「鳩山首相の努力」を探せ1!  http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32630976.html  
「鳩山首相の努力」を探せ2! http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32639127.html   より続く
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 以下の経緯は番号順になっており、(1)は「変心、変身、また変針」まで遡る。
 
 前回「努力は子供のする事だ。大人は、やり遂げるべきなのだ。」以降の経緯を纏める。前回までの記事は以下URLに独立させた。
http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32456004.html
 
(191) 平成22年05月17日(月) この日首相公邸前で記者団に対して鳩山首相は普天間基地移設問題について曰く。
1> 「最初から厳しい状況は分かっているが、
2> 国民、日米の安保、日本の平和と安全のためにやらなければならないことはやる決意は変わらない。
3> (決着の期限と明言する)5月末に向けて最大限、頑張る。
4> 国民と一緒に行動していきたい」
 散々「決着の期限」と吹聴してきた「5月末」は「最大限、頑張る。」でしかなくなっているのは既報のの通りであるが、一体今まで何をどう頑張ってきたのかね?
 私はこの問題を当ブログで取り上げて久しいが、「鳩山首相の努力」なんて、全く記憶にないのだけれど。代わりに法螺や嘘や強弁や誤魔化しは山ほどある。
 更に私に言わせれば、「最初から厳しい状況は分かっている」と言うのも大嘘である。
 首相は先頃、政権交代当時は沖縄駐留の米海兵隊が抑止力であるとは知らなかったと、自ら自白している。
 今は、米海兵隊が抑止力であると知っている( 筈。例によって、「上記発言した事を、鳩山首相がまだ覚えているならば。」と言う実に恐るべき前提条件が付く。 )のであるから、その分少なくともその「政権交代」以前から鳩山首相が唱えていた、公約だか口約束だか良くわからない「できれば国外。少なくとも県外への普天間基地移設」と言う約束は、「米海兵隊は抑止力である」事を知る事で実現が難しくなった筈であり、その難しくなった分は、「米海兵隊は抑止力である事を知らなかった」政権交代当初は知らなかったはずである。
 従って「最初から厳しい状況は分かっている」と言う今回の鳩山首相の発言は、明らかに嘘である。
 無論鳩山首相が、「米海兵隊は抑止力である」と言う事も、それを知ったという先の発言も、綺麗サッパリ忘れてしまっていなければ、だが。
 ついでにもう一つ。上記4>の通り鳩山首相は「国民と一緒に行動」して居るそうだが、一体誰の事を言っているのかね?
 少なくとも私と一緒に行動はしていない。私は日本国民の一人にしか過ぎず、国民代表と称する心算も、さらさらないが。
 何方か、「鳩山首相と一緒に行動する国民」の心当たりがあれば、是非御教示願いたい。
 まだ2割ほども支持率は残っているようだから、その支持者のことを言っているのだろうか?だが、鳩山首相を「支持する」のと「一緒に行動する」との間には、相当乖離があるように思うのだが。
 況や、「鳩山首相を支持はしないが一緒に行動する」なんて酔狂な国民が、本当に居るのだろうか?
普天間問題で首相「最初から厳しい状況は分かっている」  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100517/plc1005170959009-n1.htm
 
(192)平成22年05月17日(月) 平野官房長官はこの日、「5月末までに政府の方針を、閣議に於ける首相発言として「決定」する」と言う案を示唆した。
> 首相発言で内閣全体の意思を示すことになるとの認識を強調。
したそうでもあるが、
> 各閣僚の署名が必要な閣議決定や閣議了解ではなく、閣議での首相発言で決着させる
と言うことであり、上記(189)の通り福島民主党主が閣議了解しないと公言している以上、平野官房長官が目指す「首相発言」は「内閣全体の意思」を表すものではありえない。したがって、これを以って政府方針といい、「5月末決着」と言うのは、詭弁以外の何物でもない。
 その発言は、政府案でもなければ、内閣案ですらない。鳩山首相私案であり、あたかも先の衆院選挙に老いて鳩山首相が「民主党党首の意見」として唱えた「普天間基地の国外移設。最低限県外移設。」と同レベルのものにしかならない。
 即ち、「最低限県外移設」と同様、反古にされる可能性が、十分にあるものにしかならない。

 それは「決着」などでは、あろう筈がない。
普天間政府方針で官房長官、5月末の「閣議了解なし」を示唆   http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100517/plc1005171241012-n1.htm