放課後、蓮達7人は海神公園にいた。
「そういえばこの前、みんなで遊園地行けなかったからもう一度行かないか?」鎧は提案する。
「いいね。行こう」美羽は賛成する。
「そうだな。行こうじゃないか」修も同じだった。
「だが前に蓮と奈美、2人で行ったようだが2人で楽しめたのか?」千は気になった。
「楽しめたよ。2人だったけど」奈美は答えた。
すると剛がやってきた。
その横には滝沙紀という女がいた。
――何なんだこの人は?
蓮達は注目していた。
「紹介する、彼女は俺の彼女だ」剛は説明する。
「彼女だと…お前…」蓮は何故かショックだった。
「はじめまして沙紀です」
鎧は近づく。
「やぁやぁ俺は湖田鎧、いつも剛がお世話になっているね」
「人の女にナンパはやめろ」千は止める。
そしてしばらく蓮達は沙紀と話した。
「ところで2人はどこで出会ったの?」奈美は聞く。
「夜、帰っているとそこに沙紀がいた。落ち込んでいて話しかけたら意気投合して付き合う事になったんだ」
「つまりナンパみたいな事ね」美羽は理解した。
「いいね。そういうの。俺も彼女が欲しいよ」鎧は言う。
「彼女か…俺は今は良いや」千はあまり興味はないようだった。
そして夕方になり、蓮達は帰る準備をする。
「もしもっと仲良くなったら一緒に遊園地に行かない?」奈美は誘う。
「いいよ。でも今受験だからあまり余裕はないけど」
そして蓮達は別れた。
剛は沙紀と帰っていた。
「よぉ沙紀」
そこに山内健がやってきた。
健は不良の青年で剛より5つ年上だった。
沙紀は目線を逸らす。
「誰だあんた?」剛は聞く。
「沙紀の彼氏だよ」
「え?」剛は戸惑う。
「違う。付き合っていたけど今は別れてる」
「俺はまだ別れていないんだよな」
健は剛の前に立つ。
「お前、こいつと付き合っているようだな。こいつと別れろ。さもないと痛い目に合わせるぞ」健は怒鳴る。
「でも沙紀は別れたと」
「お前に関係ないだろ!」
健は時計を見る。
「この後、用があるんだよ。遅れるわけにはいかない」
健は急いでその場を去る。
「ごめんね。大丈夫?」
「大丈夫だよ」剛は無理していた。
とてもビビっていた。
翌日、蓮達は屋上にいた。
「そういえば彼女、どこの高校なの?」美羽は聞く。
「……岸牧高校だよ」
しかし剛は昨日の事もあり動揺していた。
「でも私より明るい人だったね」月美は言う。
その言葉に剛は尚更沙紀の闇を感じた。
放課後、蓮達がいつもの公園にいるとそこに沙紀がやってきた。
7人は知らないが剛と沙紀は気まずそうだった。
「元気ないようだけどどうしたの?」美羽は聞く。
「いや元気よ。ちょっと気分悪い映画見てただけ」沙紀は誤魔化した。
「それなら良いよ。ところでどこに行く?」鎧は呑気だった。
しかし蓮は何か違和感を覚えていた。
「よぉ沙紀」
そこに健がやってきた。
剛は恐怖を感じた。
「沙紀、俺の所に戻ってくる気になったが」
「私は…」沙紀は目を逸らす。
「おい昨日のガキ、こいつと別れる気になったか」
剛は黙ったままだった。
「お前、さっきから何なんだよ?」
修は近づくが健は顔面にパンチし修を吹き飛ばした。
「大丈夫か?」千と美羽は駆け寄る。
「お前何なんだ」蓮は聞く。
「誰だが知らねぇが引っ込んでろ」
健は剛を見る。
「彼女とは別れていないんだよ。だからむしろ悪いのは浮気しているお前なんだよ」
「別れてくれるか?」
「……はい」
「あなた何言っているの?」美羽は言う。
「沙紀さんはお前の彼女だろ」千は焦る。
沙紀を無理やり連れ去ろうとした。
「おい、待てよ」
修が引き留めようとしたが健は修を床に倒し顔面キックをした。
修は血を流し倒れこむ。
「修‼」蓮達は修の側に行った。
健は沙紀の手を掴む。
剛は沙紀の手を掴もうとしたがためらい掴めなかった。
そして健は沙紀を連れて行ってしまった。
剛は今までにないぐらい恐怖を感じてしまった。