報じられているのは、野党第一党たる民主党が、国防外交上重要議題である対テロ戦支援給油法の「週内の衆院通過を容認」したというもの。
 周知の通り、現状の衆院は、公明党と併せれば2/3を越す与党優勢であり、此は同法案の衆院可決まではとりあえず認めたと言うこと。
 「首相に対し、早期の解散・総選挙を迫る構えだ」「いたずらに審議引き延ばしはしない」と言うことは、野党優勢の参院での可決も引き延ばさ無いとも受け取れる。
 すると民主党のやろうとしていることは・・・・
(1)同法を参院で否決して、衆院に送り返し、公明党が離反して2/3の賛成を得られず、同法を葬り去ることを期待している。
(2)同法を参院で否決して、衆院に送り返す事で、公明党が離反するか否かは自民党の責任であると宣言する。その結果否決されれば良し、可決されても対立軸の一つとして、明確に出来る。
(3)実は「国家に忠良なる」事に目覚めた民主党(の一部?)により、同法は参院でも可決できてしまう。
 
 私としては、民主党のためにも、日本のためにも、(3)になる事を期待したいのだけれど・・・

 確かな野党が、必要です。