以前から、気になっていた茨城県笠間市にある三瓶(みかめ)神社さんに、参拝致しました。
ここの神社の御祭神は、宗像三神です。
面白い昔話が、いくつかあり、とても興味深かった。
当神社の社殿の横に3つの瓶が埋められており、これが「常陸国風土記」の「朝房山」の記事において努賀毘咩が蛇(神の子)に向かって投げつけた瓫甕(瓶)である、という伝説がある。また、別の伝説によれば、当神社の北に「八瓶山(やつがめさん)」(茨城県城里町塩子、標高344m)があり、昔、鹿島明神が八瓶の水をもらいたいと申し出た。明神はどうにか五つの瓶は運ぶことができたが、三つの瓶はどうしても動かすことができなかった。やむなく、三つの瓶は飯田の地に置いたまま帰っていった。この三つの瓶を祀ったのが、当神社であるという。因みに、「八瓶山」には8つの峰があり、ここに8つの頭を持つ大蛇が棲んでいて、時折里に下りてきて美女を呑み込んだ。困った村人が8つの瓶に酒を造り、酒を飲んで酔っ払って寝込んだ大蛇を退治した、という「八岐大蛇」伝説みたいなものもある。
実は、出雲神話の伝わっている地域の北限が茨城県である。
笠間市には、稲田姫を奉る稲田神社もあり、偶然なのかとても興味深い。
この瓶は、どんな時でも水量は変わらないが、何か変事があると水の色が変わると言われています。 東日本大震災時に、瓶の様子を見たかったなぁ。
摂社の大日神社
御朱印はたぶん無いと思います。