久しぶりに下総国の延喜式内社の御朱印を頂きに行こうと思い下妻市を訪れました。
延喜式内小社の桑原神社さんは、無人の為、管理している宗任神社さんへ行きました。
宗任神社の御祭神阿部宗任公(弟)・阿部貞任公(兄)は、前九年の役(1051~61)で源頼義に破れた阿部宗任・貞任の兄弟を宗任の神託により奥羽鳥海山の麓から当地(旧黒洲郷)往来して鎮齋した。
山口県の安倍氏は、宗任の子孫と呼ばれており、亡くなられた安倍晋三元首相の先祖にあたる。
神託により地名も宗道に改められた。
阿部宗任氏の家臣であった松本氏が現在も宮司を務めており、現宮司は33代目。この地を900年余り守っていらっしゃる。
鎌倉時代~現在に至るまでの古文書を保持。
この辺りの歴史を知る良い資料として大学なので、使われているらしい。
明治期に火災があり、本殿等は焼けてしまったが、古文書は、水戸徳川家の大日本史編纂でずっと貸出中だったので、奇跡的に火災を免れた。
神社裏に日本土木遺産及び国指定有形文化財の江連用水旧溝宮裏両樋がある。
煉瓦造りの素敵な水路なので、別に紹介したい。
御朱印代300円