正直なところ、彼は何を考えているのかわからない。
イスラム国と名乗るテロリスト集団に2名の日本人が殺害された
ことは記憶に新しい。
うち1人のジャーナリストは「自己責任」と言う言葉を使った。
返納させられた人も「自己責任で行くんだからいいだろ」だと
思っているのかもしれない。
確かにジャーナリズム精神から言えば、「真実を伝えなければ」と
言うのかもしれない。
しかし、「自己責任」と言う言葉をものすごく簡単に考えているように
しか思えないのである。
いや、自分の中では真剣に考えているのだろう。
海外で車の運転をしていて事故をした。
何かをしでかして逮捕された。
これは「自己責任」でカタがつくかもしれない。
しかし紛争地では全く重さが違う。
ましては相手は国の軍隊ではなく、テロリストであるなら
「自己責任」では済まなくなる。
殺害されたジャーナリストのように身代金を国に対して
請求されたら国は「自己責任で行ったのだから知らん」
などとは絶対にならないのである。
国内中が成り行きを見守り、日本政府がどんな対応をするか。
ヘタな事を言えばたちまちバッシングに合い、責任を取らされる。
あのいきさつを見てでもまだ安直な「自己責任論」で行こうとするのか。
もはや売名行為にしか思えないのだが・・・