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亀井氏の「保守新党」呼びかけを拒否 平沼氏 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091119/stt0911191124004-n1.htm
2009.11.19 11:24
国民新党の亀井静香代表(金融・郵政改革担当相) 国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は19日午前、国会内で「平沼グループ」の平沼赳夫元経済産業相、城内実、小泉龍司両衆院議員と会談し、保守勢力結集を目的とした新党に参加するよう求めた。平沼氏は「今後ゆっくり話し合いたい」と述べるにとどめ、新党に参加しない考えを示した。
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亀井氏の「保守新党」呼びかけを拒否 平沼氏 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091119/stt0911191124004-n1.htm
2009.11.19 11:24
会談で、亀井氏は「保守という方向は一緒のはず。保守勢力が散らばっているのはよくない」と新党の意義を説明した。しかし、新党は鳩山政権に残る方針も示したため、平沼グループ内から異論が出た。
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亀井静香国民新党党首が「保守」を自称しているとは、この記事を読むまで知らなんだ。何しろ「愚策と言うも愚かなり」に記したとおり、彼の主張する「金融モラトリアム法案」は反資本主義的であり、「資本主義の敵」と呼ぶに相応しく、郵政改革・金融相と言う地位にありながら少なくとも日本と言う資本主義国家の金融大臣に最も相応しくない人物と思われたから、どこをどう叩いても「保守」なんて音はでて来そうに思えなかったからである。
愚策と言うも愚かなり:http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/30031568.html
愚策と言うも愚かなり:http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/30031568.html
当ブログのあちこちにばら撒いてある私の思想を何と呼ぶかは、人により立場により変わるだろう事はまず間違いないが、私自身は保守・革新の二元論で言えば紛れも無く保守であると断言してしまう。その私と亀井静香氏との共通項となると、探す方が難しい。
しかしながら、自称「保守」なのだそうだ。「保守勢力結集を目的とした新党に参加するよう求めた。」のだそうだ。亀井静香氏。「保守という方向は一緒のはず。保守勢力が散らばっているのはよくない」とまで言い切ってしまっているから、保守大連立党ともいうべき壮大な構想(*1)を抱いているようなのだ。
つらつらおもんみるに、亀井氏は郵政改革に反対して自民党を離脱し、郵政改革に反対し続けている(*2)御仁。「国家事業としての郵政」と言う「旧体制」を守ろうと言うのだから、これは「保守」だ、と言う理屈と考えられる。
つまり古いもの既存のもの昔のものを守る者は、全て「保守」とする定義だ。
なんとも抽象的でしまりの無い定義である。
この定義に従うならば、現行憲法を、その憲法に書かれた改正規定に反してまで変えさせまいとしている社民党なんて、「保守中の保守」と言う事になる。
福島社民党党首が自らを保守と定義するか否か、是非伺いたいところだが、亀井氏が同じ連立政権を組む社民党に「保守勢力結集を目的とした新党に参加するよう求め」たと言う報道が無いのは、例に拠ってのマスコミ操作か、或いは「既に連立政権を組む友党なのだから、同じ党になる必要は無い。」と言う理屈だろうか。
逆に「政権交代」を旗印にして、普天間基地移設の日米合意も、日米安保そのものも白紙撤回しかねない民主党と「保守」国民新党が連立政権を組んでいるのは・・・「郵政改革阻止」と言う共通政策の故なのだろうか。だとすると、郵政改革に反対する者=国営郵便事業を守る者は全て「保守」と定義されてしまい、一体「保守」でない党はどこだろうと言う事になる。
亀井氏は「保守という方向は一緒のはず。」とも語ったそうだが、かかる抽象的な定義では「方向が一緒」の「保守」は範囲が広過ぎて纏まりようがない。
逆に、亀井氏が欲したのは「保守」ではなく「平沼グループ」であると考えた方が遥かに合理的だ。即ち「保守という方向は一緒のはず。」と言うのは、平沼グループをひきつけるための口実・方便だと考えた方が。「保守なら誰とでも新党を結成したい。」のではなく、平沼グループと国民新党の合併のみを考えていると。
政治に権謀術数はつきものだが、それにしてもこの謀略は、余りに奇策、奇策と言うより珍策であり、奏功しないのも無理は無い。
尤も、「保守とは何か」と言う保守の再定義を突きつけたと言う点では、評価に値する策かもしれない。
しかしながら、自称「保守」なのだそうだ。「保守勢力結集を目的とした新党に参加するよう求めた。」のだそうだ。亀井静香氏。「保守という方向は一緒のはず。保守勢力が散らばっているのはよくない」とまで言い切ってしまっているから、保守大連立党ともいうべき壮大な構想(*1)を抱いているようなのだ。
つらつらおもんみるに、亀井氏は郵政改革に反対して自民党を離脱し、郵政改革に反対し続けている(*2)御仁。「国家事業としての郵政」と言う「旧体制」を守ろうと言うのだから、これは「保守」だ、と言う理屈と考えられる。
つまり古いもの既存のもの昔のものを守る者は、全て「保守」とする定義だ。
なんとも抽象的でしまりの無い定義である。
この定義に従うならば、現行憲法を、その憲法に書かれた改正規定に反してまで変えさせまいとしている社民党なんて、「保守中の保守」と言う事になる。
福島社民党党首が自らを保守と定義するか否か、是非伺いたいところだが、亀井氏が同じ連立政権を組む社民党に「保守勢力結集を目的とした新党に参加するよう求め」たと言う報道が無いのは、例に拠ってのマスコミ操作か、或いは「既に連立政権を組む友党なのだから、同じ党になる必要は無い。」と言う理屈だろうか。
逆に「政権交代」を旗印にして、普天間基地移設の日米合意も、日米安保そのものも白紙撤回しかねない民主党と「保守」国民新党が連立政権を組んでいるのは・・・「郵政改革阻止」と言う共通政策の故なのだろうか。だとすると、郵政改革に反対する者=国営郵便事業を守る者は全て「保守」と定義されてしまい、一体「保守」でない党はどこだろうと言う事になる。
亀井氏は「保守という方向は一緒のはず。」とも語ったそうだが、かかる抽象的な定義では「方向が一緒」の「保守」は範囲が広過ぎて纏まりようがない。
逆に、亀井氏が欲したのは「保守」ではなく「平沼グループ」であると考えた方が遥かに合理的だ。即ち「保守という方向は一緒のはず。」と言うのは、平沼グループをひきつけるための口実・方便だと考えた方が。「保守なら誰とでも新党を結成したい。」のではなく、平沼グループと国民新党の合併のみを考えていると。
政治に権謀術数はつきものだが、それにしてもこの謀略は、余りに奇策、奇策と言うより珍策であり、奏功しないのも無理は無い。
尤も、「保守とは何か」と言う保守の再定義を突きつけたと言う点では、評価に値する策かもしれない。
<注釈>
(*1)と言うより、法螺?
(*2)「郵政改革に反対している郵政改革大臣」と言うのは言語矛盾な気がするが、亀井氏は思う存分郵政改革を阻止ないし逆行させるために郵政改革大臣に就任したのだろうし、また鳩山首相はそれを期待ないしは容認して任命したのだろう。
(*1)と言うより、法螺?
(*2)「郵政改革に反対している郵政改革大臣」と言うのは言語矛盾な気がするが、亀井氏は思う存分郵政改革を阻止ないし逆行させるために郵政改革大臣に就任したのだろうし、また鳩山首相はそれを期待ないしは容認して任命したのだろう。