無論私の独断だ。
そもそも「美しさ」などと言う恣意的な基準で判定を下すには、多かれ少なかれ独断が混じることは間違いないのだが、我が国の艦艇(その殆どが国産であるのは幸いだ)の場合は客観的に「美しい」と断言できるだけの基準がある。(艦名の美しさについては、既に記事を書いていたな。 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/28271917.html)
それは、艦体・艇体の滑らかさだ。
そもそも「美しさ」などと言う恣意的な基準で判定を下すには、多かれ少なかれ独断が混じることは間違いないのだが、我が国の艦艇(その殆どが国産であるのは幸いだ)の場合は客観的に「美しい」と断言できるだけの基準がある。(艦名の美しさについては、既に記事を書いていたな。 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/28271917.html)
それは、艦体・艇体の滑らかさだ。
軍艦というものの大半は、民間の船舶と同様に鉄製の骨組みの上に鉄製の板を張り付けた「鉄骨鉄板貼り」が殆どだ。(小型艦艇や機雷戦艦艇などに木製や、FRP(繊維強化プラスチック)製、或いは艦上構造物などにアルミ製のものもあるが)鉄骨で組んだジャングルジムに鉄板を貼り付けた構造と思えばさして間違いではない。この構造は長い年月を経ると特に、鉄板がへこんで鉄骨が浮き彫りになり、いわゆる「痩せ馬」状態になることがある。特に、諸外国の軍艦では多く見られ、酷いところだと、新造当時から艦体の下の鉄骨があらわに見えることもないではない。
ところが我が国産の艦艇は、まずこんな事がない。海上自衛隊の艦艇が諸外国の海軍と比較すると新しいというのもあるだろうが、大ベテランの艦艇でもその艦体はCGかと見まごうほどに滑らかだ。
ところが我が国産の艦艇は、まずこんな事がない。海上自衛隊の艦艇が諸外国の海軍と比較すると新しいというのもあるだろうが、大ベテランの艦艇でもその艦体はCGかと見まごうほどに滑らかだ。
従って海上自衛隊の艦艇=日本の軍艦は客観的に見ても世界一美しいのである。(力説)
無論、我が国の軍艦が美しいのは艦体・艇体の滑らかさばかりではなく、そのデザインもまた秀逸なのである。
たとえば引用記事を飾っているヘリコプター護衛艦DDH「しらね」級だ。写真も翩翻と翻る旭日旗と対比させた美事なものであるが、その艦容は旧式とは言え54口径5インチ単装砲を2基前甲板に(ここが肝心)背負い式に高低差を付けて配置されている。これにより2基の砲で直前方を攻撃できるのもさることながら(これによる攻撃範囲拡大は、実は案外少ない)、何より、格好良い。
たとえば引用記事を飾っているヘリコプター護衛艦DDH「しらね」級だ。写真も翩翻と翻る旭日旗と対比させた美事なものであるが、その艦容は旧式とは言え54口径5インチ単装砲を2基前甲板に(ここが肝心)背負い式に高低差を付けて配置されている。これにより2基の砲で直前方を攻撃できるのもさることながら(これによる攻撃範囲拡大は、実は案外少ない)、何より、格好良い。
米国開発中のDDG-1000も前甲板に2基の単装砲(こちらは155mm砲)を有するが、ステルス式で隠顕式なのは兎も角、2基平置きであり、端的に言ってつまらない。
そんな世界一美しい海上自衛隊艦艇が一堂に会するのが、報じられている観艦式である。
写真を見るとイージス艦「こんごう」級あり、新鋭ヘリコプター護衛艦(実質ヘリ空母)「ひゅうが」級あり、ホバークラフト艇は水上を走り、P-3(EP-3?)はフレア(赤外線追尾ミサイルをそらせる花火)をばらまき、仲々壮観だ。
写真を見るとイージス艦「こんごう」級あり、新鋭ヘリコプター護衛艦(実質ヘリ空母)「ひゅうが」級あり、ホバークラフト艇は水上を走り、P-3(EP-3?)はフレア(赤外線追尾ミサイルをそらせる花火)をばらまき、仲々壮観だ。
残念なことに、その「しらね」級で観艦式に参加した「くらま」は母港・佐世保への帰路、コンテナ船との衝突事故を起こしてしまい火災発生し負傷者3名と報じられている。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091027-OYT1T01056.htm
が、どうやら此は海上自衛隊側の責任ではなく、韓国コンテナ船の無謀とも思える航行に責任がありそうなので、マスコミは「沈黙」状態に陥っている。
が、どうやら此は海上自衛隊側の責任ではなく、韓国コンテナ船の無謀とも思える航行に責任がありそうなので、マスコミは「沈黙」状態に陥っている。
先日同型艦「しらね」が艦内火災から戦線復帰し、任務に復帰したばかりというのに・・・「しらね」級の御難続きは、またぞろ海上自衛隊叩きを発生させるものと思われるが、海上自衛官諸子にあられては、不当な非難に屈することなく、任務に邁進されたい。
火災を起こそうが、衝突事故を起こそうが、海上自衛隊の艦艇は世界一美しいのであるし、それに乗り組む海上自衛隊員も、艦艇の美しさに負けないだけのものがあるのだから。
四面海もて囲まれし、我が敷島の厳島
他なる兵を防ぐには、陸に砲台海に船
火災を起こそうが、衝突事故を起こそうが、海上自衛隊の艦艇は世界一美しいのであるし、それに乗り組む海上自衛隊員も、艦艇の美しさに負けないだけのものがあるのだから。
四面海もて囲まれし、我が敷島の厳島
他なる兵を防ぐには、陸に砲台海に船