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  報じられているのは( 今回は珍しく「あの」朝日新聞の記事だ・・・産経の裏は取ってある。)元シーシェパード(以下、略称SS)活動員にしてアディ・ギル号元船長ベスーンの日本国外退去に伴うニュージーランドへの帰国。
 
 まず事実関係を整理するとしよう。

(1)  ベスーンは、SSの活動員として、高速船アディ・ギル号の船長を務めていた。同船は旧名「アースレース号」と言い、彼が企画したバイオディーゼル推進の高速船で、船による世界一周記録も更新している。 

(2) アディ・ギル号はベスーン船長共々南氷洋に於ける我が捕鯨船団の活動妨害に従事していた。

(3) 妨害活動とは、
    ① 酪酸入りの瓶の投擲及び発射
    ② ボウガンによる矢の発射
    ③ レーザー光線の照射
    ④ 船艇そのものによる進路妨害
    などである。
(4) 上記の内②のボウガンは、「『攻撃的だが非暴力』と言うSSの方針に沿わない」として、SSはそのボウガンを「密かに持ち込んだ」としてベスーン被告の除名を宣言した。

(5) その後、裁判の判決が確定した後、SSはベスーン被告の除名を撤回する。
SS代表、ベスーン被告の「除名」撤回 「法廷戦術にすぎない。彼の復帰を歓迎する」  http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100708/asi1007081245003-n1.htm
 これ即ち、『攻撃的だが非暴力』と言うSSの方針とやらは真っ赤な嘘であるか、ボウガンによる矢の発射ぐらいはSSでは暴力の内に入らないかの何れかであると自ら認めている。
 即ち、上記の妨害活動は、環境汚染物質・酪酸入り瓶の投射発射を含めて、完全にSSの方針に沿っていると確認された。

(6) アディ・ギル号が南氷洋で第二昭南丸と衝突して沈没した後、ベスーンは我が捕鯨船団に侵入防止網を破って侵入した。侵入の際、ナイフを保有していた。

(7) ベスーン被告は上記(3)の妨害活動と、上記(6)の不法侵入の罪で日本の法廷で裁かれ、懲役1年執行猶予月の判決を受け、確定した。
 
 以上までの諸点は裁判で実証されたり、ベスーン自身の発言及びSSの発表に沿ったモノであるが、それらに述べられていない事実として上げねばならないのは以下の諸点である。
 
(8) アディ・ギル号は自ら第2昭南丸に体当たりしてその船首を大破させた。その際船を操縦していたのがベスーン被告自身であったと言う証拠はないが、彼が船長なのであるから、その操縦ないし「操縦ミス」の責任は免れない。

(9) アディ・ギル号は船首を大破させながら暫く浮いていた。それをSSは曵航の途中で放棄し、我が捕鯨船団の見つけるところとなった。最終的にアディ・ギル号は確かに沈んだが、その曵航を途中で諦めたのは、他でもないSSであり、ベスーン被告である。
 言い換えれば、ベスーン被告は「アディ・ギル号を体当たりさせて大破させ、曵航を放棄して沈むに任せた男」である。
 
 さて、まず糾弾しなければならないのは、SSのベスーン被告除名及び撤回だろう。何しろ、「法廷戦術」なのだそうだ。つまり罪を軽くし、執行猶予を付けて貰うために偽の除名を実施し、首尾良く刑期短縮やら執行猶予やらを勝ち取ったからしめしめと今度は除名撤回し、「復帰を歓迎する」のだそうである。
 
 親分のSSがそんな調子では、報じられるとおり子分のベスーンが、日本ではそれらしくしおらしい態度を見せ、「南極海での妨害活動に参加しない意思を表明」しつつ、「日本の捕鯨をやめさせるのをあきらめることはない」などと強調。」するのも無理はない。
 
 所詮、タイトルにもしたとおり「白人、皆、嘘吐き」どころか他人と言うのは嘘吐きだと思ってかからねばならないのが「国際標準」であり、SSやらベスーン被告やらはその一例に過ぎないのである。
 
 況や彼らは「反捕鯨」や「環境保護」など看板に出すだけの人種差別主義者だ。「黄色いサル」との約束など、都合一つで反古にするつもりだろう。
 
 忘れてはいけないな。彼ら白人は、そうやって殆ど全世界を植民地化したことを。
 
 昔、僅かばかりの昔。世界は白人のモノだと思われた。
 困ったことに、それは半分ぐらい事実だった。
 世界中で、白人だけが近代的な銃火器や軍艦を作り、それらを装備した軍隊を持った。
 有色人種は、銃火器や軍艦を、白人から買うしかなかった。
 
 独り、日本人を除いては。