まあ、日本でもネットでかっこつけて秋葉原で大量殺人をもくろみ一部実施しちまった奴とか、30年前にペットを保健所に始末された恨みと称して退職した高級官僚とその妻3人を殺傷しちまう奴とかも居るから、あまり他国のことは言えないが、それにしてもこのドイツの母親の犯罪とその判決は全く理解できない。これもまた、文化の違いなんだろうか。
 報道は短いので情報量は少ないが、この母親、3人の子供を成人するまで育てる傍ら3人の娘を殺して冷蔵庫に保管していた、らしい。らしいというのは母親自身が、遺体の冷蔵庫保管は認めたが、殺人は認めていないため。
 否定したとはいえ、冷蔵庫に保存された保存の良い遺体ならば、死因の特定も容易であろうし、その上での殺人罪有罪判決なのだから、犯罪事実は十分立証されたのだろうと推定できる。
 であるのに、3人の内一人の娘は殺害後20年以上たっていて時効とは言え、二人の娘の子殺し有罪判決が量刑たったの4年とは、理解しがたい。

 ドイツの裁判では殺人罪はこの程度の微罪なのか?よほど情状酌量に値する事実があったのか?

 殺人どころかこの3人の娘の妊娠出産にさえ、夫はもとより今は成人しているらしい3人の子供も気づかなかったというのも全く理解できない。「コミュニケーションの不足」なんて、そんな程度の問題とも思えない。
 
 いくら時効になったとは言え、記事のタイトルからも外されてしまった、3人目の娘も不憫だ。真っ先に殺されたと言うのに。

 娘たちの魂に平安あれ。
 殺人犯には、ふさわしき贈り物を。