報じられているのは相変わらず生死不明消息不詳(このフレーズも飽きてきたな)の北朝鮮「国家元首」金総書記のニュース。今度は砲兵部隊を視察した上、「北朝鮮は「難攻不落。この鋼のように強力になった、比類なき偉大な軍があれば、繁栄した偉大で強大な国家づくりという大義は必ず達成される。」と述べたという台詞付きだ。(相変わらず動画も音声もないが。)
 空軍部隊や戦車部隊の時には特に「御言葉」は報じられなかったから、砲兵に比べて 空軍部隊や戦車部隊が不甲斐なかったか、或いは今まで「御言葉」を報じなかった事が不自然に思えてきて慌てて付け加えたかの何れかであろう。
 
 それにしても、余程格好良い処を見せたのか、砲兵の訓練を見て「我が国は難攻不落だ」等と断言できてしまうのは一寸奇異だろう。砲兵という兵科は、突破破砕射撃なんて防御的運用もないではないが、どちらかというと満を持しての攻撃に威力を発揮する兵科だ。
 
 それにしても・・・
 空軍部隊を視察しても機影は1機もなく、戦車部隊を視察しても戦車は1台も見当たらず、砲兵部隊を視察しても砲と金総書記は同じ写真に収まらず、辛うじてカニ目眼鏡だけが金総書記と写っているというのは、やはり不自然だ。
 
 今度は集合写真に一見不自然な不連続線等が見当たらないとしても、だ。

 集合写真で明らかなとおり、「実は背が低い」のは衆知の事実だから別に良いのだろうが。
 ナポレオンもヒトラーも、背は低かったからね。

 付け加えるならば、
 「軍隊さえ精強ならば繁栄した偉大で強大な国家が達成できる。」と言うのは「経済的に発展した韓国を武力併合する」と言っているように聞こえてならない。強大な軍隊だけで、繁栄を達成しようとするなら、武力併合ぐらいしか手がないだろう。

 何だってこんな国のテロ国家指定を解除しちまったのかね。立派な侵略国家と自ら宣言しているではないか。