泰山鳴動、噴火するか？３

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http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/32244990.htmlより

(136)　平成22年04月01日(木)　3/29の岡田外相―ゲーツ長官会談で、日本側が現行日米合意に沿った辺野古海上案を検討対象から外して居た事が判明した。岡田外相は「現行案の実現は厳しい」と説明したという。

　一体何処に目をつけているんだろうね。
　「最終的には勝連沖への二段階移設案＆訓練の半分は県外」と言う副案だか政府案だか良くわからない案よりは、現行日米合意に沿った辺野古海上案の方が遥かに利点がある。
　「訓練の半分は県外」何て不利な且つ我が国の安全保障上大問題である住建を甘受するぐらいならば、アメリカは普天間基地の継続使用をするばかりだろう。
　｢そんなことは沖縄県民の思いが許さない。｣といったところで始まらない。現行日米合意に基づく普天間基地移設並びに普天間返還を、自ら放棄したのは日本側であり、鳩山首相であり、民主党であり、現政権だ。
　｢角を矯めて牛を殺す｣とはこのことだ。
普天間移設　岡田外相、現行案を除外…米国防長官への説明　　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100402-00000004-maip-pol

(137)平成22年04月02日(金)　アメリカに行っていた岡田外相の帰国を受けてこの日開かれた閣僚会議によって、普天間基地移設問題の「考え方を意思統一した。（交渉などは）共有認識でやる」と報じられている。
　つまりこの日までは、普天間基地移設問題の考え方は不統一であり、バラバラであったと白状している訳だ。
　だとすると、ますます岡田外相が何をしにワシントンまで出かけたのかわからない。
　共通公約に安全保障策を盛り込めなかった現連立政権の意思が、どう統一されたかは、この時点ではまだ不明である。
普天間移設で閣僚会議「考え方意思統一」官房長官　　http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100402-OYT1T01003.htm

(138)　平成22年04月05日(月)　以下の毎日新聞記事は、普天間基地最終移設先として今の政府案になっている（多分）勝連沖=ホワイトビーチ埋め立て案の成立経緯である。
　地元勝連としても、沖縄駐留米軍及びアメリカ政府としても、相応の成算があっての｢勝連沖埋め立て案｣であったようである。
　但し、その成算、少なくとも米軍及びアメリカ政府としての成算は勝連沖埋め立て新基地周辺及び沖縄県内での訓練を想定している。それが普通であるから。
　態々訓練の半分を沖縄県外で実施する、と言う事は200km以上隔たった、一番近いところで徳之島まで行って訓練するという、今の政府案につけられた条件は想定されていない。
　｢訓練の半分以上を県外にされるホワイトビーチ案｣と｢普天間基地継続使用で県内訓練｣を比べたら、迷うことなく米国は普天間継続使用を選ぶだろう。
　また今回の場合、アメリカ側には普天間基地継続使用を選択できる選択の自由がある事も、想起されるべきだろう
転換期の安保２０１０：普天間移設・ホワイトビーチ案　「抵抗少ない」はずが　　http://mainichi.jp/select/world/news/20100405ddm003010107000c.html

(139)　平成22年04月06日(火)　この1日に仲井真沖縄県知事が平野官房長官から受けた普天間基地移設案では、①辺野古陸上部にヘリパッドを増設　②最終的には勝連沖に移設　の従来判明している｢2段階移設案｣の前段階に、　(0)　徳之島(鹿児島）に米海兵隊ヘリ部隊をまず移す　と言う｢三段階移設案｣であったことが判明した。
　これに対し、アメリカ側に説明しているのは上記の｢二段階移設案」である。
　上記（137）にある通り、政府の考え方が意思統一されたならば、（A)二段階移設案か、（B)三段階移設案か、はたまた（C)全く別の案かは不明であるが、（B)三段階移設案以外であるならば、相応の説明が仲井真沖縄県知事には在る筈だろう。
　それが、沖縄県民を説得できるものか、更には、アメリカ側尾説得できるものであるかと言うと、極めて疑問どころか、5月までには合意できないだろうことには賭けても良いぐらいであるが。
普天間移設「徳之島にまず移転」　平野長官、知事伝達　　http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-160430-storytopic-53.html

＜付記　普天間基地移設問題シリーズ＞