伊津美(いずみ)鳥見(とりみ)神社

伊津美は、泉地区の旧地名だったと思われる。
由来など
旧沼南町史によると、泉地区の鎮守である。
鳥見神社と登録されているが、実際は鳥見(饒速日命)・香取(経津主命)・春日(天児屋根命)の三神を祀る。
同地区の高台に位置し、境内は築地で囲まれている。
創建については、不明だが、「伊津美神社」の篇額と古軸を現存すること、また、社殿の方角が旧泉村の中心部に背を向け、中世の相馬氏の城趾と伝えられる[立(立て)の台]に向かっていることなどから、古い歴史があると推測される。

現在の本殿は、明和6年(1768)12月の再建である。
安政3年(1856)6月24日、京都の吉田殿より[鳥見神社]の官位を受けている。

相馬氏の城趾と言うことから、元々は妙見では?と考えたのだが、神社に関する別の記述があった。
明治43年(1910)4月、妙見社は地区の鎮守、鳥見神社に合併されて、本殿はそっくり移転してしまいました。
これを、後世まで伝える為、旧境内には、「遺跡碑」の石碑が建てられた。
ところが、泉地区では、凶事が続き、妙見大神が旧地へ帰りたがっているとして、昭和9年(1934)になって、旧地に新本殿を建て、祭神は再び、旧地に祀られました。
現在でも、泉妙見山城跡の中城に祀られいるそうです。

獅子より、猫化の動物に見える
拝殿 伊津美神社と篇額がなっている。

本殿
シンプルな造りの本殿であった。
銅で、できていると思われる飾りが気になった。
軒下に彫刻が集中している
石を、支柱の台としているのが、歴史を感じる
蛙股は、花が、彫られていた。





すぐ隣は、泉ふるさとセンター。
駐車は、こちらに止めると良いだろう。
高台にあるため、神社内に止めることはできない。

妙見社にも、こうなると行ってみたい。