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 些か旧聞に属するが、報じられているのは菅首相が副首相兼国家戦略担当大臣だった頃に発したとされる「沖縄独立」論に対する仙石官房長官の反応。
 
 仙石官房長官曰わく。
1> 「著作を読んでいない。
2> 検証のしようがない伝聞証言は刑事訴訟法でいえば証拠能力がないということだ」>  また、首相に事実確認をするかどうかについては
3> 「今のところ、そういう質問をするつもりはまったくない」と強調した。
 報道では、仙石官房長官はコメントを避けたと報じられているが、果たして、それだけだろうか。
 
 まず上記1>と上記2>は先ず関係がおかしい。上記1>で述べている「仙石官房長官が問題の著書を読んだことがあるか否か。」というのと、その著作の記述が「検証のしようがない伝聞証拠」であるか否かとは、全く無関係だ。仙石官房長官が読んだことがあるないかに関係なく、問題の著作の記述=菅首相が副首相兼( くどいようだが )国家戦略担当大臣だった頃発したとされる「沖縄独立論」が「検証のしようがない伝聞証言」かどうかは決まる。従って仙石官房長官自身が問題の著作を読んでいないと述べる事には、「仙石官房長官は、問題の記述を検証にしようがない伝聞証言か否かすら判断する材料を持たない。」と言う表明以上のものにはならない。
 
 つまりは、逃げであり、判断の意図的回避だ。
 
 私が上記1>~2>を「逃げ」であり「判断の意図的回避」と断定してしまうのは、上記3>の仙石官房長官自身の発言、即ち話題となっている「沖縄独立論」をかつて吐いたか否かの確認すら菅首相に対し行わないと宣言している事による。
 
 菅首相当人に確認する気が無い、と言う事は、菅首相がかような発言=沖縄独立論をしたとしても問題視しないと言っているのである。
 
 つまり、普天間基地問題の複雑さ困難さの前には、沖縄の主権を放棄することも充分あり得ると、仙石官房長官は認めているのである。
 
 つまり、仙石官房長官も、閣僚たる資格が無い事を自白している訳だ。
 
 首相失格の首相の元では、閣僚失格の閣僚もいるのが当たり前だな。
 
首相失格 菅首相の「沖縄独立」論を斬る-沖縄が独立すれば米軍基地がなくなると思っているところが阿呆だな。   http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32916827.html

 
 勇将の下に弱卒なし、と言う。
 菅首相及び現政権は、その逆だ。
 
 即ち、

 弱将の下に勇卒無し。