今回は本シリーズでは珍しく、直接記事にリンクした本文記事である。その相関については、追々記述するとしよう。
さて、普天間基地移設「問題」については、現政権、なかんずく鳩山首相と民主党の「(昨)年内決着」がものの見事に粉砕されて以来、新たに設定された期限「(今年・・・の筈)5月までに決着」と言うのは鳩山首相、現民主党政権の「口約」であり、折に触れて鳩山首相なんざ絶大な自信を見せているところである。
であると言うのに、「国外=グアムへの後退。または沖縄県外なら何処でも良いが、何処とは党としては言えない。」などと言う非現実的かつ不真面目極まりない社民答案さえ明らかにされ居るというのに、肝心の民主答案がさっぱり明示されないと言うのはかねて当シリーズで指摘しているところだ。
「それは、『普天間基地移設先を決定しても公開しない』と称する時間稼ぎではないか。」と産経が報じたのは上記経緯(118)であり、それを裏書きしたのが同(120)、(121)である。
いやそんな事はない、政府案は国民新党の辺野古陸上案で決まりだぁと言うのが上記経緯(122)である。
であると言うのに、「国外=グアムへの後退。または沖縄県外なら何処でも良いが、何処とは党としては言えない。」などと言う非現実的かつ不真面目極まりない社民答案さえ明らかにされ居るというのに、肝心の民主答案がさっぱり明示されないと言うのはかねて当シリーズで指摘しているところだ。
「それは、『普天間基地移設先を決定しても公開しない』と称する時間稼ぎではないか。」と産経が報じたのは上記経緯(118)であり、それを裏書きしたのが同(120)、(121)である。
いやそんな事はない、政府案は国民新党の辺野古陸上案で決まりだぁと言うのが上記経緯(122)である。
真偽のほどは未だ判らない。
私は普天間基地移設先の具体的現実的な民主党案は、昨年衆院選で夢をばらまいたときも、その選挙に勝って首相として晴れて日米首脳会談に出席したときも、防衛大臣と外務大臣に移設先検討を指示して以降も、そして現在に至るまで、まともに存在した事がないのではないかと疑い、確信までしているが、その確信も推測に過ぎない。
辺野古陸上、勝連半島沖、徳之島から佐賀県まで、「普天間基地移設先」と地名が上がる度に、首長の反対表明だの議会の反対決議だのが間髪を入れずに出てくる現状では「決定はしても(しばらくは)公開しない」と言うのは仲々わかりやすい、理解を得やすい理由ではあるが、今までも共に検討してこなかった実績があるから、わたしならそんな「理解」など決してしない。
更に言えば、上記経緯(122)で政府案有力候補とされる辺野古陸上案は、既に一度は検討され、住民に対する危険度などの点で辺野古海上案=現行日米合意案に劣るとして落ちた案。
それを今回復活させる利点は、「現行日米合意案ではない」つまり自民党前政権の事績ではないと言う以外は殆ど無い。
せいぜい「海を埋め立てないで済む。」だけ。つまり、沖縄の海を護るために、辺野古の住民に対する騒音と危険を甘受するかという選択である。
辺野古に住んでいるわけでもない部外者や、環境テロリストでもない限り、どちらかの二者択一ならば「海を埋め立てる」方を選ぶだろう。
事実、現行日米合意に沿って、「辺野古の海を埋め立てる」覚悟を一度は辺野古住民は固めており、今でも地元の反対派は少数だというのが、リンクしている産経の記事である。
私は普天間基地移設先の具体的現実的な民主党案は、昨年衆院選で夢をばらまいたときも、その選挙に勝って首相として晴れて日米首脳会談に出席したときも、防衛大臣と外務大臣に移設先検討を指示して以降も、そして現在に至るまで、まともに存在した事がないのではないかと疑い、確信までしているが、その確信も推測に過ぎない。
辺野古陸上、勝連半島沖、徳之島から佐賀県まで、「普天間基地移設先」と地名が上がる度に、首長の反対表明だの議会の反対決議だのが間髪を入れずに出てくる現状では「決定はしても(しばらくは)公開しない」と言うのは仲々わかりやすい、理解を得やすい理由ではあるが、今までも共に検討してこなかった実績があるから、わたしならそんな「理解」など決してしない。
更に言えば、上記経緯(122)で政府案有力候補とされる辺野古陸上案は、既に一度は検討され、住民に対する危険度などの点で辺野古海上案=現行日米合意案に劣るとして落ちた案。
それを今回復活させる利点は、「現行日米合意案ではない」つまり自民党前政権の事績ではないと言う以外は殆ど無い。
せいぜい「海を埋め立てないで済む。」だけ。つまり、沖縄の海を護るために、辺野古の住民に対する騒音と危険を甘受するかという選択である。
辺野古に住んでいるわけでもない部外者や、環境テロリストでもない限り、どちらかの二者択一ならば「海を埋め立てる」方を選ぶだろう。
事実、現行日米合意に沿って、「辺野古の海を埋め立てる」覚悟を一度は辺野古住民は固めており、今でも地元の反対派は少数だというのが、リンクしている産経の記事である。
【揺らぐ沖縄】「少数の反対意見、独り歩き」 (1/4ページ) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100321/plc1003210747002-n1.htm
無論、産経新聞だった誤報する事はあり得るし。「地元の声」と言うのは世論調査よりも更に信用しがたい少数である事も留意すべきだ。
が、名護市の基地移設反対決議案が辺野古陸上を対象としており、辺野古海上=現行日米合意案は除外されていると言うのは、一寸嘘のつきようがない処だ。
従って、この産経報道を信じるならば、「地元の声」を重視するかぎり、辺野古陸上案という芽はなく、辺野古海上=現行日米合意の履行しか成立する案はない。
無論、産経新聞だった誤報する事はあり得るし。「地元の声」と言うのは世論調査よりも更に信用しがたい少数である事も留意すべきだ。
が、名護市の基地移設反対決議案が辺野古陸上を対象としており、辺野古海上=現行日米合意案は除外されていると言うのは、一寸嘘のつきようがない処だ。
従って、この産経報道を信じるならば、「地元の声」を重視するかぎり、辺野古陸上案という芽はなく、辺野古海上=現行日米合意の履行しか成立する案はない。
この案ならば、米側も問題なく了解する。
了解しないのは、昨年夏の衆院選挙で「夢」ばらまいた民主党と、その尻馬に乗っかって騒いでいる社民党と、沖縄に跳梁跋扈する各種の反米団体と言うところだろう。
が、そもそも今回普天間基地移設が問題化したのは、民主党が昨年の夏ばらまいた無責任な「夢」に依る自業自得であるから、全く情状酌量の余地はない。
泰山鳴動、鳴り止むとしたら、蚤すら出ない結果になりそうだ。
了解しないのは、昨年夏の衆院選挙で「夢」ばらまいた民主党と、その尻馬に乗っかって騒いでいる社民党と、沖縄に跳梁跋扈する各種の反米団体と言うところだろう。
が、そもそも今回普天間基地移設が問題化したのは、民主党が昨年の夏ばらまいた無責任な「夢」に依る自業自得であるから、全く情状酌量の余地はない。
泰山鳴動、鳴り止むとしたら、蚤すら出ない結果になりそうだ。
日本語では、元の木阿弥、と言う。