授業が終わり休憩中美羽が廊下を歩いていると目の前をクラスメイトのカップルが手を繋いで帰っていった。
「どうしたの?」
そこに奈美がやって来た。
「…私、恋愛した事ないなと思って」
「私もだよ」
「高校生なんだから恋愛ぐらいしたいと思ってるんだけど」
「好きな人いるの?」
奈美の質問に美羽は思わず戸惑う。
「一緒にいたのか」
そこに修が来た。
美羽は思わず目を逸らす。
「どうした?」
「別になんでもないよ」
美羽は思わずその場を離れた。
最近美羽は修に対し特別な感情を抱いていた。
しかしその特別な感情が分からなかった美羽はクラスの女の友人に相談した。
「それは恋だよ」
「まさか」
するとその友人は占いを始める。
「苦しみの果てに好きな人と結ばれる。そしてその切り札は意外な人物である。いいじゃん。美羽」
「でも意外な切り札っで誰?」
「鎧くんとか剛君とかじゃない」
「あの2人が」美羽は疑った。
放課後、屋上に行くとそこに修だけがいた。
「修」美羽はまだ戸惑う。
「みんなは?」
「分からないわ」
「そうか」
美羽が教室に戻ろうとした時、突然修は美羽の腕をつかむ。
美羽は思わず緊張が走った。
「……ずっと美羽の事が好きだった」
美羽は予想外の出来事に言葉が出なかった。
「何やってんの」
鎧が現れた途端、修は美羽から手を話した。
「何でもない」
修は帰っていく。
夜、美羽はベッド寝ながら考えていた。
修にいきなり手を握られて告白された事が嬉しかったがしかし同時に迷っていた。
翌日、美羽は間島麻美にある頼み事を去れる。
「美羽、これ修君に渡してほしいんだけど」
それは修へのラブレターだった。
「いやそれは…」
美羽は一瞬迷うも受け取る。
しかし美羽は朝美がフラれるような気がして心が痛くなる。
何故なら朝美は顔こそ普通より少し上だが下品で言葉遣いが汚くそして大口で笑いながら手を叩く等美羽とは真逆の下品な女だった。
そのため男子からはあまり良く思われていなかった。
昼休み、美羽は屋上にいた。
「美羽、元気ないけどどうしたの?」奈美は声をかけた。
「何でもない」
「奈美、人を好きになるってどういう事?」
「え? それは…私も分からない……でも人を好きになることはいいことだと思うし正直に生きれた方が良いと思う。でも私も人の事言えないけど」
美羽は奈美を見る
「奈美は好きな人いるの?」
「……いる」
「いるの。誰?」
「……言えないよ」
「そうだね。言えないか」
「でもお互い頑張ろう」
「うん」
美羽は元気にはなれなかったがしかし奈美に励まされた気分だった。
「何やってんだ」
そこに千がやってきた。
「別になんでもないよ」
美羽は勇気を出して聞いた。
美羽は部屋に戻ろうとすると廊下で大我に遭遇する。
「随分、元気ないようだな」
「色々あってね」
大我は質問した。
「奈美って彼氏とかいるのか?」
「いないけど」
「そうか…なら俺が奈美を手に入れようじゃないか」
「奈美の事好きなの?」
大我は顔を曇らせた。
「…奈美は好きなようでそうでもない。でも好きという感じだ」
「意味分からないよ」
「そういえばさっき修が階段から落ちて保健室に行ったそうだ」
美羽はすぐに保健室に行った。
そこには修だけがいた。
「修、大丈夫?」
「大袈裟だろ」
美羽は安心した。
「何だその紙は?俺宛だが」
「…朝美から
美羽は迷いながらも朝美からの手紙を渡した。
修は手紙を読み理解した。
「朝美は修の事が好きなの。だから私は…」
「美羽、昨日の話の件は?」
美羽が黙っていると修は美羽の腕を掴み手前に引っ張った。
「近いよ…」美羽は美羽は心臓が止まりそうなぐらいに胸が鼓動した。
「俺は美羽の事が誰よりも好きだ。1年の時、俺を先輩から助けてくれた時から美羽のことが好きだった」
「私は……」
美羽は我慢していた気持ちをほどき涙を流す
「私も修の事が好きだった。でもずっと言えなかった」
修は美羽の唇にキスをした。
そして美羽は修と付き合う事になった。
しかしそれはあえて蓮達には言わなかった。
翌日、修は朝美に返事した。
「どうして!正直に言って」
「言いたくないんだがお前、手を叩いて笑ったりするだよ、後、デカいとかなんとかかよ、
なんとかじゃねぇ~よとか言うだよ。俺はそういう下品な女が苦手なんだ」
「そんな」
朝美は泣いて去っていった。
美羽は陰から見ていた。
「俺もそういうことは言いたくなかった。でもあいつの下品さは凄いからそこを直さないと別の男を好きになってもその男に好きになってもらえないと思って」
美羽は複雑だった。