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 とある契機があって、海上自衛隊の艦艇を山のように見る機会があった。どんな契機かは、まあ判る人には判ってしまいそうだがとりあえず伏せよう。

 海上自衛隊の艦艇には艦番号が付与されており、艦首の両舷に白数字で書かれている。これは艦の識別の上で大変重宝するものだ。
 米海軍も同様に艦首の両舷、空母の場合は飛行甲板にも数字が描かれているが、海自とは一寸違う。
 海自の艦番号は艦に固有のものであり、艦番号さえ判れば級名は勿論艦名まで特定できる、いわばID番号だ。
 これに対し米海軍のそれは、艦種ごとに割り振られており、例えばCV-1と言えば空母「ラングレイ」、BB-1と言えば戦艦「インディアナ」を意味するが、CV(空母)だのBB(戦艦)だのの艦種を識別しないと、艦首に見える艦番号だけでは級名・艦名までは判らない。
 空母や戦艦ぐらいなら、特徴があるから(特に空母は)まず艦名まで辿り着けるが、機雷戦艦艇や補助艦艇なんかになると一寸難しい。事実これらの艦艇には艦首に艦番号共々艦種記号も記載されている例もあるが、いかんせん艦番号の方が圧倒的に大きい。

 その点我らが海上自衛隊の艦偵は、機雷戦艦艇や補助艦艇まで固有の艦番号が振られているから、艦首に書かれたその番号さえ読めれば、艦名まで判明する。冷戦華やかなりし頃にソ連の艦艇がやっていたように、艦番号を定期的に変えて識別を難しくさせる様なことはしていないから、これはこれで重宝だ。

 が、上記の際に私が持っていたのは、雑誌「世界の艦船」に基づく海上自衛隊の艦隊編成表と、同型艦名及びその艦番号を含む諸元の一覧。艦番号が読みとれてから、艦名判定までが少々手間取った。

 艦番号で並べ替えられたリストがあれば・・・・と作ったのが添付の表。

 「マニア垂涎」とは言わないが、軍港巡りなどの際には、便利かも知れない。