報じられているのは新素材の発表。「電磁遮蔽素材」と表題はなっているが、「物体周囲の電磁波を物体後方に移動させることが可能で、あたかも何も存在していない空間を電磁波が通過したようにみせかけることができる」と言うから、電波をあらぬ方向に反射するとか電波を吸収して減衰させるなどの従来のステルス技術とは全く異なる新たなステルス技術だ。SF漫画に登場した「力場ステルス(力場で以って可視光から電磁波まで全てねじ曲げて「透明化」する)」に近い。
米空軍科学研究所(US Air Force Office of Scientific Research)や中国の国家自然科学基金委員会(National Science Foundation of China)が支援の中心となったのも、新たなステルス技術とあれば納得が行く。
「ほとんどどんな波長スペクトルでも遮へいすることができる。はるかに簡単に赤外線や可視光線に拡大することも可能だ」と言うから、ますます以って透明マントの実現と言うことになる。
勿論この技術を用いたステルス機なりステルス艦なり透明化シールドなりを実現するにはいくつもの技術的課題があるだろう。私が思いつくだけでも・・・
(1) この電磁遮蔽素材の陰にはどれぐらいの大きさまで隠れられるのか。言い換えれば、ステルス化なり透明化なりしたい本体に対し、この素材はどれぐらい大きくなるのか。
(2) 遮蔽される方向は双方向に出来るのか。レーダで言えば、相手レーダの送信波ばかりでなく、反射波に対してもステルス化・透明化できるのか。
(3) 素材の強度や耐熱性、重量は実用的か。
実用化にはまだ間があっても、新たなステルス技術。看過すべきではないだろう。
中国がすでに注目しているというのも、要警戒だ。
米空軍科学研究所(US Air Force Office of Scientific Research)や中国の国家自然科学基金委員会(National Science Foundation of China)が支援の中心となったのも、新たなステルス技術とあれば納得が行く。
「ほとんどどんな波長スペクトルでも遮へいすることができる。はるかに簡単に赤外線や可視光線に拡大することも可能だ」と言うから、ますます以って透明マントの実現と言うことになる。
勿論この技術を用いたステルス機なりステルス艦なり透明化シールドなりを実現するにはいくつもの技術的課題があるだろう。私が思いつくだけでも・・・
(1) この電磁遮蔽素材の陰にはどれぐらいの大きさまで隠れられるのか。言い換えれば、ステルス化なり透明化なりしたい本体に対し、この素材はどれぐらい大きくなるのか。
(2) 遮蔽される方向は双方向に出来るのか。レーダで言えば、相手レーダの送信波ばかりでなく、反射波に対してもステルス化・透明化できるのか。
(3) 素材の強度や耐熱性、重量は実用的か。
実用化にはまだ間があっても、新たなステルス技術。看過すべきではないだろう。
中国がすでに注目しているというのも、要警戒だ。