ここまで酷い事になるとは予想外である、と言うのが、今回の衆議院選挙の結果だ。 にほんブログ村
確かに「政権交代の大風」が吹きすさび、事前の予想も「民主党、単独過半数どころか300議席以上」との「予想」が多く見られた。無論、マスコミの「予想」を鵜呑みにするほどこちとら純真無垢にはできていないし、世論操作の可能性は常に念頭にあったのは、それまでの伝統的とも言うべきマスコミの反自民・反麻生(※1)キャンペーンの流れがあったからだ。
そのキャンペーンが世論を操作し、「民主党政権」を実現してしまう可能性があることは承知していたが、その民主党が安全保障策と言う点で全く当てにならず、社民・国民との連立(予定)政権にいたっては安全保障策を共通公約に盛り込めないと言う体たらくでは、「政権与党なぞとても任せららない」と言うのが私の感覚であり、私の感覚が世の中の平均だなどと主張する心算は毛頭ないものの、いくらなんでも確固たる安全保障策を政権与党の最低条件と考える国民だって一定割合でいるだろうから、「対当で緊密な日米関係」と実体の伴わないお題目だけ唱えるしか能のない民主党と、それを唱える事すらできない3党連立(予定)政権に、よもや絶対安定多数の議席を取らせるようなことはあるまい、と高を括っていた。
産経新聞はじめとする一部マスコミの主張や、ネット上の意見に理性的、理知的なものも散見された事に、ほのかな期待を抱いていたのも事実だ。
それだけ国民のバランス感覚と正気を信じていた、とも言えよう。
甘かった。
衆院選挙の結果は諸兄御承知の通り。民主党は1党としては日本憲政史上最多の議席をとって衆院を牛耳るに至った。
社民・国民と連立すれば、参院も牛耳れるから、これで「ねじれ国会」はついに終焉を迎えたわけだ。
確かに「政権交代の大風」が吹きすさび、事前の予想も「民主党、単独過半数どころか300議席以上」との「予想」が多く見られた。無論、マスコミの「予想」を鵜呑みにするほどこちとら純真無垢にはできていないし、世論操作の可能性は常に念頭にあったのは、それまでの伝統的とも言うべきマスコミの反自民・反麻生(※1)キャンペーンの流れがあったからだ。
そのキャンペーンが世論を操作し、「民主党政権」を実現してしまう可能性があることは承知していたが、その民主党が安全保障策と言う点で全く当てにならず、社民・国民との連立(予定)政権にいたっては安全保障策を共通公約に盛り込めないと言う体たらくでは、「政権与党なぞとても任せららない」と言うのが私の感覚であり、私の感覚が世の中の平均だなどと主張する心算は毛頭ないものの、いくらなんでも確固たる安全保障策を政権与党の最低条件と考える国民だって一定割合でいるだろうから、「対当で緊密な日米関係」と実体の伴わないお題目だけ唱えるしか能のない民主党と、それを唱える事すらできない3党連立(予定)政権に、よもや絶対安定多数の議席を取らせるようなことはあるまい、と高を括っていた。
産経新聞はじめとする一部マスコミの主張や、ネット上の意見に理性的、理知的なものも散見された事に、ほのかな期待を抱いていたのも事実だ。
それだけ国民のバランス感覚と正気を信じていた、とも言えよう。
甘かった。
衆院選挙の結果は諸兄御承知の通り。民主党は1党としては日本憲政史上最多の議席をとって衆院を牛耳るに至った。
社民・国民と連立すれば、参院も牛耳れるから、これで「ねじれ国会」はついに終焉を迎えたわけだ。
<注釈>
(※1)遡れば反安部、かな。チンパン福田内閣だけはマスコミの風当たりも優しかった様に思う。それだけ、ろくなもんじゃなかったという事だが。
「お隣さんの嫌がることはやらないでしょう。」と言う福田元首相の外交姿勢は、鳩山次期首相の「友愛外交」に通じるものがある。
普通、「お隣さん」は核兵器で脅しをかけたりはしないと思うのだが。それとも福田さんちのお隣さんは、核兵器を持っているのだろうか。
1-1 「彼らを責めてはいけない。彼らには、わからないのだ。」リチャード・ヴァレリー艦長
かかる事態に於いて、悲憤慷慨し、「有象無象の愚民共と、そのために衆愚政治に堕した民主主義」に対し悪罵の限りを尽くす事もできよう。自慢じゃないが人の悪口言わせたら、右に出る奴はそうは居ないと密かに自負している私なら、なおの事その誘惑は強い。
だが、そんな事は建設的ではない。
第一、当ブログのような弱小ブログに「日本国民」なんて大きなものの悪口を書いたところで、そりゃ陰口にしかなりようがない。批難批判は大好き(※1)だが、陰口は大嫌いと言う捻くれ者の私としては、左様な事態も御免蒙る。
焼身なり切腹なりで抗議の意を表すという手もあるし、非合法手段に訴えて「民主党政権を阻止する」と言う方法も無いではないが、前者は一度使うとそれきりの手段で結果を確認できない(※2)恨みがあるし、後者は「民主主義の美しさ」を未だ求めてやまない私の主義に反する。
「民主主義が美しい」のは、有権者が「自由な市民」である限りであり、「有象無象の愚民共」にかかっては忽ち色褪せる儚さを有することを承知しつつ。
今回改めて浮き彫りになったのは、国民の国防意識、安全保障意識の薄さだろう。それは国家意識の薄さでもあるかもしれない。無論、政権奪取を狙う民主党がその(※3)不十分な安全保障策をさらけ出す事を回避し、マスコミもこれに加担ないし看過したことから「国民の目から隠された。」と言う部分もあるだろう。集団的自衛権に触れるところまで行きながら、自民党の側の追及に甘さがあったことも否めない。
そうは言っても国民の関心が高ければ、民主党とてその無策振りを隠しようが無く、マスコミとて売れるとなればそれ相応の扱いをしたろう(※4)が、マスコミの片隅、ネットの一部でしか取り上げられないようでは如何ともし難い。
この程度の関心しか抱かないのは、一つには大東亜戦争(太平洋戦争)以降、冷戦終結後に至るまで大して金もかけずに(※5)保たれた平和のおかげではあろうが、すぐ隣の国が核実験を種に全世界に強請りをかけ、弾道ミサイルの発射実験に余念が無く、その両隣の国はそれぞれの核兵器を抱えたまま、特に片方は大軍拡著しいというのに、かくも安全保障に無策な党を政権与党に据えて「政権交代」と喜んでいるのだとしたら、「永きに渡る平和」が本当に良い事か、疑問に思えるほどだ。
さて、上記の「国民の平和ボケ」が民主党の最大欠陥を見えなく(もしくは見えにくく)していたとしても、それだけで衆院の300議席を与えられる事はなさそうに思える。野党第一党とはいえ、改選前の議席数が100議席一寸の民主党であればなおさらだ。
「それは民主党の政策が、広く国民に支持されたからだ。」と、民主党としては主張したいだろうし、マスコミもこれを支持するかもしれない。
が、私にはこれも到底信じられない。「子供手当て」やら「二酸化炭素大幅削減」や「高速道路無料化」等が300議席に値するとは到底思えないし,ましてや「靖国神社に代わる無宗教の追悼施設」や「在日外国人への参政権付与」は日教組など一部の人たちの熱烈な支持を受ける要因ではあろうが、少なくとも「国民の広い支持を受ける」ものとは言えない。それが証拠にこれらの「公約」は「マニュフェスト」には盛り込まれず、「公約細則」とも言うべき「INDEX2009」に「こっそり」忍び込まされている(様に見える)。と言う事は、民主党とてこれらの公約で国民の広い支持があるとは思っておらず、国民も相当数がINDEX2009に盛り込まれたこれら「公約」を知らぬまま、或いは意識せぬまま投票したであろうと推測されるからである(※6)。
焼身なり切腹なりで抗議の意を表すという手もあるし、非合法手段に訴えて「民主党政権を阻止する」と言う方法も無いではないが、前者は一度使うとそれきりの手段で結果を確認できない(※2)恨みがあるし、後者は「民主主義の美しさ」を未だ求めてやまない私の主義に反する。
「民主主義が美しい」のは、有権者が「自由な市民」である限りであり、「有象無象の愚民共」にかかっては忽ち色褪せる儚さを有することを承知しつつ。
今回改めて浮き彫りになったのは、国民の国防意識、安全保障意識の薄さだろう。それは国家意識の薄さでもあるかもしれない。無論、政権奪取を狙う民主党がその(※3)不十分な安全保障策をさらけ出す事を回避し、マスコミもこれに加担ないし看過したことから「国民の目から隠された。」と言う部分もあるだろう。集団的自衛権に触れるところまで行きながら、自民党の側の追及に甘さがあったことも否めない。
そうは言っても国民の関心が高ければ、民主党とてその無策振りを隠しようが無く、マスコミとて売れるとなればそれ相応の扱いをしたろう(※4)が、マスコミの片隅、ネットの一部でしか取り上げられないようでは如何ともし難い。
この程度の関心しか抱かないのは、一つには大東亜戦争(太平洋戦争)以降、冷戦終結後に至るまで大して金もかけずに(※5)保たれた平和のおかげではあろうが、すぐ隣の国が核実験を種に全世界に強請りをかけ、弾道ミサイルの発射実験に余念が無く、その両隣の国はそれぞれの核兵器を抱えたまま、特に片方は大軍拡著しいというのに、かくも安全保障に無策な党を政権与党に据えて「政権交代」と喜んでいるのだとしたら、「永きに渡る平和」が本当に良い事か、疑問に思えるほどだ。
さて、上記の「国民の平和ボケ」が民主党の最大欠陥を見えなく(もしくは見えにくく)していたとしても、それだけで衆院の300議席を与えられる事はなさそうに思える。野党第一党とはいえ、改選前の議席数が100議席一寸の民主党であればなおさらだ。
「それは民主党の政策が、広く国民に支持されたからだ。」と、民主党としては主張したいだろうし、マスコミもこれを支持するかもしれない。
が、私にはこれも到底信じられない。「子供手当て」やら「二酸化炭素大幅削減」や「高速道路無料化」等が300議席に値するとは到底思えないし,ましてや「靖国神社に代わる無宗教の追悼施設」や「在日外国人への参政権付与」は日教組など一部の人たちの熱烈な支持を受ける要因ではあろうが、少なくとも「国民の広い支持を受ける」ものとは言えない。それが証拠にこれらの「公約」は「マニュフェスト」には盛り込まれず、「公約細則」とも言うべき「INDEX2009」に「こっそり」忍び込まされている(様に見える)。と言う事は、民主党とてこれらの公約で国民の広い支持があるとは思っておらず、国民も相当数がINDEX2009に盛り込まれたこれら「公約」を知らぬまま、或いは意識せぬまま投票したであろうと推測されるからである(※6)。
仮に国民が知らぬままに投票したとしても、それは国民の責任だ。民主党が秘密公約を抱えていたわけではなく、マニュフェストと同様、INDEX009も民主党は公開していたのだから、仮に民主党のINDEX2009に反対でありながら民主党に投票して「しまった」としたら、公開されているINDEX2009すら読まずに、知らずに、民主党に投票した国民が悪い。
他の誰をも悪者にしようがない。INDEX2009を大々的に報じなかったマスコミですら、悪者にするには無理がある。民主主義国の主権者たる国民、自由な市民とすれば当たり前のことだ。
章題に掲げたリチャード・ヴァレリー艦長の台詞は、そうした国民に対し同情的では(※7)あるが、私はそこまで甘い顔をする気にはならない。
私自身が一国民であり、一国民に過ぎないことは承知しつつ。
他の誰をも悪者にしようがない。INDEX2009を大々的に報じなかったマスコミですら、悪者にするには無理がある。民主主義国の主権者たる国民、自由な市民とすれば当たり前のことだ。
章題に掲げたリチャード・ヴァレリー艦長の台詞は、そうした国民に対し同情的では(※7)あるが、私はそこまで甘い顔をする気にはならない。
私自身が一国民であり、一国民に過ぎないことは承知しつつ。
<注釈>
(※1)嗚呼、それ以上に議論の方が大好きだ。と言い訳しておこう。
(※2)効果の程にも、残念ながら疑問符が付く。
(※3)私に言わせれば致命的であるほどの
(※4)或いはもっと喜ばしい事に、民主党を「確かな野党」に成長させえたかもしれない・・・余り期待できないが。
(※5)GNPの1/100しか防衛費にかけない国は、そう多くない。志願兵制(=給料が高い)かつ世界屈指の人件費を誇る国でだから、如何に少ないかだ。「防衛費で世界第○位」ったって、GNPは世界(まだ)第2位である上、防衛費はトップのアメリカとの差が懸絶しているのだから。
(※6)無論、例外はあるだろう。従って、INDEX2009を知った上で民主党に投票したとか、知ったからこそ投票したとか、言う例もあるだろう。
だがそれが、如何に平和ボケした「有象無象の愚民共」とは言え、日本国民の平均的反応とは思われない。
私が「思わない」だけかも知れないが。
(※7)勿論、「女王陛下のユリシーズ号」に民主党を大勝させてしまった日本国民が登場する筈も無く、当該科白の対象はムルマンスク輸送船団護衛という過酷な「現場」と余りに乖離した上級司令部なのであるが。
(※1)嗚呼、それ以上に議論の方が大好きだ。と言い訳しておこう。
(※2)効果の程にも、残念ながら疑問符が付く。
(※3)私に言わせれば致命的であるほどの
(※4)或いはもっと喜ばしい事に、民主党を「確かな野党」に成長させえたかもしれない・・・余り期待できないが。
(※5)GNPの1/100しか防衛費にかけない国は、そう多くない。志願兵制(=給料が高い)かつ世界屈指の人件費を誇る国でだから、如何に少ないかだ。「防衛費で世界第○位」ったって、GNPは世界(まだ)第2位である上、防衛費はトップのアメリカとの差が懸絶しているのだから。
(※6)無論、例外はあるだろう。従って、INDEX2009を知った上で民主党に投票したとか、知ったからこそ投票したとか、言う例もあるだろう。
だがそれが、如何に平和ボケした「有象無象の愚民共」とは言え、日本国民の平均的反応とは思われない。
私が「思わない」だけかも知れないが。
(※7)勿論、「女王陛下のユリシーズ号」に民主党を大勝させてしまった日本国民が登場する筈も無く、当該科白の対象はムルマンスク輸送船団護衛という過酷な「現場」と余りに乖離した上級司令部なのであるが。
1-2 「戦いは未だ始っていない。」ジョン・ポール・ジョーンズ
民主党がかくも広い国民の「支持」ないし「投票」を勝ち取った要因は、その「公約=マニュフェスト」にも、党首党員の「人柄」ないしは「カリスマ」にも、況や不明確極まりない安全保障策にも、私は求められない。そりゃ私の意見が民主党とは真っ向から対立するのは隠れも無いところであるから、多少の偏見や贔屓目があろう事は想像に難くはないが。
唯一見出されるというか、私が理解しうるのは、「民主党は、自民党でも公明党でもない。」つまり政権与党ならぬ野党であると言うただ一点だ。
即ち「政権交代」と言う「Changeの風」を国民が求め、その風を順風満帆に受けたのが民主党であり、真っ向から喰らったのが自公・両現役与党であったという図式。言い換えれば「自民公明以外の適当な党ならばどこでも勝てた。」と言う図式だ。これこそ民主党、少なくとも小沢民主党代表代行が夢に描いていた図式であり(※1)マスコミが狙った図式であろう。
その「風」を受けたのが民主党だけで、「蟹工船ブーム」の共産党や、「民主党以上」の社民党で無いところに、「国民の良識」ないし「常識」を見るべきかも知れない。
が、その良識も、民主党が社民党と連立政権を組むようでは意味が半減する。まあ、共産党とつるまないだけ見つけ物なのかもしれないが(※2)。
「それだけ、自公政権に対する不満が高まっていたのだ。」と言う説を声高に唱える人もあるだろう。確かに一面の真理に違いない。一般に神ならぬ身の政府が行える事はせいぜい「最大多数の最大幸福」に過ぎないから、万民が完全に満足する政権と言うのは基本的にありえない。従って政権与党は大抵の場合不平不満の対象である。
況や「百年に一度の経済危機」だの「経済の真珠湾(※3)」だのといわれる経済状況と、核恫喝かますびしい北朝鮮と、経済発展以上の軍拡に忙しい中国を目の前に見ながら少子高齢化社会を迎えようとしている我が日本では、なおさらだ。閉塞感が広がり、英雄待望或いは変化への渇望が蠢動していたと考える事もできる。それは、「現政権に対する不満」であって相手が「自公政権」でなくても同じ事ではあろうが、戦後ほぼ一貫して政権を保持してきたのが自民党なのだから、「自民党への不満」となって現れるのは、致し方ないところだろう。
その批難の先頭に、野党第一党としての民主党が立っていたのもある意味致し方の無いところ。但し、私に言わせれば民主党、「政権交代」に固執する余り野党としての本来の役割を放棄した「国家に不忠なる野党」であったのだが、それはここでは繰り返すまい(と言いつつ繰り返しているか)。
しかしながら、政権交代と言うのはあくまでも目的ではなく手段であり、ゴールではなく出発点の筈(※4)だ。
その意味で、まさに「戦いは未だ始まっていない。」のである。
唯一見出されるというか、私が理解しうるのは、「民主党は、自民党でも公明党でもない。」つまり政権与党ならぬ野党であると言うただ一点だ。
即ち「政権交代」と言う「Changeの風」を国民が求め、その風を順風満帆に受けたのが民主党であり、真っ向から喰らったのが自公・両現役与党であったという図式。言い換えれば「自民公明以外の適当な党ならばどこでも勝てた。」と言う図式だ。これこそ民主党、少なくとも小沢民主党代表代行が夢に描いていた図式であり(※1)マスコミが狙った図式であろう。
その「風」を受けたのが民主党だけで、「蟹工船ブーム」の共産党や、「民主党以上」の社民党で無いところに、「国民の良識」ないし「常識」を見るべきかも知れない。
が、その良識も、民主党が社民党と連立政権を組むようでは意味が半減する。まあ、共産党とつるまないだけ見つけ物なのかもしれないが(※2)。
「それだけ、自公政権に対する不満が高まっていたのだ。」と言う説を声高に唱える人もあるだろう。確かに一面の真理に違いない。一般に神ならぬ身の政府が行える事はせいぜい「最大多数の最大幸福」に過ぎないから、万民が完全に満足する政権と言うのは基本的にありえない。従って政権与党は大抵の場合不平不満の対象である。
況や「百年に一度の経済危機」だの「経済の真珠湾(※3)」だのといわれる経済状況と、核恫喝かますびしい北朝鮮と、経済発展以上の軍拡に忙しい中国を目の前に見ながら少子高齢化社会を迎えようとしている我が日本では、なおさらだ。閉塞感が広がり、英雄待望或いは変化への渇望が蠢動していたと考える事もできる。それは、「現政権に対する不満」であって相手が「自公政権」でなくても同じ事ではあろうが、戦後ほぼ一貫して政権を保持してきたのが自民党なのだから、「自民党への不満」となって現れるのは、致し方ないところだろう。
その批難の先頭に、野党第一党としての民主党が立っていたのもある意味致し方の無いところ。但し、私に言わせれば民主党、「政権交代」に固執する余り野党としての本来の役割を放棄した「国家に不忠なる野党」であったのだが、それはここでは繰り返すまい(と言いつつ繰り返しているか)。
しかしながら、政権交代と言うのはあくまでも目的ではなく手段であり、ゴールではなく出発点の筈(※4)だ。
その意味で、まさに「戦いは未だ始まっていない。」のである。
<注釈>
(※1)そうでなければ、是々非々も何も、政権交代に役に立つ賛否しかせず、否となったら議決せずにひたすら引き伸ばすという徹底した政権交代策を取った説明が付き難い。
(※2)それとてわかったものではないが。何しろ共産党、社民党より議席数が多い。
(※3)アメリカにとってのね。日本にとっての、ではない。
(※4)「筈」なのだが・・・小沢民主党代表代行にしろ、鳩山民主党代表にしろ、果たしてどこまでそいつを認識していたか・・・・
(※1)そうでなければ、是々非々も何も、政権交代に役に立つ賛否しかせず、否となったら議決せずにひたすら引き伸ばすという徹底した政権交代策を取った説明が付き難い。
(※2)それとてわかったものではないが。何しろ共産党、社民党より議席数が多い。
(※3)アメリカにとってのね。日本にとっての、ではない。
(※4)「筈」なのだが・・・小沢民主党代表代行にしろ、鳩山民主党代表にしろ、果たしてどこまでそいつを認識していたか・・・・