1月、3年生の生徒達は受験が近づき不安になっていた。

放課後、蓮と剛は屋上で話していた。

「しかし最近みんなと遊んでいないんだよな」剛は寂しそうだった。

「仕方ないさ。受験シーズンだし今遊んでいる暇なんでないだろう」

蓮は剛を見る。

「そういえばお前はもう受験終わったんだったな」

「まぁね。かなり早いところだったから」

蓮は将来を考える。

「でもお前は卒業と同時にこの世界からいなくなるんだろ?」

「まぁな。でも元の世界に戻ったら再び虚しい社会人生活だけど」

蓮は元の世界に戻ったら大学に行く事も考えたがしかし23歳の自分が5年遅れた大学に入ってもほぼ年下の人とやっていけるが不安だった。

夜、蓮が家に帰ると天使がいた。

「……俺…元の世界に戻ったらこの世界でやって来た事全て無駄になるんだろ?」

「経験などは残りますが状況は以前と同じになります」

蓮はパソコンを立ち上げネットで大学受験を調べる。

「あなたの事ずっと見守っていましたが1年前からずっと勉強を頑張っていましたね」

「大学に興味があってね。元の世界に戻ったら受験しようかと思ったけどでもやっていけるか分からなくて」

「貯金はいくらあるのですか?」

「1000万円」

「よくそんなに」

「使い道がほとんどなかったからね」

蓮は何故がまだ2次で受け付けているところを探してみた。

天使は聞いた。

「なぜこの世界で大学を探しているのですか?」

「分からない…でも何かしていられないから」

蓮は元の世界に戻った際の計画を考える。

2週間後、蓮と奈美が学校に行くと嬉しそうな美羽がいた。

「どうしたんだ?」

「受験合格したのよ」

「そうなんだ…おめでとう」奈美は喜んだ。

すると修もやって来た。

「俺も合格していた。これでやっと受験終わりだよ」修は安心していた。

ふと机を見ると必死に勉強をする月美がいた。

「月美、明日受験らしい」

「じゃそっとしてあげよう」

その頃、大我が屋上に行くと千がいた。

千は落ち込んでいた。

「……落ちたのか?」

「あぁ…2次に持ち越しだ」

大我は敢えて励まさずその場を去った。

「落ち込むなよ」

振り返ると鎧がいた。

「別に落ち込んでいない。まだ2次があるからな」

「俺も落ちたけどでも全然気にしていない」

「お前は能天気なんだよ」

その頃蓮は図書館で勉強をしていた。

蓮はなんのために大学に行き将来何になりたいのか全く定まっていなかったがしかしそれでも何かしらしたいと考えていた。

そして3月になり受験は終わった。

千、月美、鎧も受験に合格し全員無事卒業が決まった。