夏休みが近くなったある日1人の生徒が登校した。

そして海斗と龍人、加奈の教室に入るとクラスメイトはざわついていた。

「あいつ誰だ?」

「もしかしてあいつなのか?」

しばらくすると湖南もやってきた。

「湖南、あれ誰だ、みんなざわついているけど」海斗が聞く。

「光君だよ」

しかし海斗は誰だが分からなかった。

そこに胡桃も慌ててやってきた。

「嘘でしょう」

それはかつて自分が見下だしていた光楽人だったがその姿はメタボ体形から細身の体系になり清潔でイケメンとなり同一人物とは思えないほど変わっていた。

性格も前は弱久しさがあったのに対し明るく爽やかな好青年になっていた。

そしてその日以降楽人は女の子から注目の的となった。

数日後、屋上で海斗と龍人、加奈が集まっていた。

「しかし楽人、凄い人気者だね」

「いいな、あの人、あんなにモテて」海斗は羨ましかった。

そこに楽人がやってきた。

「久しぶりだね龍人、でも君は」

楽人は海斗と初対面だった。

龍人は海斗について説明した。

「そうなんだね。よろしく」

「しかし君いいね、凄いモテて」

「まぁね。ダイエットとか大変だったけど」

「みんな何しているの?」

振り返ると湖南がいた。

湖南を見た楽人は一瞬にして心が麻痺した感覚に襲われた。

楽人は湖南に一目惚れしてしまった。

湖南とはクラスが違う事やすぐ不登校になったため湖南の顔を覚えていなかったための一目惚れだった。

一方、胡桃は後悔していた。

「まさか自分が見下していた楽人があんな風になるなんて」

「今度は楽人を狙うの?」加奈は声をかけた。

「別に。今更遅いし」

「あなたは本当に人を好きになった事あるの?」

「あるわよ。そんなの」

「でもあなたが好きになる人ってただ側に置きたいだけの物扱いに感じる」

「あなた不愉快ね」

胡桃は去っていった。

翌日、海斗と加奈、龍人が屋上にいるとそこに楽人がやって来た。

「あれ? 風凪さんは」楽人が聞く。

「今日は休みだよ」

「そうか…」楽人はがっかりだった。

そこに時がやって来た。

「お前誰だ?」時も楽人を覚えていなかった。

「俺は光楽人だ。まぁしばらく学校休んでいたから覚えていないのも仕方ないけど」楽人は笑顔で言った。

「そうか…まぁ別にいいけど」時は理解した。

そこに胡桃もやってきた。

楽人は前回の事もあって胡桃に威圧感を覚える。

「楽人君、この前の返事だけど…」胡桃は馴れ馴れしく話しかける。

「お断りだよ」楽人は冷たかった。

「君は告白した僕に対して酷い事を言ったじゃないか、それで僕はとても傷ついた。それがきっかけで僕は学校に行けなくなった、君は僕にあなたの命に価値がないと言ったじゃないか」

楽人は自分の受けた苦痛を伝えた。

初めて知った海斗と龍人、時は驚く。

「酷いな…胡桃」海斗は冷めた表情となる。

「流石に擁護出来ないな」龍人も同じだった。

しかし加奈は前から知っていたため驚かなかった。

「あの時はごめん…でも今は」

「言い訳なんて聞きたくないさ」

楽人は胡桃から去っていった。

加奈は胡桃が何かしたいか分からなくなっていた。