報じられているのはNASAが開発中の次世代宇宙ロケット「アレス」の実証機「アレスI-X」が発射試験に成功し、ブースタ分離及び着水にも成功したと言う記事。
>アレスは全長100メートルの過去最大のロケット
>カプセル型の新型有人宇宙船「オリオン(Orion)」を地球低軌道に乗せるよう設計されている。
とも報じられている。下のパラグラフの新が有人宇宙船「オリオン(Orion)」はもうすぐ退役する宇宙往還機「スペースシャトル」の後継機とされているから、先頃双連ロケットH-IIBで打ち上げられ(てもうすぐ大気圏に突入して燃え尽きて任務完遂となる)HTVとは補間関係と言えよう。有人飛行は「オリオン」で、荷物運びの無人飛行はHTVという分担になりそうだ。
アレスの外見的特徴は、妙に太い2弾目と、逆に細い1弾目、それの2弾目の先端から突き出すスパイクだ。何だかロシア製の対戦車ロケットランチャー・RPG-7或いはドイツの対戦者成形炸薬榴弾・パンツァーファウストを思い出すのは、私だけだろうか。
オリオン宇宙船は、スパイクの後ろ、2段目の先端に格納される。
宇宙ロケットとしては2段ロケットで、2段目はスペースシャトルのメインエンジンや我らがH-2と同じ液体酸素・液体水素いわゆる「液酸液水」エンジンだそうだ。水素H2と酸素O2が燃えると当然水H2Oになるわけだから、最近流行の「エコ」であるのみならず、比推力が最も高くなる組み合わせであり、エンジンとしては高効率を望める燃料だ。
対する1段目ロケットは固体ロケット。我らがH-2でもスペースシャトルでも補助ブースタとしてはポピュラーだが、1本の固体ロケットで有人飛行というのはアレスが初めてだという。さらには、この1段目の固体ロケットは、パラシュートを開いて海面に着水。回収して再利用すると言うから、ますます「エコ」だね。
記事に報じられている通り、アレスの開発が計画通りに逝ったとしても、スペースシャトルの退役には間に合わず、アレスが就役するまでの間はロシアの宇宙ロケットに有人飛行は頼らざるを得ない(無人飛行には我らがHTVがある)のが現状である。
今回のアレス実証機アレスI-Xの成功が意義深い所以である。
それは同時に、先日のHTV成功(未だ分離と大気圏突入が残っているから、完全成功ではない)の意義の深さでもある。
>カプセル型の新型有人宇宙船「オリオン(Orion)」を地球低軌道に乗せるよう設計されている。
とも報じられている。下のパラグラフの新が有人宇宙船「オリオン(Orion)」はもうすぐ退役する宇宙往還機「スペースシャトル」の後継機とされているから、先頃双連ロケットH-IIBで打ち上げられ(てもうすぐ大気圏に突入して燃え尽きて任務完遂となる)HTVとは補間関係と言えよう。有人飛行は「オリオン」で、荷物運びの無人飛行はHTVという分担になりそうだ。
アレスの外見的特徴は、妙に太い2弾目と、逆に細い1弾目、それの2弾目の先端から突き出すスパイクだ。何だかロシア製の対戦車ロケットランチャー・RPG-7或いはドイツの対戦者成形炸薬榴弾・パンツァーファウストを思い出すのは、私だけだろうか。
オリオン宇宙船は、スパイクの後ろ、2段目の先端に格納される。
宇宙ロケットとしては2段ロケットで、2段目はスペースシャトルのメインエンジンや我らがH-2と同じ液体酸素・液体水素いわゆる「液酸液水」エンジンだそうだ。水素H2と酸素O2が燃えると当然水H2Oになるわけだから、最近流行の「エコ」であるのみならず、比推力が最も高くなる組み合わせであり、エンジンとしては高効率を望める燃料だ。
対する1段目ロケットは固体ロケット。我らがH-2でもスペースシャトルでも補助ブースタとしてはポピュラーだが、1本の固体ロケットで有人飛行というのはアレスが初めてだという。さらには、この1段目の固体ロケットは、パラシュートを開いて海面に着水。回収して再利用すると言うから、ますます「エコ」だね。
記事に報じられている通り、アレスの開発が計画通りに逝ったとしても、スペースシャトルの退役には間に合わず、アレスが就役するまでの間はロシアの宇宙ロケットに有人飛行は頼らざるを得ない(無人飛行には我らがHTVがある)のが現状である。
今回のアレス実証機アレスI-Xの成功が意義深い所以である。
それは同時に、先日のHTV成功(未だ分離と大気圏突入が残っているから、完全成功ではない)の意義の深さでもある。