報じられているのは年末も押し詰まってからロシアを訪問した岡田外相の帰国後の記者会見。
岡田外相はロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談したそうであるが、
1> 北方領土の帰属問題で目に見える進展が得られていないのは問題だと伝えたが、
2> 北方領土問題における両国の溝は深かったとう。
と報じられている。要は「北方領土は日本固有の領土であり、ロシアが(ソ連から引き継いで)不法占領している。」と言う日本側の主張(の筈)とロシアの主張が平行線に終わったと言うことだろう。
と言うことは、少なくとも岡田外相は北方領土に対する日本側の主張を伝えたと言うことであり、下手にロシアにおもねって「進展」があるよりも、「進展なし」の今回報告の方が余程良いニュースである。
但し、岡田外相には心して貰いたい。今回のロシア訪問で北方領土問題に進展がなかったのは当たり前だ。いくらロシア側が「独創的なアプローチ」何てモノをブチ上げようとも、所詮外交は国益の追求手段であり、弾丸を使わない戦争である。如何なアプローチであろうとも、ロシアの利益になるモノでしかあり得ず、その利益を最大化するためには不法占領している北方領土をできる限り「高く売りつける」つもりであることはあまりに明らかだ。
そんなロシアに対して、普天間基地移設問題を端緒として日米安保体制が危機に瀕している日本は、鴨にはなってもタフな交渉相手にはなり得ない。
中国から来た副主席を強引に天ちゃんに引き合わせた程度の中国との「友好」なんぞ、外交カード足り得ないのである。
岡田外相はロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談したそうであるが、
1> 北方領土の帰属問題で目に見える進展が得られていないのは問題だと伝えたが、
2> 北方領土問題における両国の溝は深かったとう。
と報じられている。要は「北方領土は日本固有の領土であり、ロシアが(ソ連から引き継いで)不法占領している。」と言う日本側の主張(の筈)とロシアの主張が平行線に終わったと言うことだろう。
と言うことは、少なくとも岡田外相は北方領土に対する日本側の主張を伝えたと言うことであり、下手にロシアにおもねって「進展」があるよりも、「進展なし」の今回報告の方が余程良いニュースである。
但し、岡田外相には心して貰いたい。今回のロシア訪問で北方領土問題に進展がなかったのは当たり前だ。いくらロシア側が「独創的なアプローチ」何てモノをブチ上げようとも、所詮外交は国益の追求手段であり、弾丸を使わない戦争である。如何なアプローチであろうとも、ロシアの利益になるモノでしかあり得ず、その利益を最大化するためには不法占領している北方領土をできる限り「高く売りつける」つもりであることはあまりに明らかだ。
そんなロシアに対して、普天間基地移設問題を端緒として日米安保体制が危機に瀕している日本は、鴨にはなってもタフな交渉相手にはなり得ない。
中国から来た副主席を強引に天ちゃんに引き合わせた程度の中国との「友好」なんぞ、外交カード足り得ないのである。
ロシアと本気で北方領土について交渉する機ならば、まず日米同盟の盤石化が必須であろう。
と言うことは、現民主ー社民-国民新連立政権下では「北方領土問題の進展」は殆ど望めないと言うことだ。