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(B)前回記事以降の経緯2
以下の経緯は番号順になっており、(1)は「変心、変身、また変針」まで遡る。
(132) 平成22年03月30日(火) 鳩山首相の開き直りは続く。と言うよりは、最早こうなっては、開き直り続ける他ないのだろう。普天間基地移設「問題」と同様、これもまた身から出たさび、自ら撒いた種である。
> 移設先の政府案を3月中にまとめると自ら表明していたことについて、
1>「1日、2日、数日ずれることは何も大きな話ではない。
2> 大事なのは5月にしっかりした案を理解してもらうことだ」
1>「1日、2日、数日ずれることは何も大きな話ではない。
2> 大事なのは5月にしっかりした案を理解してもらうことだ」
言うもさらなりであるが、今は既に4/7。現在に至るまで、普天間基地移設先の政府案は一つになどならず、「最初の内は徳之島に移設」などと言う「三段階移設案」なんて奇手まで飛び出すが、何れも奇手と言うばかりで実効はなし。
少なくとも上記1>で言う「ズレ」は1週間以上になっており、「しっかりした案」なんぞ、影も形もない。
即ち、どう贔屓目に見ても、「3月中にまとめる」筈だった政府案の4月ずれ込みは、大きな話に成長しつつある。
在日米軍再編:普天間移設 政府案ずれ込み、大きな話でない--鳩山首相 http://mainichi.jp/select/world/news/20100330dde001010049000c.html
少なくとも上記1>で言う「ズレ」は1週間以上になっており、「しっかりした案」なんぞ、影も形もない。
即ち、どう贔屓目に見ても、「3月中にまとめる」筈だった政府案の4月ずれ込みは、大きな話に成長しつつある。
在日米軍再編:普天間移設 政府案ずれ込み、大きな話でない--鳩山首相 http://mainichi.jp/select/world/news/20100330dde001010049000c.html
(133) 平成22年03月30日(火) 更に3月もドンズマリになってくると、鳩山首相の醜態は更に磨きがかかる。この日のぶら下がり記者に対する会見の内普天間基地問題関連はは以下の通り。例によって適当なところで切り、番号を振ったのが鳩山首相の発言である。
> --普天間飛行場の移設問題をめぐって岡田克也外務相が米国のクリントン国務長官と会談し、現行案の実現は困難だという考えを伝えたようだが、報告は入っているか。
> また首相は今朝、政府案のとりまとめについて「3月末から数日ずれこむことは大きな問題ではない」と述べたが、現行案が最善だとする米国側を納得させられるような案は固まりつつあるのか
1> 「はい。アメリカはアメリカの主張は当然、あってしかるべきだと思います。
2> ただ、あの、岡田外務大臣、直接ではありませんが、間接的にクリントン長官との会談の様子はうかがいました。
3> むしろ、岡田大臣のほうから『アメリカとしては現行案でしょうが』と。
4> 『しかし、なかなか現実的には難しい』という環境の話をされた。
5> 中身の具体的なことは必ずしも申されなかったというふうにはうかがっています」
> --普天間飛行場の移設問題をめぐって岡田克也外務相が米国のクリントン国務長官と会談し、現行案の実現は困難だという考えを伝えたようだが、報告は入っているか。
> また首相は今朝、政府案のとりまとめについて「3月末から数日ずれこむことは大きな問題ではない」と述べたが、現行案が最善だとする米国側を納得させられるような案は固まりつつあるのか
1> 「はい。アメリカはアメリカの主張は当然、あってしかるべきだと思います。
2> ただ、あの、岡田外務大臣、直接ではありませんが、間接的にクリントン長官との会談の様子はうかがいました。
3> むしろ、岡田大臣のほうから『アメリカとしては現行案でしょうが』と。
4> 『しかし、なかなか現実的には難しい』という環境の話をされた。
5> 中身の具体的なことは必ずしも申されなかったというふうにはうかがっています」
以上1>~5>は岡田外相の対米説明報告である。鳩山首相の認識では、岡田外相は上記3>4>より「現行日米合意の履行は難しい」と言うのみで、上記5>から日本側の2段階移設案はろくに説明しなかったと言っている。上記(130)で岡田外相が「ゼロベースで検討中」と言っているのは、日本側から2段階移設案どころか、何の移設案も持っていっていないという認識を、鳩山首相は明かしている。
だったら岡田外相は、何をしにワシントンに行ったのだろう。
アフガニスタンにも「タダ行ってきただけ」の岡田外相では、政府案を持ってワシントン入りしたところで、大して役には立たないのかも知れないが。
だったら岡田外相は、何をしにワシントンに行ったのだろう。
アフガニスタンにも「タダ行ってきただけ」の岡田外相では、政府案を持ってワシントン入りしたところで、大して役には立たないのかも知れないが。
6> 「大事なことは、この政府の考え方をまとめていくにあたって、
7> 当然、アメリカの皆さん、あるいは沖縄、あるいは沖縄だけではなくてかかわりある地域の皆様方のご意見をうかがって、
8> 政府の考え方をまとめていく。
9> 最終的には、5月末までにそれぞれのご理解をいただくようにしていくことが大事であって、
10> そのためのプロセスを今、行っているところでございます」
7> 当然、アメリカの皆さん、あるいは沖縄、あるいは沖縄だけではなくてかかわりある地域の皆様方のご意見をうかがって、
8> 政府の考え方をまとめていく。
9> 最終的には、5月末までにそれぞれのご理解をいただくようにしていくことが大事であって、
10> そのためのプロセスを今、行っているところでございます」
素朴な疑問なんだが、その「プロセス」は一体いつから始めたのかね?昨年夏の衆院選挙前にバラ色の公約ばら撒いた時からではないのかね?
だとしたら、もう1年近く続くそのプロセスは、一体いつ終わるのかね。
そのプロセスの終わりは、普天間基地移設先の政府案の1本化でしかなく、少なくとも対米、恐らくは対沖縄県民の交渉はそこがスタート地点、叩き台でしかない。その交渉には、どれぐらいの期間を見ての「5月末決着」なのかね。
地球の太陽暦で答えて欲しいもんだな。
だとしたら、もう1年近く続くそのプロセスは、一体いつ終わるのかね。
そのプロセスの終わりは、普天間基地移設先の政府案の1本化でしかなく、少なくとも対米、恐らくは対沖縄県民の交渉はそこがスタート地点、叩き台でしかない。その交渉には、どれぐらいの期間を見ての「5月末決着」なのかね。
地球の太陽暦で答えて欲しいもんだな。
> --確認だが、首相は「3月末までに政府案をまとめる」と言っていたが、
> 本当に明日までに案をまとめられるか
11> 「今、申し上げた通りです。
12> したがって、私は、3月末までにというのは、当然、5月末までにすべてを決めると。国民の皆さん、アメリカの皆さんの理解を求めるためには、大体このぐらいの時までに政府の考え方をまとめていきたいと。
13> 今、関係の閣僚の皆さん方の了解を、意思の疎通をはかってきているところでありまして、
14> それをベースにしながら、アメリカや沖縄をはじめ、関係の方々と、議論をスタートしようとしているところでございます」
> 本当に明日までに案をまとめられるか
11> 「今、申し上げた通りです。
12> したがって、私は、3月末までにというのは、当然、5月末までにすべてを決めると。国民の皆さん、アメリカの皆さんの理解を求めるためには、大体このぐらいの時までに政府の考え方をまとめていきたいと。
13> 今、関係の閣僚の皆さん方の了解を、意思の疎通をはかってきているところでありまして、
14> それをベースにしながら、アメリカや沖縄をはじめ、関係の方々と、議論をスタートしようとしているところでございます」
まず、鳩山首相の日本語がますます混乱していて論旨がつかみにくい。記者の質問は単純だ。「3月といえば後1日しかない。その残り1日で、政府案が纏まるのか?Yes or NO?」間違いようがない。
これに対して首相の第一声は上記11>である。YesでもNoでもなく、As I saidなのだが、上記6>~11>では直接に「3月中に政府案を出す」とも「出さない」とも言っていない。好意的に解釈するならば、上記10>の「プロセス」を昨年衆院選前からズッと行い続けているのだから、あと1日かそこらで決着する訳がない。従ってNoと言うことだろう。
で、上記12>ではその「3月中に政府統一案」と言うのをタダの「努力目標だった」と言い訳している。「3月中」と言うのは「大体このぐらいの時」などと言うあやふやな表現で誤魔化している。上記13>は「その努力派しているんだぞ。」と言う、好意的に解釈すればアピール。平たく言えばいい訳である。
その「努力」の結果である「普天間基地移設先政府統一案」を「3月中に出す」筈だったのだから。
上記14>はどちらかと言うと、政府統一案以降の話だろう。であるならば、まだその議論のスタート地点にさえ、立って居ないのである。
「この、鳩山首相印の普天間基地移転先政府統一案が目に入らぬかぁ!」と一喝さえすれば、沖縄県民もアメリカも恐れ入って賛成するとでも思っているのだろうか。
私はむしろ、そんな印の入った政府統一案なんか、誰もさんっせいしないし、それ以上に、誰も信用しないのではないかと思えるのだが。
【鳩山ぶら下がり】普天間移設「最終的に5月末までに…」(30日夜)2010.3.30 19:13 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100330/plc1003301916020-n1.htm
これに対して首相の第一声は上記11>である。YesでもNoでもなく、As I saidなのだが、上記6>~11>では直接に「3月中に政府案を出す」とも「出さない」とも言っていない。好意的に解釈するならば、上記10>の「プロセス」を昨年衆院選前からズッと行い続けているのだから、あと1日かそこらで決着する訳がない。従ってNoと言うことだろう。
で、上記12>ではその「3月中に政府統一案」と言うのをタダの「努力目標だった」と言い訳している。「3月中」と言うのは「大体このぐらいの時」などと言うあやふやな表現で誤魔化している。上記13>は「その努力派しているんだぞ。」と言う、好意的に解釈すればアピール。平たく言えばいい訳である。
その「努力」の結果である「普天間基地移設先政府統一案」を「3月中に出す」筈だったのだから。
上記14>はどちらかと言うと、政府統一案以降の話だろう。であるならば、まだその議論のスタート地点にさえ、立って居ないのである。
「この、鳩山首相印の普天間基地移転先政府統一案が目に入らぬかぁ!」と一喝さえすれば、沖縄県民もアメリカも恐れ入って賛成するとでも思っているのだろうか。
私はむしろ、そんな印の入った政府統一案なんか、誰もさんっせいしないし、それ以上に、誰も信用しないのではないかと思えるのだが。
【鳩山ぶら下がり】普天間移設「最終的に5月末までに…」(30日夜)2010.3.30 19:13 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100330/plc1003301916020-n1.htm
(134) 平成22年03月30日(火) 年度末も押し詰まって開催されたのが、鳩山首相と谷垣自民党党首との党首討論。この党論で鳩山首相の口から飛び出したのが、普天間基地移設先の「腹案」である。
1> やはり新政権を担っている以上、だから今まで13年、14年かかったとしても、
2> これから半年の間にしっかりと新しい普天間の移設先を探しますよと。
3> そのためには、アメリカの皆さんにも、あるいは沖縄を始めとする関係のある皆さん方にもご理解をいただかなきゃならない。
4> そのために、腹案というものを用意をしています。そういったじゃありませんか。
5> 私としての今の考え方というものはもうすでに用意はしています
2> これから半年の間にしっかりと新しい普天間の移設先を探しますよと。
3> そのためには、アメリカの皆さんにも、あるいは沖縄を始めとする関係のある皆さん方にもご理解をいただかなきゃならない。
4> そのために、腹案というものを用意をしています。そういったじゃありませんか。
5> 私としての今の考え方というものはもうすでに用意はしています
6> 交渉をこれからして参りたいと思っているところでございまして、
7> その、くどいようですが、腹案はもうすでに用意しているところでございます
7> その、くどいようですが、腹案はもうすでに用意しているところでございます
これらについてのコメントは別記事に譲ろう。
タダ一言。沖縄「県民」も社民・国民新党もアメリカも納得するような案は、鳩山首相の妄想の中にしかない。その案でも、我が国の安全保障上は大問題になるであろう。
そうか、判ったぞ!-鳩山首相、普天間基地移設案に腹案あり。党首討論で
【党首討論詳報(3)】普天間移設案 、首相「腹案すでに用意している」http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100331/plc1003311713019-n1.htm
タダ一言。沖縄「県民」も社民・国民新党もアメリカも納得するような案は、鳩山首相の妄想の中にしかない。その案でも、我が国の安全保障上は大問題になるであろう。
そうか、判ったぞ!-鳩山首相、普天間基地移設案に腹案あり。党首討論で
【党首討論詳報(3)】普天間移設案 、首相「腹案すでに用意している」http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100331/plc1003311713019-n1.htm
(135) 平成22年04月01日(木) 所がこの党首討論に於いて鳩山首相がぶち上げた「腹案」サッパリ正体が見えない。
> 岡田克也外相は訪問先のニューヨークで記者団に
> 「(腹案とは)平野氏を中心に閣僚で検討してきた考え方のことを言ったと思うが、
> 首相に聞いた方がいい」と首をかしげた。
> 「(腹案とは)平野氏を中心に閣僚で検討してきた考え方のことを言ったと思うが、
> 首相に聞いた方がいい」と首をかしげた。
閣僚でさえ首をかしげるようでは、この腹案を首相以外で知っているのは、金星人ぐらいなのだろう。
なお、下記の報道では、以下のように「腹案」は結局「2段階移設案のことらしい」としている。
なお、下記の報道では、以下のように「腹案」は結局「2段階移設案のことらしい」としている。
> 実は首相の「腹案」は2段階移設案を指していたようだが、混乱は収まらなかった。
> 関係閣僚協議では政府案を文書化するまで内容を詰めることができなかったため、
> 閣僚らは米国や沖縄などにそれぞれ都合のよい部分をつまみ食いして説明してきたからだ。
> 関係閣僚協議では政府案を文書化するまで内容を詰めることができなかったため、
> 閣僚らは米国や沖縄などにそれぞれ都合のよい部分をつまみ食いして説明してきたからだ。
つまりは、「腹案がある」などと言う高尚な状態ではなく、まともな政府統一案・統一コンセプトが、はなっからないのである。
【普天間移設】首相の「腹案」発言でまたも混乱 閣僚も「?」、怒りの沖縄県知事は上京 (1/3ページ) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100402/plc1004020009000-n1.htm
【普天間移設】首相の「腹案」発言でまたも混乱 閣僚も「?」、怒りの沖縄県知事は上京 (1/3ページ) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100402/plc1004020009000-n1.htm