先頃中国の高官と会談し、どうやら生存と職務遂行能力が(一応)確認された北の首領様。
 今度は「陸軍部隊」を視察だそうで・・・つまり、何処の何部隊を視察したか明らかにされていない。一緒に写っているのも勲章も襟章もよくわからないオッサンばかりで、何部隊かは特定しがたい・・・と言うより、陸軍部隊であるかどうかも、素人目には何とも言い難い。首領様の帽子と衣服が、一連の砲兵部隊視察 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/21987024.html や空軍部隊視察 http://blogs.yahoo.co.jp/tiger1tiger2stiger/21578610.htmlとして公表された写真と全く見分けがつかないのも、気になる・・・と言うより「健在の筈なのに、まだ使い廻し写真か?」との疑念をも抱くし、「やっぱり中国高官と会談したのは偽物・口パクだったんじゃないか。」と勘ぐりたくもなる。

 金様が本物かどうかは兎も角、その「御言葉」は今の北朝鮮政府を代弁しているものと見て良かろう。曰く、「北朝鮮人民軍の「敵のいかなる奇襲攻撃をも一撃のもとに粉砕する」能力に信頼を置いていると述べたという。」
 つまり「いつ奇襲を喰っても北朝鮮と金主席は安泰だぁ。」と述べている。

 韓国とのあらゆる軍事合意を白紙撤回するとか、麻生首相の訪韓を北朝鮮に対する韓国の侵攻を助長すると非難したりとか、米朝国交樹立後も核兵器は保有する(=6カ国協議は無効)と言った強硬な発言の割には,陸軍へのこの「評価」は、妙に間が抜けているというか腑抜けているというか。

 とりようによっては、陸軍に対するただのおべっかだ。
 権力基盤となる軍を、手なずけておこうと言うことだろうか。
 言うだけだったら、タダだしね。