昨日の日経の夕刊に掲載されていた、作家の乃南アサさんのインタビューで気になったフレーズがあったので、ここにメモをしておきたい。(WEBでは、有料会員でないと記事がみれない・・)
乃南さんは、地震のとき、仙台に居たという。「地のはてから」という過酷な時代に北海道で生きた女性たちの小説を書いた後のことだった。昔と今に生きる人々を比較して、鋭い指摘をしている。
「今の人は人生に快楽を求め、ごほうびがないと頑張れない。生き方が多様になり、テレビや雑誌で成功者を見ると、もっと別の生き方があったんじゃないか、自分は貧乏くじを引いたのではと思う」
「自分の生き方に満足していると、つまらない人と言われる。幸せになりたいと占いに凝り、本を読んで頑張ってみるが、世の中それほど甘くない。かつてはモノが増えることが幸せにつながっていた。今は何が幸せかもわからない。ぼんやりとした不幸せ感が社会をおおっている」
「平和ぼけが長かった私たちは被災地の人を除けばまだ実感としてわかっていない。戦争も自然災害もテレビ越しにしか見たことがないのですから仕方ありませんが、この大災害を現実のものとしてかみしめなければいけない」
「被災地の人も私たちも、深く考え込まないでとにかく生きること。理屈は後でついてくる」
~日経新聞 夕刊 2011年3月26日~
乃南さんは、地震のとき、仙台に居たという。「地のはてから」という過酷な時代に北海道で生きた女性たちの小説を書いた後のことだった。昔と今に生きる人々を比較して、鋭い指摘をしている。
「今の人は人生に快楽を求め、ごほうびがないと頑張れない。生き方が多様になり、テレビや雑誌で成功者を見ると、もっと別の生き方があったんじゃないか、自分は貧乏くじを引いたのではと思う」
「自分の生き方に満足していると、つまらない人と言われる。幸せになりたいと占いに凝り、本を読んで頑張ってみるが、世の中それほど甘くない。かつてはモノが増えることが幸せにつながっていた。今は何が幸せかもわからない。ぼんやりとした不幸せ感が社会をおおっている」
「平和ぼけが長かった私たちは被災地の人を除けばまだ実感としてわかっていない。戦争も自然災害もテレビ越しにしか見たことがないのですから仕方ありませんが、この大災害を現実のものとしてかみしめなければいけない」
「被災地の人も私たちも、深く考え込まないでとにかく生きること。理屈は後でついてくる」
~日経新聞 夕刊 2011年3月26日~
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