調査捕鯨船団出航と、これを非難するグリーンピース

　報じられているのは、調査捕鯨船団の出航と、これを感知したグリーンピースの抗議。
　グリーンピースが調査捕鯨を「形を変えた商業捕鯨」として反対している以上、調査捕鯨船団の出航に抗議するのは、まあ理解しよう。今年は洋上テロを自粛するそうだから、陸の上でのパフォーマンスが必要ななのだろう。

　何とも不可解なのは、「｢船団は予告なしで出航しようとしている｣とグリーンピースは指摘した。」等と調査捕鯨船団の出航を予告しないことを避難しているらしいこと。何だってそんな予告が出るものと、思いこめるのかが判らない。
　船の持ち主も水産庁も、またぞろ洋上テロやられたらかなわないから、安全上の理由で出航に関する情報は公開しないとしているそうだから、そんな予告は出るはずもないし、船の持ち主及び水産庁の態度は尤も至極だ。
　惜しむらくは、「乗組員の家族や捕鯨関係者に見送られ、出航した。」と言うことは、出航自体を秘密にする努力は全く怠っていること。これではグリーンピースに、シーシェパードなり何なりの「実働部隊」に教えてやれと言っているようなものだ。

　まあ、この出航自体が、韜晦で有るという可能性は未だ残っているか。

　人知れず、単冠湾に集結した日本調査捕鯨船団は、シーシェパードの洋上テロ船が補給切れになった頃合を図って密かに抜錨。一路、南極洋を目指す・・・（単冠湾は今はロシア領土だけれど）