「債務奴隷」なんて言葉を世界史で習ったのは、中学の頃だったろうか。古代ローマ帝国で、市民の自弁が建前の軍装一式を揃える金がなかったりして借金をし、その借金が返せないために「栄光のローマ市民」が身分を奴隷にまで落としてしまう状態を指す。奴隷になると人間ではなく財産扱いだから夫婦兄弟別の処に売り飛ばされても文句は言えないと言う状態だったと思う。
報じられているのは中国で借金を残したまま出国する外国人に対し「身柄引き渡しを要求することもありうるとの方針を明らかにした。」と言うもの。つまり中国では借金を返さない者は、刑事犯罪者並の扱いを受けると言うことだ。
借金抱えたままでは国外にも行かれない、外国人ならば借金を返すまで祖国にも帰れないと言う事態を、中国政府は宣言したわけだ。正に「社会主義市場経済」の面目躍如と言ったところか。
Republic 共和国 はcome or go ,buy or sell , be drunkun or sober however they choose 売買往来酔覚自由 の筈なのだが、People人民 とか付いてると駄目であるらしい。北朝鮮もそうだ。
この「負債者出国禁止方針」の理由は、「負債などを返さないまま国外脱出する人物らが「中国の利害関係者に負わせる経済的損失は大きく、社会の安定にマイナスの影響を与えている」と非難した。と言うから、これは中国で借金を残したまま国外脱出する者が相当な数居り、その借金総額もまた相当な額にのぼると中国政府が主張していると言うことである。
社会的不安を引き起こすほどに。
これは本当だろうか?
考えられることは二通りあると思われる。一つにはこの中国政府発表が本当で、中国に借金残したまま国外に出ようとする者もその借金額も多く、社会不安を引き起こしていると言うこと。この場合、その国外に出ようとする者の借金額は天文学的に莫大であるか、借金踏み倒しと言う民事事件だけで社会不安が引き起こされるほど、中国の社会が不安定であることが暴露された事になる。
考えても見てくれ、貴方が今からプロミスなり武富士なりでめいっぱい借金してから国外逃亡を図ったとして、日本の社会は不安になるだろうか?会社経営者ならもう少し大口の借金が出来るだろうが、それで日本に社会不安が起きるだろうか?
その程度のことで社会不安が増大してしまう中国と言うのは、相当危ない、少なくとも脆い体勢では無かろうか。
もう一つの考え方は、この中国政府発表が嘘で、中国政府は「借金残したまま外国に逃亡しようなどと言う太い奴を懲らしめてやるぞ。」言うポーズを見せるのが目的だと言う考え方。中国政府が取りたいのはポーズで、実は負債者の国外逃亡も、負債額も大した者ではないと言う考えかた。
ただ、何だって犯罪者扱いする人間を増やしてまで、そんなポーズを中国政府が取るのかと考えると、「国外脱出債権者をスケープゴートにすることで民心を安んじる」つまり逆に社会不安の恐れが大であるから、と考えるのが普通と思うが、如何だろう。
何れにせよ、法律でも何でもなく、ウエブサイトに発表した中国政府の一方的宣言一つで、外国人の負債者が刑事犯罪人並の取り扱いを受けるという、冷厳な「事実」を、この報道は伝えている。
中国で商売する者は、この事実を忘れるべきではないだろう。
社会主義市場経済万歳!
報じられているのは中国で借金を残したまま出国する外国人に対し「身柄引き渡しを要求することもありうるとの方針を明らかにした。」と言うもの。つまり中国では借金を返さない者は、刑事犯罪者並の扱いを受けると言うことだ。
借金抱えたままでは国外にも行かれない、外国人ならば借金を返すまで祖国にも帰れないと言う事態を、中国政府は宣言したわけだ。正に「社会主義市場経済」の面目躍如と言ったところか。
Republic 共和国 はcome or go ,buy or sell , be drunkun or sober however they choose 売買往来酔覚自由 の筈なのだが、People人民 とか付いてると駄目であるらしい。北朝鮮もそうだ。
この「負債者出国禁止方針」の理由は、「負債などを返さないまま国外脱出する人物らが「中国の利害関係者に負わせる経済的損失は大きく、社会の安定にマイナスの影響を与えている」と非難した。と言うから、これは中国で借金を残したまま国外脱出する者が相当な数居り、その借金総額もまた相当な額にのぼると中国政府が主張していると言うことである。
社会的不安を引き起こすほどに。
これは本当だろうか?
考えられることは二通りあると思われる。一つにはこの中国政府発表が本当で、中国に借金残したまま国外に出ようとする者もその借金額も多く、社会不安を引き起こしていると言うこと。この場合、その国外に出ようとする者の借金額は天文学的に莫大であるか、借金踏み倒しと言う民事事件だけで社会不安が引き起こされるほど、中国の社会が不安定であることが暴露された事になる。
考えても見てくれ、貴方が今からプロミスなり武富士なりでめいっぱい借金してから国外逃亡を図ったとして、日本の社会は不安になるだろうか?会社経営者ならもう少し大口の借金が出来るだろうが、それで日本に社会不安が起きるだろうか?
その程度のことで社会不安が増大してしまう中国と言うのは、相当危ない、少なくとも脆い体勢では無かろうか。
もう一つの考え方は、この中国政府発表が嘘で、中国政府は「借金残したまま外国に逃亡しようなどと言う太い奴を懲らしめてやるぞ。」言うポーズを見せるのが目的だと言う考え方。中国政府が取りたいのはポーズで、実は負債者の国外逃亡も、負債額も大した者ではないと言う考えかた。
ただ、何だって犯罪者扱いする人間を増やしてまで、そんなポーズを中国政府が取るのかと考えると、「国外脱出債権者をスケープゴートにすることで民心を安んじる」つまり逆に社会不安の恐れが大であるから、と考えるのが普通と思うが、如何だろう。
何れにせよ、法律でも何でもなく、ウエブサイトに発表した中国政府の一方的宣言一つで、外国人の負債者が刑事犯罪人並の取り扱いを受けるという、冷厳な「事実」を、この報道は伝えている。
中国で商売する者は、この事実を忘れるべきではないだろう。
社会主義市場経済万歳!