報じられているのは自称環境保護団体シーシェパード(略してSS)の洋上テロ船が燃料補給の必要が生じて我が捕鯨船団に対する妨害活動を中断するというもの。
 燃料補給のために2週間ほど活動を中断するという。
 
 が、良く考えてみると腑に落ちない点がある。
 彼等SSの洋上テロ船は、オーストラリアやニュージーランドなどの南氷洋に近い反捕鯨国で燃料を満載して出航したものと推定してそう間違いではあるまい。これに対して我らが捕鯨船団がこれらの国で給油したとは報じられていないし、いくら捕鯨船団でも洋上給油能力は無いだろうと思われる。
 船の大きさは先日発表された写真で見る限り洋上テロ船も捕鯨船も大差はない。
 無論、元々南氷洋までで張って捕鯨しようと言う捕鯨船だから、相当航続距離はある船ではあろうが、2週間かければ反捕鯨国で給油できる洋上テロ船と違って我が捕鯨船は下手すると日本まで給油できない事を考えると、先に燃料補給の必要に迫られるのは我が捕鯨船団の方になりそうだ。
 
 いくつかの可能性が考えられる。
 SSの洋上テロ船が元々航続距離の短い船である。例えば不審船よろしく高速を重視した燃費の悪い船であるとか、妙に燃料タンクが小さいとか。
◆‘鐱椶諒畄濮ッ弔鮓つけるまでに洋上テロ船が高速航行などで相当な燃料を消費していた。
 実は日本の捕鯨船団は洋上給油が出来る。
ぁ\萋鏸鵑犬蕕譴討い人両絅謄軈イ畔畄濮イ寮椰┐如⇒両絅謄軈イ稜確船織鵐が損傷し、燃料が漏れていた。この場合、燃料漏れ=環境破壊であるため、SSとしては「双方の損害極めて軽微」と発表せざるを得なかった(が実際は環境破壊を行っていた)。

 可能性が高いのは△任△蹐Δ、い噺世Σ椎柔も捨てがたい。SSと捕鯨船団側との発表が食い違う説明にもなる。

 果たしてssは、捕鯨活動を妨害するために、南氷洋に船の燃料(と言うことは、普通は軽油か)をばらまいたのだろうか?

[追記] 洋上給油には、装備も訓練も必要で、「故に民間船である捕鯨船にはその能力がない。」と私は思っていましたが、誤解でした。日本の捕鯨船は一昨年の洋上給油中にSSならぬGP(グリーンピース)の妨害(危ねぇなぁ)を受けています。
 また、日本郵船をはじめとするいくつかの会社は洋上給油業を業務の一つとしており、「民間船といえども、洋上給油能力があるものもあり、日本の捕鯨船はその一つ」の様です。

 つまり、上記で言うと少なくともは真実であります。