7月の放課後、部活動はなかったが修が美術室に向かっていた。

修は呆れていた

——あいつら…ずっとさぼってるな

しかし美術室に入るとそこには知らない生徒がいた。

それは雪中月美だった。

彼女は奈美以上に暗かった。

修は特に気をかけず作業をする。

休み時間6人で屋上に行くとそこに月美が座っていた。

「ちょっと話しかけてみるか」剛は行こうとする。

「やめた方が良いぞ」千は忠告する。

「大丈夫だよ」

そして剛は月美に声を話しかけた。

「ねぇねぇ君」

「やめて」

月美はそう言い帰ってしまう。

剛はショックを受けた。

「忠告した通りになったな」

放課後、蓮達は美術室に向かうとそこには月美が座っていた。

月美は蓮達に気付いたが気にせず作業を始めた。

しばらくするとまだ剛が興味本位で話しかけようとした。

「やめとけ、さっきも拒否されただろ」

「今度はちゃんとするよ」

蓮の忠告も剛は聞かなかった。

「ねぇ君」

「何で話しかけるの……嫌なんだけど、そういうの」

月美は怒って帰ってしまった

「あなた馬鹿だね」美羽は呆れた。

「お前嫌われるぞ」修も忠告した。

剛は話しかける事をやめる事にした。

翌日の放課後、月美が家に帰ろうとした時家のカギを失くしたことに気付いた。

そこに剛がやってきた。

「どうしたの?」

「………鍵を失くした」月美は嫌々ながら言う。

――早く行ってほしい

「一緒に探すよ」剛はそう言い探し始めた。

「1人で探すから大丈夫」

「でも早く見つかる方がいいだろ」剛は探すのをやめない。

「そうだけど…ねぇ…なんでそうやって人と関わろうとするの?」

「理由なんてない。ただみんなで仲良くできれば良いとだけだ」

そして剛は月美を見る。

「俺は誰だろうが差別しないし平等に接する」

月美は思った。

剛は人が好きで人と仲良くしたいだけの人だと。

ふと見ると他の自転車の下に踏まれていた。

剛はそれを拾い月美に渡した。

「ありがとう」

「じゃまだ明日」

月美は帰るか剛も同じ方向に帰っていく。

翌日、月美は蓮達と一緒にいた。

「昨日はありがとう…」月美は剛を見る。

「良いんだ別に」

「……私は余計な事を考えていたのかもしれない。もっと柔軟に考えればよかった」

「今からでもできるさ」美羽は励ます。

「そうだよ。だからこれから頑張っていけば良い」奈美も応援する。

月美はこれから自分を変えていく事を決意した。