1 【記事コメント】相手の嫌がることをやるのは外交的攻勢手段の一つである。
報じられているのは北京で開催されている日中首脳会談。AFP通信が真っ先に伝えるのは、世界的経済危機やここ数日急浮上してきた新型インフルエンザに対する対策に日中が連繋して当たろうという「未来志向」の話。先ず日中両国で合意しやすい(※1)部分だろう。
上記の通りAFPの報道は、その後に「北朝鮮について、各国が冷静に対処すること」「中国・温家宝首相が日中関係を「両国にとり最も重要な2国間関係(※2)の1つだ」と語り、重要性を強調した。」事を述べ、最後に「日本・麻生首相の靖国神社参拝に対し中国が「適切に処置するよう」不快感を示した。」と報じる。
報じられているのは北京で開催されている日中首脳会談。AFP通信が真っ先に伝えるのは、世界的経済危機やここ数日急浮上してきた新型インフルエンザに対する対策に日中が連繋して当たろうという「未来志向」の話。先ず日中両国で合意しやすい(※1)部分だろう。
上記の通りAFPの報道は、その後に「北朝鮮について、各国が冷静に対処すること」「中国・温家宝首相が日中関係を「両国にとり最も重要な2国間関係(※2)の1つだ」と語り、重要性を強調した。」事を述べ、最後に「日本・麻生首相の靖国神社参拝に対し中国が「適切に処置するよう」不快感を示した。」と報じる。
同じ日中首脳会談の報道でもメディアが違えば取り上げ方が違ってくる。
毎日新聞では、「日中首脳会談:「6カ国」再開へ協力 温首相「靖国、適切処理を」 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090430ddm001030017000c.html
」として北朝鮮対処を真っ先に上げて中国の対処を依頼した点と中国側の首相靖国神社参拝に対する「不快感」を報じており、世界的経済危機に対する連繋は何処かに消し飛んでいる。何しろ2時間20分に渡る会談だから、世間話も含めてそりゃ色々話し合ったのだろう、と、好意的に解釈すれば言える。
朝日新聞にいたっては「中国に核軍縮求める 日中首脳会談 温首相は靖国に言及2009年4月30日3時6分 http://www.asahi.com/politics/update/0429/TKY200904290164.html
」と麻生首相がオバマ大統領の演説に引っかけて麻生首相が核軍縮への中国の旧力を求めたことを記事のタイトルにまで引っ張り上げている。記事としては後段の方なのにタイトルになってしまった理由は、どうも中国側のこれに対する反応にありそうだ。曰く「温首相は「中国は一貫して核兵器の全面禁止を唱えている。核の先制不使用も約束している(※3)」と従来通り(!!?)の見解を示した。」
この厚顔無恥を隠蔽するために、北朝鮮の金王朝を飼って居るんじゃ無かろうかと疑いたくなる。ありそうな話だけに怖いが。
それは兎も角、
各社とも取り上げているのは、中国の麻生首相靖国神社参拝に対する不快感表明である。これに対する日本側の反応は「流石は」朝日新聞が詳細に伝えていて、曰く、「95年の村山首相談話と、05年の小泉首相談話を踏襲する考えを示し、「日本の立場に変更はない」と応じた。 」
天を仰いで嘆息するほか無い。
先頃田母神空幕長の首を飛ばし、自衛官に対する思想統制の道具となり、愛国心の崩壊所か思想侵略の疑いさえある、一代限りの社会党党首首相の残した前世紀の遺物が現職首相の言動を拘束し、我が国の国益を損ね、安全保障を危うくしているのである。未だに。(※4)
当ブログでも何度も主張しているように、日本国首相は自衛隊三軍の最高指揮官である。
軍の最高指揮官が戦死者に対して敬意を表せないようでは、その国は早晩滅亡するほか無い。なぜならば、そんな最高指揮官の下では進んで死地に赴き、戦死する危険を冒そうと言う者が居なくなってしまうからだ。そんな国は長いこと保ちようがない。
それは喩え、建国以来1300年以上を閲する我が国であっても、例外とは考えにくい。
故に、日本国首相の靖国神社に対する「適切な処置」とは、公式参拝以外はあり得ない。
それを為さずに未だ日本国が(一応)存続しているのは、多分に僥倖と、「天皇陛下の御威光の致す処」のお陰である。
陛下の御名を誉む可きかな。
だがそいつに頼り切って居る訳には行くまい。
首相は、靖国神社に参拝してこそ首相である。
この点について諸外国から何か言われようとも、天地俯仰に恥じるところはない。
毎日新聞では、「日中首脳会談:「6カ国」再開へ協力 温首相「靖国、適切処理を」 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090430ddm001030017000c.html
」として北朝鮮対処を真っ先に上げて中国の対処を依頼した点と中国側の首相靖国神社参拝に対する「不快感」を報じており、世界的経済危機に対する連繋は何処かに消し飛んでいる。何しろ2時間20分に渡る会談だから、世間話も含めてそりゃ色々話し合ったのだろう、と、好意的に解釈すれば言える。
朝日新聞にいたっては「中国に核軍縮求める 日中首脳会談 温首相は靖国に言及2009年4月30日3時6分 http://www.asahi.com/politics/update/0429/TKY200904290164.html
」と麻生首相がオバマ大統領の演説に引っかけて麻生首相が核軍縮への中国の旧力を求めたことを記事のタイトルにまで引っ張り上げている。記事としては後段の方なのにタイトルになってしまった理由は、どうも中国側のこれに対する反応にありそうだ。曰く「温首相は「中国は一貫して核兵器の全面禁止を唱えている。核の先制不使用も約束している(※3)」と従来通り(!!?)の見解を示した。」
この厚顔無恥を隠蔽するために、北朝鮮の金王朝を飼って居るんじゃ無かろうかと疑いたくなる。ありそうな話だけに怖いが。
それは兎も角、
各社とも取り上げているのは、中国の麻生首相靖国神社参拝に対する不快感表明である。これに対する日本側の反応は「流石は」朝日新聞が詳細に伝えていて、曰く、「95年の村山首相談話と、05年の小泉首相談話を踏襲する考えを示し、「日本の立場に変更はない」と応じた。 」
天を仰いで嘆息するほか無い。
先頃田母神空幕長の首を飛ばし、自衛官に対する思想統制の道具となり、愛国心の崩壊所か思想侵略の疑いさえある、一代限りの社会党党首首相の残した前世紀の遺物が現職首相の言動を拘束し、我が国の国益を損ね、安全保障を危うくしているのである。未だに。(※4)
当ブログでも何度も主張しているように、日本国首相は自衛隊三軍の最高指揮官である。
軍の最高指揮官が戦死者に対して敬意を表せないようでは、その国は早晩滅亡するほか無い。なぜならば、そんな最高指揮官の下では進んで死地に赴き、戦死する危険を冒そうと言う者が居なくなってしまうからだ。そんな国は長いこと保ちようがない。
それは喩え、建国以来1300年以上を閲する我が国であっても、例外とは考えにくい。
故に、日本国首相の靖国神社に対する「適切な処置」とは、公式参拝以外はあり得ない。
それを為さずに未だ日本国が(一応)存続しているのは、多分に僥倖と、「天皇陛下の御威光の致す処」のお陰である。
陛下の御名を誉む可きかな。
だがそいつに頼り切って居る訳には行くまい。
首相は、靖国神社に参拝してこそ首相である。
この点について諸外国から何か言われようとも、天地俯仰に恥じるところはない。
<注釈>
(※1)「連繋して事に当たりましょう。」だけなら。
具体的にいつまでに何をするとか、両国の分担負担とか、具体的な話になれば双方に利害得失立場があるのは当たり前。従って合意し辛くなる
(※2)異議あり。日本が世界最強の海軍国でない限り、日本に突堤最も重要な2国間関係は、日本と世界最強の海軍国との関係であり、現時点ではこれは日米関係に他ならない。
(※3)10%以上の軍備増強を数十年に渡って続けている国が、よくもまあイケシャアシャアと。台湾併合は「内戦」になるから「核の先制使用には当たらない」と言う理屈か。
「先ず隗より始めよ。」とは中国の故事ではないか。「一貫して核兵器の全面禁止を唱える」国があれだけの核兵器を装備できるのならば、我が国が核兵器を装備して悪い理屈はない。
同じ理屈で北朝鮮もその核兵器を正当化できるに違いない。
そりゃあ山のように故事がある国だから、相互に矛盾して都合の良い故事を引っぱり出すぐらいは簡単なことではあろうが。
(※4)東京裁判よりも、近いのと日本人の自前である分、厄介だ。
(※1)「連繋して事に当たりましょう。」だけなら。
具体的にいつまでに何をするとか、両国の分担負担とか、具体的な話になれば双方に利害得失立場があるのは当たり前。従って合意し辛くなる
(※2)異議あり。日本が世界最強の海軍国でない限り、日本に突堤最も重要な2国間関係は、日本と世界最強の海軍国との関係であり、現時点ではこれは日米関係に他ならない。
(※3)10%以上の軍備増強を数十年に渡って続けている国が、よくもまあイケシャアシャアと。台湾併合は「内戦」になるから「核の先制使用には当たらない」と言う理屈か。
「先ず隗より始めよ。」とは中国の故事ではないか。「一貫して核兵器の全面禁止を唱える」国があれだけの核兵器を装備できるのならば、我が国が核兵器を装備して悪い理屈はない。
同じ理屈で北朝鮮もその核兵器を正当化できるに違いない。
そりゃあ山のように故事がある国だから、相互に矛盾して都合の良い故事を引っぱり出すぐらいは簡単なことではあろうが。
(※4)東京裁判よりも、近いのと日本人の自前である分、厄介だ。