下野薬師寺
一部回廊部分が復元されている。
手前の石は、柱の跡

出土品などから、7世紀末頃が創建と考えられています。 【続日本後記】の嘉祥元年(848 年)条に、「下野国申す、薬師寺は天武天皇の建立する所也、」との記載があり、これを裏付けています。
730年頃、国の出先機関である「造下野国薬師寺司」が設立され、国家事業として、造営が進められていきます。
749年、法隆寺・四天王寺などとともに下野薬師寺に墾田500町が認められる。
761年僧の受戒のための戒壇が置かれ、東大寺・筑紫観世音寺と並ぶ三戒壇の一つに数えられました。

現在、史跡指定となっている場所は、ほんの一部です。いかに、大きな寺院であったが、わかりますねニコニコ

安国寺近くにある歴史館に行くと、瓦や発掘品、寺に関わる文献資料などがあります。
瓦は、龍角寺さんの瓦と似た感じの瓦でしたおねがい

1339年下野薬師寺の名を安国寺に改めたという。以後、安国寺として、現在に至る。
近日、名前を以前の薬師寺に戻すそうだ。



伽藍の礎石



現在、修復中の様です。

六角堂
戒壇の伝承地に建てられています。
幕末に創建されたと考えられている。
細やかな彫刻
鮮やかな彩色
とても、素晴らしい建造物であった。


六角堂の前にかなり古い形の墓があった。
上野三碑の多胡碑に形が似ている。

寺を出てすぐの所に、幢竿支柱が再現されていました。
幢竿支柱とは、建物の荘厳さを示す為に、旗竿を支える柱なんだそうです。
右の方に行くと塔の跡がありました。

残っていないのが、非常に残念です。
発掘及び復元など、これからもしていくらしいので、今後が楽しみです。

御朱印は、安国寺さんで頂きました。
もうすぐ、名前変わるから、そろそろ書き納めだよ。とおっしゃていたのが、印象的でした。

もう少し、復元が進んだら、また行ってみますかね。

御朱印代 300円

日本三戒壇、こうなると全部行ってみたいですね爆笑

それにしても、達筆ですね音譜
私も、こうなれたら良いのに…えーん

真ん中の印は、出土した瓦と一緒ですねウインク

歴史溢れる下野薬師寺跡、安国寺さんでした。