個人的な意見を言わせてもらえば、大賛成である。
と言うよりも今までない方が、先進国としておかしいと思うのだが。
特定秘密保護法の「特定」とは何を対象にするのかが非常に重要だが、
通常、国家が「特定」とするのは、セキュリティに関することを指すはずである。
防衛(軍事)に関すること、外交に関する事。テロ対策に関する事など。
何年か前にファイル共有ソフトによる自衛隊の情報漏えいや
最高軍事機密の塊のようなイージス艦のスペックが漏えいした可能性が
高い事件。
この事件により、次期主力戦闘機になるアメリカのF22ラプターが
第一候補になっていたのに、アメリカが「そんな秘密情報を流出させる国に
最重要機密の機体を売れるはずがない」と激怒させた。
また、呆れさせたのは北朝鮮がテポドンを発射させるときに
展開させたパトリオットミサイルの配置をご丁寧に映像で放送しているような
マヌケな日本である。
いざ有事の際、一体どうするのだろう。
それでも「○○県の○○にパトリオットを展開させました」と言うだろう。
攻撃する側は「位置を知らせてくれてありがとう」的にまず、防衛拠点を叩き
ミサイルを撃てばいいだけだ。
相手にしてみれば、いちいち工作員から連絡を受けなくても、
勝手に配信してくれるのだから楽な戦争である。
これは現在の「秘密保護法」が中途半端すぎるからであると思う。
これからいろんな問題は出て来るであろうが、きちんと煮詰めた上で、
成立させるべきだと思う。
この法案は「個人情報保護法」の国家版みたいなものだろうし。
ただし、今問題になっている原発の放射線、汚染水漏れ等、
国民に直接影響するような問題は決して秘密にしてはならない。
もちろん、原発のセキュリティに関しては漏らしてもらっては困るが。
もっとも、原発のセキュリティが世界で一番甘い国も日本だと思うが。