1992年「ZERO」が発売された日、オイラは入院中だった。。。
入院中って退屈だし、CD聴いてても、TVを観てても、本を読んでても
なんかやたらとイラついてた。
仕事が軌道に乗り始めたら入院ってのが多かったからなのか、何をやっても
裏目に出ちまうような気がするからか、自分自身に対してイラついてた。
親に頼んで買ってきてもらったCDを聴きながら歌詞カードに目を通す。
一番最初に感じたのが「ジレンマ」と、それを振り払おうと必死でもがき
真っ白になっちまう。
なんかオイラの生き様みたいだなぁ~って思ったりなんかして。
何度も何度も聴いてるうちに心がリセットされたような感覚になってきて
気がつくとイライラも収まってた。
それからは、なんかイラついてきたら「ZERO」を聴いてリセット!
病院内だから声は出さないんだけど、小声で「もう真っ白ぉ~!」って
吐き捨てるかのように歌ってた。
「たちの悪いクセだね。このまま車ごと・・・」
うん!うん!ある!ある!ってヤバイ部分に共鳴しちゃったり
「眠りたい、もう眠りたい!全部凍らせたまま・・・」
まさしくその通り!!・・・ってヤケになっちゃったり
「ZEROがいい!ZEROになろう!もう一回!!」
ヤバイ部分もやけっぱちな部分も全部まとめてクリア!!
最終的には「もう真っ白!!」
この時、脳裏をよぎるのが「あしたのジョー」のラストシーン。
「燃えたよ・・・燃え尽きた・・・真っ白によぉ・・・」
この感覚が異常なのか正常なのか、よくわかんないけど。。。
で、思いこみが人一倍強いオイラとしては、この曲はオイラの
現在の心境そのものだ!!完璧にシンクロしてる!!って
この曲はオイラのために作られた曲だ的な、思い違いも甚だしい
状態に陥ってしまった。
退院後、久々にパソコン通信した時、yama-pという安易な
ハンドルに不満を持っていたオイラは、入院中に思いっきり
共鳴した「ZERO」に変えることにした。
まぁ、その頃は自分のサイトを持ってるわけじゃないから
コテハン使う必要は全くなかったんだけどねぇ~
特に決まったネット友達もいなかったので、ハンドル変えても
誰も気づかないんだけどねぇ~。。。(-_-;
そして、時は流れ世間はインターネットブームの波へ!
まずは気軽にジオシティーズで掲示板とチャットのみのサイトを作る。
数人の友達ができた頃、タイトルを「ZERO World」にして
ゲームコーナーやB’zコーナーなどのコンテンツを増やした。
CGIをかじって掲示板の改造に走りだした頃からオフ会への誘いが
頻繁に入るようになった。
サーバー借りて、レンタル掲示板を作成し、ネット友達に無料で貸し
はじめた頃は連日の書き込みやメールに対応するだけで精一杯。
トップページはGIFで炎が燃えるイメージにしてBGMに
「Liar!Liar!」を流していた。
サイトは思いっきり盛り上がってるしオフ会でも盛り上がってるのに
もうひとりのオイラは冷めちゃってたんだろねぇ~。。。
だって、無表情なまま書き込みに返信して、(笑)なんて平気で
書いてたんだもん。笑ってねぇじゃん!オレ!
自分がそうだからといって、みんな同じってわけじゃないのに
誰もがLIARって思いこんでた。
毎月のように東京オフしてた時は「さまよえる蒼い弾丸」で
遊びすぎて生活そのものが「ギリギリChop!」になって
「熱き鼓動の果て」に妻と出会い「IT'S SHOWTIME!!」
ほんと一気に世界が変わり、やたらとイラついたり、冷めた目で
世の中を斜めからみたりしてたのがウソのように消えた。
いい意味で「真っ白」になり「ZERO」=「原点」になった。