始めに・・・

せっかく始めたので何かを書かねばと思いつつ、
ネタになるものを探してみましたが、見つからないので
とりあえず、最近読んでる本の話でも・・・

今、読んでいる本の一つ前に読んでいたのはカズオ・イシグロの「私を離さないで」です。
あらすじと帯を見て買ったのですが、読み応えがあって楽しかったです。

ある施設で育った女性の回顧ストーリーという形で物語が始まります。
読み進めていく上で、「あれ？」と思うことが多々あるのですが、特にフューチャーされることも無く、説明もされず物語がどんどん進んで行き、唐突に本当にさらりと疑問に思ったことが氷解していくという、なんとも不思議な書き方。最後の方で急速に収束していくストーリー、どれをとっても上手いと思わせる内容でした。

読了後は、様々な想いを抱くと思います。
僕の場合は、怖さをまず感じ、その後心の中にずっしりとのしかかる感動というか、心の震えを感じました。
自分だったらどうするか？ということを考えさせてくれる、本当に良い本だったと思います。

そして今読んでいるのは、新堂冬樹の「黒い太陽」で、あと終章を読むだけなのですが、始めの方は人間描写など非常に面白かったのですが、後半に行くにつれ、だんだん強引過ぎる展開になってきて、心理描写は相変わらず、面白いんだけど違和感を感じてます。主人公の心の動きはわかるんだけど他の登場人物の気持ちに？がつくことが多いです。もうちょっとページ数増やしてその辺の描写をしっかりしてくれたら良かったのに残念だなって思います。

ただ、その辺のマイナスはありますが、ドラマ化されるだけあって面白いと思います。

なんか、始めから書評サイトっぽくなってしまいましたが、
書き方に早く慣れて読みやすいサイトにしていきたいと思います。