報じられているのは、来月退任する国際捕鯨委員会(International Whaling Commission、IWC)のウィリアム・ホガース(William Hogarth)議長兼米国代表の米下院公聴会での発言。
「捕鯨国と反捕鯨国の妥協による問題解決を目指した自身の方針が失敗」が公聴会で追求されると、表題の通り、日本側=捕鯨国側の譲歩が足らないから失敗したのだ、と言いたいらしい。 にほんブログ村
日本側が、調査捕鯨の結果提案している持続可能な捕鯨量と言うものを、反捕鯨国側が感情的に(非論理的に、と言うべきか)拒絶していると言うことは棚に上げてだ。
さらに言えば、わずか百年ばかり前にお国のアメリカ合衆国が、太平洋を越えて日本近海にやって来て、無理矢理(当時は鎖国していた)日本を開国させるてこに使ったのが、日本近海のアメリカの捕鯨船団に対する補給であった事をすっかり忘れて、だ。
「捕鯨国と反捕鯨国の妥協による問題解決を目指した自身の方針が失敗」が公聴会で追求されると、表題の通り、日本側=捕鯨国側の譲歩が足らないから失敗したのだ、と言いたいらしい。 にほんブログ村
日本側が、調査捕鯨の結果提案している持続可能な捕鯨量と言うものを、反捕鯨国側が感情的に(非論理的に、と言うべきか)拒絶していると言うことは棚に上げてだ。
さらに言えば、わずか百年ばかり前にお国のアメリカ合衆国が、太平洋を越えて日本近海にやって来て、無理矢理(当時は鎖国していた)日本を開国させるてこに使ったのが、日本近海のアメリカの捕鯨船団に対する補給であった事をすっかり忘れて、だ。
またさらに言えば、小説「白鯨」に描写されているとおり、日本に開国を迫った頃のアメリカは、太平洋を股に掛ける大捕鯨国であったのだが、その捕鯨の目的は主として鯨油にあり、照明用の油のために鯨を虐殺して廻り、鯨油以外の殆どの部分をただ単に捨てていた事もおくびにも出さず、だ。
まあ、自分に不利なことは言わないのが交渉ごとの鉄則ではあるのだが・・・頭のてっぺんから尻尾の先まで、食用から工業用まで徹底的に鯨を活用する日本の捕鯨と、鯨油を取った残りは鮫の餌にしてしまうアメリカの捕鯨では、どちらが供養になる?
「供養」と言うのが宗教的価値観であるとするならば、どちらが海洋資源の有効活用だ?
鯨という海洋資源を、散々浪費消費して置いて、残りの資源を持続的に有効活用しようとしている日本の捕鯨に対し、一体何の譲歩を迫ろうというのか?
こんな反捕鯨国の代理人が議長を務めていたようではIWCの調停が上手く行かなかったのは当たり前だろう。
こんな反捕鯨国の代理人が議長を務めていたようではIWCの調停が上手く行かなかったのは当たり前だろう。