昨日は、月一回の病院の日。
まさか、その日に地震に合うとは…。
予想外に長い時間を慶応病院で過ごすことになってしまった。
傷病手当の手続きをするため、昨日は少し早目に到着。
まだ前の相談者がおわってないので、しばらく廊下で待っていた。
と、なんだか軽い揺れを数回感じた。隣の女性と「地震ですよね?」と言いあっていたら、と突然大きな揺れが!
なかなか、揺れが収まらない。。
治療室のほうから器具がガシャッと落ちる音や、書類が落ちる音などして、騒然となる。
ガタイのいい看護士さんが、処置室から飛びだしてきてドアをうごかないように押さえながら「大丈夫ですか?」と叫んでいた。
こういう人の近くに居るとなんだか心強い。
その後、慌てて旦那に電話をするが、SoftBankは繋がらない!廊下ではスタッフたちが対応に追われていた。
会計を済ますして駅に行くと、なんとJRは不通。
信濃町駅にはひとが溢れ始めていた。危険回避にお茶でも飲もうと思っても周辺の店は、営業停止か満員。
結局、病院の地下のカフェスペースに舞い戻った。
この時、すでに3時半。
ここで一時休憩と思っていたが、一向に交通は復旧する見込み無し
。帰ることができなくなった患者さんも、集まってきてとりあえずみな待ちの姿勢に。
みんな先に食べ物!とおもったようで、院内のコンビニに人が殺到。
棚のパンやカップ麺を買い込む人で大混雑でレジは長蛇の列が。
私が買ったのは、焼き芋クッキーとクルミのお菓子。
ハイカロリーなものを選んでおく。
旦那とは携帯が一瞬繋がるが、メールはアウト。
これから出社なのに、電車はまだ動かず、足止めらしい。
9時過ぎ。入り口の待合室に行くとかなりの人が椅子に座りこんでいる。
高齢者が多い。みな具合が悪いのに大変。。
職員たちが、交通機関の情報を掲示板に書いたり、水とカンパン配給をしてくれていた。
まさかの緊急事態なのに、本当によくやってくれていた。本当に感謝!
結局JRは運転中止。まだ東急も走らないようだ。
仕方ないから、自販機コーナーで、椅子をくっつけて横になった。
周りのおばさんたちも、静かに寝始めている。
周りに人が居るし、トイレもあるから病院はいい選択肢だったかもしれない。
朝5時。田園都市線が走っているという情報を聞きつけ、まだ暗い夜道を青山一丁目まで10分近く歩いた。思った以上に寒い。。
半蔵門線は、意外にすぐ乗れて、座れる余裕もあった。
昨夜から走ってたのかもしれないが混雑は凄かったのでは?
6時。自宅に到着。家のワンコも無事でホッとした。
なんとも長い夜だった。
まさか入院でもないのに、また病院で夜を過ごすことになるとは。。
病院に、よっぽど縁があるみたい。ちょうど病院で読んでいた香山リカの本「生きてるだけでいいんです 」。
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肩の力を抜けという本の内容なんだけど、この本のタイトルがいまの私の状況を象徴してる。
本当に何もなくて、無事に「生きてて」よかったと今はただ思うだけだ。