北朝鮮がなにやら吠えている。
 曰く、「海上軍事境界線に関するものを含め、韓国とのすべての政治および軍事上の合意について、無効化する意向を示した声明を発表」と言うから、一方的な合意の破棄と言うことになる。
 
 「韓国政府を、南北関係を「戦争の瀬戸際まで」押しやっているとして強く非難している。」
 
 そうである。
 
 先日の中国高官と金首領様の会談で示された「半島非核化への協力」なんてのは、まったく(やっぱり)当てにならないことが改めて示されたわけだ。

 が、我が国にしてみれば、日本海への弾道弾発射や核実験に比べれば、韓国との合意破棄なんて足した話ではなく、インパクトが弱い。
 実際に第2次朝鮮戦争を始めようと言うならば、話は別だ。が、先代の韓国政権のおかげで北朝鮮シンパは第五列(死語かな?)は相応に期待できるのかも知れないが、南北朝鮮の国民生活の差は往事の沙汰ではない。先の朝鮮戦争では戦車を一台も持っていなかった韓国軍をぷだんに包囲するまで追い込んだが、結局南北統一=韓国併合はならなかった。韓国軍の装備も、往事の沙汰ではない。
 
 と考えていくと、また例によっての北朝鮮の脅し・恫喝・ブラフ。それも、弾道弾発射や核実験に比べると格段にせこいブラフと言うことになる。

 いよいよ万策尽きてきたかね、首領様。