滞空時間をどう活かすか。
 
 残念ながら世の一部の方々が夢見ているようなエコ旅客機としてのソーラー航空機は、遂に商売的に成立しないだろう。運行速度が遅過ぎる。
 ソーラー有人機の主たる用途は遊覧飛行ぐらいしかないだろう。それを「エコロジー」と呼べるかは、甚だ疑問だ。